高知の観光地おすすめ完全ガイド|名所から穴場まで徹底解説

著者: Tripfolio編集部公開日: 2025/11/28

なぜ高知の観光地が注目されるのか

高知県への旅行を計画する際、「どこを観光すればいいのか」「費用はどれくらいか」と悩む方は少なくありません。

この記事では、高知の定番観光地から穴場スポットまで、エリア別の特性、所要時間、費用を高知県観光情報Webサイトじゃらんnetの情報を元に解説します。

初めて高知を訪れる方でも、効率的に観光地を回れるようになります。

この記事のポイント

  • 高知観光の定番は高知城・桂浜・四万十川で、穴場はむろと廃校水族館・入野の浜など
  • 高知市内のみなら1日、四万十川・室戸岬を含めるなら1泊2日以上が目安
  • 旅行費用は1泊2日で20,000円〜45,000円が目安(交通費、宿泊費、食事代、施設入場料込み)
  • ベストシーズンは春(3〜4月)・夏(よさこい祭り8月)・秋(10〜11月)だが混雑するためオフシーズンも狙い目

高知観光の基礎知識(エリア・特徴・歴史)

(1) 高知観光のエリア区分(高知市内・四万十川・室戸岬等)

高知県は広域に観光地が点在しており、大きく以下のエリアに分けられます。

エリア 主要観光地 特徴
高知市内 高知城、桂浜、ひろめ市場 歴史・文化・グルメの拠点
四万十川エリア 四万十川 日本最後の清流、SUP・カヌー体験
仁淀川エリア 仁淀川 「仁淀ブルー」の美しい水、高知市内から1時間
室戸岬エリア 室戸岬、むろと廃校水族館 自然・ジオパーク・ユネスコ世界ジオパーク認定
東部エリア 入野の浜、やすらぎビーチパーク サーフィン、ビーチリゾート

高知市内は公共交通機関でアクセスしやすく、四万十川・室戸岬は車が便利です。

(2) 高知観光の3つの魅力(自然・歴史・グルメ)

高知観光の魅力は、大きく3つに分類されます。

自然:
四万十川(全長196kmの四国最長の大河)、仁淀川(「仁淀ブルー」と呼ばれる美しい青色)、室戸岬(ユネスコ世界ジオパーク)など、豊かな自然が楽しめます。

歴史:
高知城(現存12天守の一つで、天守を含む15棟の建造物が築城当時のまま現存)、桂浜(月の名所として知られる景勝地、坂本龍馬の銅像)など、歴史的価値の高い観光地があります。

グルメ:
かつおのたたき(高知の郷土料理)、ひろめ市場(約40店舗の飲食店と20店舗の物販店が集まる大型屋台村)など、高知ならではのグルメを一度に楽しめます。

(3) 高知観光の用語解説(現存12天守・日本最後の清流・仁淀ブルー等)

高知観光で頻出する用語を解説します。

  • 現存12天守: 江戸時代以前から現存する12の天守閣。高知城はそのうちの一つで、全国で唯一、本丸御殿の建物も残っています。
  • 四万十川: 全長196kmの四国最長の大河。「日本最後の清流」として知られ、SUP やカヌー体験が人気です。
  • 仁淀ブルー: 仁淀川の美しい青色の水。透明度が高く、SNS で人気を集めています。
  • よさこい祭り: 毎年8月に開催される高知を代表する夏祭り。全国から多数のチームが参加します。
  • 坂本龍馬: 幕末の志士。高知県出身で、桂浜に高さ13.5mの銅像があります。

高知の定番観光スポット

(1) 高知城(現存12天守・アクセス・入場料)

高知城は現存12天守の一つで、天守を含む15棟の建造物が築城当時のまま現存する貴重なお城です。全国で唯一、本丸御殿の建物も残っています。

  • 所在地: 高知市丸ノ内1丁目
  • アクセス: JR高知駅から路面電車で約10分「高知城前」下車、徒歩5分
  • 入場料: 500円(2025年時点)
  • 所要時間: 1〜1.5時間

高知市内観光の起点として最適です。

(2) 桂浜(坂本龍馬像・景勝地・見どころ)

