小田原観光で食べ歩き!おすすめルート・名物グルメ・人気店の選び方

著者: Tripfolio編集部公開日: 2025/11/29

小田原観光で食べ歩きが人気の理由

小田原観光を計画する際、「どこで何を食べればいいのか」「観光スポット巡りと食事をどう組み合わせればいいのか」と悩む方は少なくありません。

小田原は江戸時代からかまぼこ生産で有名な城下町で、相模湾の新鮮な海の幸と歴史ある街並みが楽しめる人気観光地です。小田原市観光協会によると、小田原駅周辺には約30店舗のかまぼこ店が軒を連ねる「かまぼこ通り」があり、揚げたてのかまぼこや海鮮丼を味わいながら観光できるのが魅力です。

この記事では、小田原観光での食べ歩きルート、名物グルメ、人気店の選び方、所要時間・予算を、小田原市観光協会・小田原市公式サイト等の公式情報を元に解説します。初めて小田原を訪れる方でも、効率的に観光と食べ歩きを両立できるようになります。

この記事のポイント

  • 小田原駅直結のミナカ小田原では11店舗のかまぼこを食べ比べでき、駅から徒歩0分でアクセス可能
  • かまぼこ通りは約30店舗が軒を連ねるが、土曜日でも休業店が多いため営業日確認が必須
  • 早川漁港の朝市(毎月第2・第4土曜日)では鮮魚や干物をリーズナブルに購入できる(11月・12月は鮮魚販売中止)
  • 食べ歩きの予算は1人3,000-5,000円が目安(かまぼこ中心なら3,000円、海鮮丼込みで5,000円程度)
  • 所要時間は駅周辺のみなら2-3時間、かまぼこ通り・早川漁港を含めると半日(4-5時間)

小田原食べ歩きの基礎知識(名物グルメ・エリア・予算)

(1) 小田原の名物グルメ(かまぼこ・海鮮・おでん)

小田原の食べ歩きで外せないのが、以下の3つのグルメです。

かまぼこ: 白身魚のすり身を成型して蒸した小田原の名産品。江戸時代から生産されており、老舗店から新店まで多彩な店舗があります。揚げたて「おっとっとライス」(魚のすり身ともち米を混ぜて揚げた一品、300-500円程度)や「じねんじょ棒」(自然薯40%・白身魚のすり身60%を混ぜて揚げたもの)が人気です。

海鮮: 相模湾で獲れる新鮮な魚介類を使った料理。特にアジは小田原を代表する魚で、「アジのたたき」は小田原発祥とされます。早川漁港の「漁師めし食堂」では、目の前の港で獲れたばかりの地魚を使った海鮮丼(1,500-2,500円程度)や天ぷら・フライの定食が味わえます。

小田原おでん: かまぼこを中心に、地元食材を使ったおでん。ミナカ小田原の「小田原おでん本店」では11店舗のかまぼこを食べ比べできます。また、かまぼこ通りの老舗「うろこき」(創業1781年)では足湯テーブルで小田原おでんと地酒を楽しめます。

(2) 食べ歩きエリアの特徴(ミナカ小田原・かまぼこ通り・早川漁港)

小田原の食べ歩きエリアは大きく3つに分けられます。

エリア アクセス 特徴 おすすめ度
ミナカ小田原 小田原駅東口直結(徒歩0分) 2020年開業の複合商業施設「小田原新城下町」エリア。11店舗のかまぼこ食べ比べ可能、確実に営業 ★★★★★(駅直結で便利)
かまぼこ通り 小田原駅から徒歩約15分 約30店舗が軒を連ねる老舗エリア。歴史ある店舗の風情を味わえるが、土曜日でも休業店が多い ★★★☆☆(営業日要確認)
早川漁港 小田原駅からバス約10分 目の前の港で獲れた地魚を使った海鮮丼・天ぷら。毎月第2・第4土曜日の朝市(午前7時~10時)では鮮魚・干物・地元野菜を販売 ★★★★☆(朝市は早起き必須)

(出典: 小田原市観光協会小田原市公式サイト

(3) 食べ歩きの予算と所要時間

小田原食べ歩きの予算は、以下の内訳が目安です。

項目 内容 目安額
かまぼこ 揚げたて「おっとっとライス」「じねんじょ棒」等(2-3品) 1,000円
海鮮丼 早川漁港「漁師めし食堂」等 1,500-2,500円
小田原おでん ミナカ小田原「小田原おでん本店」等 500-1,000円
その他 スイーツ・ドリンク等 500-1,000円
合計 1人あたり 3,000-5,000円

所要時間は、駅周辺のみなら2-3時間、かまぼこ通り・早川漁港を含めると半日(4-5時間)が目安です。小田原城観光と組み合わせる場合は、移動時間も考慮して余裕を持った計画をおすすめします。

おすすめ食べ歩きルート(駅周辺・かまぼこ通り・早川漁港)

(1) 駅直結ルート(ミナカ小田原)