桂浜は月の名所として知られる高知県を代表する景勝地です。坂本龍馬の銅像が太平洋を見下ろしています。

  • 所在地: 高知市浦戸
  • アクセス: JR高知駅からバスで約30分
  • 入場料: 無料(坂本龍馬記念館は有料)
  • 所要時間: 1〜2時間

太平洋の雄大な景色と龍馬の銅像を見たい方におすすめです。

(3) 四万十川(SUP・カヌー体験・観光遊覧船)

四万十川は全長196kmの四国最長の大河で、「日本最後の清流」として知られています。SUP やカヌー体験、観光遊覧船で大自然を満喫できます。

  • 所在地: 四万十市(高知市内から車で約2時間)
  • アクセス: 高知市内から車で約2時間、または JR 土讃線「窪川駅」から土佐くろしお鉄道中村線「中村駅」へ
  • 料金: SUP・カヌー体験 5,000円〜(事業者により異なります)、観光遊覧船 2,000円〜(事業者により異なります)
  • 所要時間: 半日〜1日

自然を満喫したい方、アクティビティ好きの方に最適です。

(4) 仁淀川(仁淀ブルー・アクセス・ベストシーズン)

仁淀川は「仁淀ブルー」と呼ばれる美しい青色で知られ、高知市内から1時間以内でアクセス可能です。

  • 所在地: いの町(高知市内から車で約40分)
  • アクセス: 高知市内から車で約40分
  • 料金: 無料(カヌー体験は有料)
  • ベストシーズン: 3〜4月(水量が豊富で、仁淀ブルーが最も美しい)

高知市内から日帰りで訪れたい方におすすめです。

(5) 牧野植物園(朝ドラ効果・約3,000種類の植物)

牧野植物園は、朝ドラで取り上げられた植物学者・牧野富太郎博士の業績顕彰のため開園しました。8ヘクタールに約3,000種類の植物が四季を彩ります。

  • 所在地: 高知市五台山
  • アクセス: JR高知駅からバスで約30分
  • 入場料: 730円(執筆時点、最新の料金は牧野植物園公式サイトでご確認ください)
  • 所要時間: 2〜3時間

朝ドラファン、植物好きの方に最適です(2024年朝ドラ効果で注目を集めています)。

(6) ひろめ市場(高知グルメの拠点・約40店舗)

ひろめ市場は高知市内中心部にあり、約40店舗の飲食店と20店舗の物販店が集まる大型屋台村のような施設です。高知のグルメを一度に楽しめます。

  • 所在地: 高知市帯屋町2丁目
  • アクセス: JR高知駅から路面電車で約15分「大橋通」下車、徒歩3分
  • 営業時間: 店舗により異なる(多くは10:00〜23:00)
  • 所要時間: 1〜2時間

かつおのたたき等、高知グルメを一度に楽しみたい方に最適です。

高知の穴場観光スポット

(1) むろと廃校水族館(廃校リノベーション・ユニークな展示)

むろと廃校水族館は、廃校をリノベーションした水族館です。プールや教室に水槽を設置し、ユニークな展示が楽しめます。

  • 所在地: 室戸市室戸岬町
  • アクセス: 高知市内から車で約2時間
  • 入場料: 600円(執筆時点、最新の料金はむろと廃校水族館公式サイトでご確認ください)
  • 所要時間: 1〜1.5時間

ユニークな水族館を探している方におすすめです。

(2) 入野の浜(サーフィン初心者向け・絶景ビーチ)

入野の浜は、サーフィン初心者向けの絶景ビーチです。波が穏やかで、ビーチの美しさも魅力です。

  • 所在地: 黒潮町入野
  • アクセス: 高知市内から車で約1.5時間
  • 料金: 無料
  • 所要時間: 半日〜1日

サーフィン初心者、ビーチリゾートを楽しみたい方に最適です。

(3) やすらぎビーチパーク(全長530mの人工ビーチ)

やすらぎビーチパークは、全長530mの人工ビーチです。波が穏やかで、家族連れに人気です。

  • 所在地: 須崎市
  • アクセス: 高知市内から車で約1時間
  • 料金: 無料
  • 所要時間: 半日〜1日

家族連れ、波の穏やかなビーチを探している方におすすめです。

(4) その他の穴場スポット(地元目線の発見)