対象: 初めての小田原観光、短時間で確実に営業している店を回りたい方

ルート: 小田原駅東口直結 → ミナカ小田原「小田原おでん本店」で11店舗のかまぼこ食べ比べ → 揚げたてかまぼこを購入 → 小田原城へ徒歩移動(約10分)

所要時間: 1-2時間

ポイント: ミナカ小田原は2020年開業で、駅から徒歩0分のため営業確認不要。「小田原おでん本店」では11店舗のかまぼこを一度に食べ比べでき、初めての方でも失敗しません。

(2) 老舗巡りルート(かまぼこ通り)

対象: 老舗の風情を味わいたい方、時間に余裕がある方

ルート: 小田原駅 → 徒歩約15分 → かまぼこ通り(約30店舗が軒を連ねる) → 老舗「うろこき」(創業1781年)で足湯テーブルと小田原おでん → CAFE & RESTAURANT やまじょう(11:00~16:00、定休日:火・水)

所要時間: 2-3時間

注意点: 小田原市観光協会によると、かまぼこ通りは店舗により営業日が異なり、土曜日でもほとんどの店が閉まっている場合があります。訪問前に公式サイトや電話で営業確認を推奨します。

(3) 海鮮堪能ルート(早川漁港・港の朝市)

対象: 新鮮な海鮮を味わいたい方、早起きできる方

ルート: 小田原駅 → バス約10分 → 早川漁港「漁師めし食堂」で地魚の海鮮丼(1,500-2,500円) → 毎月第2・第4土曜日の朝市(午前7時~10時、鮮魚は9時~売切れまで)で鮮魚・干物を購入

所要時間: 2-3時間(朝市は午前中のみ)

注意点: 小田原市公式サイトによると、小田原・港の朝市は11月・12月は鮮魚販売中止、台風等の天候不良で急遽中止になる場合があります。開催当日の朝に小田原市公式サイトで開催確認を推奨します。第4週の鮮魚販売では午前6時から整理券配布が行われます。

(4) 体験型ルート(鈴廣かまぼこの里)

対象: かまぼこ作りを体験したい方、家族連れ

ルート: 小田原駅 → バスまたは車 → 鈴廣かまぼこの里でかまぼこ・ちくわ作り体験(50分・1,500円/人、税抜、要予約・定員40名) → かまぼこ博物館(入館料無料) → 常時50種類以上のメニューから選び放題のバイキング「えれんなごっそ」

所要時間: 3-4時間

注意点: かまぼこ・ちくわ作り体験は予約優先制(定員40名)のため、繁忙期(土日祝・夏休み等)は事前予約を強く推奨します。ちくわのみ作り体験は水曜限定で30分・500円/人です。営業時間は9:00~18:00(年中無休・1月1日のみ休館)です。

小田原名物グルメと人気店の選び方

(1) かまぼこ(揚げたて「おっとっとライス」「じねんじょ棒」)

小田原のかまぼこは、揚げたてを食べ歩きするのが定番です。以下の2つが特に人気です。

おっとっとライス: 魚のすり身ともち米を混ぜて棒状にし、揚げたもの。もちもち食感と魚の旨味が特徴で、300-500円程度で購入できます。ミナカ小田原や一部のかまぼこ通りの店舗で販売されています。

じねんじょ棒: 自然薯40%・白身魚のすり身60%を混ぜて揚げたかまぼこ。ふわふわ食感と自然薯の風味が特徴で、価格は400-600円程度です。

店選びのポイント: かまぼこは揚げたてが最も美味しいため、店頭で揚げている時間帯(11:00-14:00頃)に訪問するのがおすすめです。また、老舗の風情を楽しみたいならかまぼこ通り、確実に営業している店を回りたいならミナカ小田原を選ぶと失敗しません。

(2) 海鮮(アジのたたき・海鮮丼)

小田原は相模湾の漁港町で、新鮮な海鮮が楽しめます。

アジのたたき: アジを細かく叩いて薬味と混ぜた料理で、小田原発祥とされます。早川漁港の「漁師めし食堂」では、目の前の港で獲れたばかりのアジを使ったたたきが味わえます。

海鮮丼: 地魚を使った海鮮丼は1,500-2,500円が相場です。早川漁港の「漁師めし食堂」では、鮮度抜群の地魚を使った海鮮丼・天ぷら・フライ定食がリーズナブルに味わえます。

店選びのポイント: 海鮮は鮮度が命のため、早川漁港等の漁港近くの店舗を選ぶのがおすすめです。また、小田原・港の朝市(毎月第2・第4土曜日)では、鮮魚や干物をリーズナブルに購入できます(11月・12月は鮮魚販売中止)。

(3) 小田原おでん

小田原おでんは、かまぼこを中心に地元食材を使ったおでんです。

ミナカ小田原「小田原おでん本店」: 11店舗のかまぼこを食べ比べでき、駅から徒歩0分でアクセス可能です。価格は500-1,000円程度です。

かまぼこ通り「うろこき」: 創業1781年の老舗で、足湯テーブルで小田原おでんと地酒を楽しめます。歴史ある店舗の風情を味わいたい方におすすめです。

(4) 健康志向メニュー(野菜たっぷり・適塩グルメ)

2024年、小田原市は「野菜たっぷり・適塩・食べきり小田原食べ歩きグルメマップ2024年版」を発表しました。血圧予防を意識した野菜豊富・減塩メニューを提供する35店舗が掲載されており、健康志向の方におすすめです。

食べ歩きで失敗しない注意点とコツ

(1) 営業日・営業時間の事前確認

かまぼこ通りの店舗は営業日が不定期のため、訪問前に公式サイトや電話で営業確認を推奨します。小田原市観光協会によると、土曜日でもほとんどの店が閉まっている場合があります。

一方、ミナカ小田原は駅直結で確実に営業しているため、営業確認不要で食べ歩きを楽しめます。

(2) 混雑回避のタイミング

小田原観光の混雑期は、週末・連休・桜の時期(3-4月)・紅葉の時期(10-11月)です。混雑を避けたい場合は、以下のタイミングがおすすめです。

  • 平日: 週末より空いており、かまぼこ通りの店舗も比較的営業している
  • 午前中: 11:00前に訪問すると、揚げたてかまぼこを待たずに購入できる
  • オフシーズン: 5-6月・9月は混雑せず、ゆっくり食べ歩きを楽しめる

(3) 天候・季節による注意事項

小田原・港の朝市は、台風等の天候不良で急遽中止になる場合があります。小田原市公式サイトで開催当日の朝に確認することをおすすめします。

また、11月・12月は鮮魚販売が中止されるため、海鮮を楽しみたい方は10月までの訪問を推奨します。

まとめ:シーン別おすすめ食べ歩きプラン

小田原観光での食べ歩きは、ミナカ小田原(駅直結)・かまぼこ通り(老舗の風情)・早川漁港(新鮮な海鮮)の3つのエリアを組み合わせるのが定番です。所要時間は駅周辺のみなら2-3時間、かまぼこ通り・早川漁港を含めると半日(4-5時間)が目安で、予算は1人3,000-5,000円程度です。

初めての方には、駅直結で確実に営業しているミナカ小田原がおすすめです。老舗の風情を味わいたい方はかまぼこ通りを訪問する際、営業日を事前確認してください。新鮮な海鮮を楽しみたい方は、早川漁港の朝市(毎月第2・第4土曜日)を訪問すると、鮮魚や干物をリーズナブルに購入できます(11月・12月は鮮魚販売中止)。

小田原市観光協会や各店舗の公式サイトで最新情報を確認しながら、自分に合った食べ歩きプランを立てましょう。

よくある質問

Q1小田原食べ歩きの予算はどれくらい?

A11人3,000-5,000円が目安です。かまぼこや軽食中心なら3,000円、海鮮丼や体験を含めると5,000円程度です。揚げたてかまぼこ(おっとっとライス・じねんじょ棒)は300-500円、海鮮丼は1,500-2,500円が相場です。小田原おでんは500-1,000円程度で楽しめます。

Q2かまぼこ通りとミナカ小田原、どちらがおすすめ?

A2駅直結で確実に営業している店を回りたいならミナカ小田原がおすすめです。11店舗のかまぼこを食べ比べでき、駅から徒歩0分でアクセス可能です。老舗の風情を味わいたいならかまぼこ通り(約30店舗)ですが、小田原市観光協会によると土曜日でも休業店が多いため、訪問前に営業日確認が必須です。

Q3小田原食べ歩きの所要時間は?

A3駅周辺のみなら2-3時間、かまぼこ通り・早川漁港を含めると半日(4-5時間)が目安です。小田原城観光と組み合わせる場合は、移動時間も考慮して余裕を持った計画を推奨します。混雑期(週末・連休)は店舗の待ち時間も考慮してください。

Q4小田原で海鮮を食べるならどこがいい?

A4早川漁港の「漁師めし食堂」がおすすめです。目の前の港で獲れたばかりの地魚を使った海鮮丼や天ぷら・フライ定食をリーズナブルに味わえます。また、小田原・港の朝市(毎月第2・第4土曜日の午前7時~10時、鮮魚は9時~売切れまで)では鮮魚・干物・地元野菜を購入できます。ただし、小田原市公式サイトによると11月・12月は鮮魚販売中止、天候により急遽中止の場合があるため、開催当日の朝に確認が必要です。

Q5かまぼこ作り体験の料金と所要時間は?

A5鈴廣かまぼこの里で、かまぼこ・ちくわ作り体験が50分・1,500円/人(税抜、水曜以外、要予約・定員40名)です。ちくわのみは水曜限定で30分・500円/人です。かまぼこ博物館の入館料は無料で、営業時間は9:00~18:00(年中無休・1月1日のみ休館)です。繁忙期(土日祝・夏休み等)は事前予約を強く推奨します。

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Tripfolio編集部

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