その他、地元目線の穴場スポットとしては、以下があります。

  • 龍河洞: 日本三大鍾乳洞の一つ(入場料1,200円)
  • 安芸グループふぁーむ: 農業体験・直売所
  • 柏島: ダイビングスポット(透明度が高く、サンゴ礁が美しい)

エリア別モデルコースと所要時間・費用

(1) 高知市内1日コース(高知城・桂浜・ひろめ市場)

高知市内のみを観光する1日コースです。

モデルコース:

  1. 午前: 高知城(1〜1.5時間)
  2. 午後: 桂浜(1〜2時間)
  3. 夕方: ひろめ市場(1〜2時間)

所要時間: 約5〜6時間(移動時間含む)

費用:

  • 高知城入場料: 500円
  • 桂浜: 無料
  • ひろめ市場: 食事代 2,000円〜3,000円
  • 交通費: 路面電車・バス 1,000円〜2,000円

合計: 3,500円〜6,500円(食事代により変動)

(2) 四万十川エリア1泊2日コース(清流体験・自然満喫)

四万十川エリアを満喫する1泊2日コースです。

モデルコース:

  • 1日目: 高知市内から四万十川へ移動(車で約2時間)、SUP・カヌー体験(半日)、宿泊
  • 2日目: 観光遊覧船、四万十川周辺散策、高知市内へ帰る

所要時間: 1泊2日

費用:

  • 交通費(レンタカー): 10,000円〜15,000円
  • SUP・カヌー体験: 5,000円〜
  • 観光遊覧船: 2,000円〜
  • 宿泊費: 10,000円〜20,000円
  • 食事代: 5,000円〜10,000円

合計: 32,000円〜52,000円(1人あたり)

(3) 仁淀川・牧野植物園コース(日帰り・半日プラン)

高知市内から日帰りで訪れる仁淀川・牧野植物園コースです。

モデルコース:

  1. 午前: 仁淀川(2〜3時間)
  2. 午後: 牧野植物園(2〜3時間)

所要時間: 半日〜1日

費用:

  • 交通費(レンタカー): 3,000円〜5,000円
  • 牧野植物園入場料: 730円
  • 食事代: 2,000円〜3,000円

合計: 5,730円〜8,730円(1人あたり)

(4) 費用の目安(1泊2日20,000円〜45,000円・入場料・交通費)

高知旅行(1泊2日)の費用は、以下のように分類されます。

項目 内容 目安額
交通費 高知市内までの往復(東京-高知の場合、飛行機利用) 30,000円〜40,000円
宿泊費 ビジネスホテル1泊 5,000円〜10,000円
食事代 朝・昼・夕(2日分) 5,000円〜10,000円
観光施設 入場料・体験料 3,000円〜8,000円
交通費(現地) レンタカー・バス・路面電車 5,000円〜10,000円

合計: 48,000円〜78,000円(1人あたり、東京-高知の場合)

高知市内のみなら、交通費を抑えて20,000円〜45,000円で旅行可能です(出発地により異なります)。

詳細は高知県観光情報Webサイトや宿泊施設の公式サイトでご確認ください。

まとめ:状況別のおすすめプラン

高知の観光地は、高知城・桂浜・四万十川が定番で、むろと廃校水族館・入野の浜などの穴場も魅力的です。高知市内のみなら1日、四万十川・室戸岬を含めるなら1泊2日以上が目安です。

費用は1泊2日で20,000円〜45,000円(高知市内のみの場合)、四万十川エリアを含めると32,000円〜52,000円が目安です。ベストシーズンは春・夏・秋ですが、混雑を避けたい方はオフシーズン(冬)も検討してみてください。

観光協会や宿泊施設に相談しながら、自分に合ったプランを立てましょう。

よくある質問

Q1高知観光の費用はどれくらい?

A11泊2日で20,000円〜45,000円が目安です(高知市内のみの場合)。四万十川エリアを含めると32,000円〜52,000円になります。高知城500円、龍河洞1,200円、四万十川屋形舟2,000円など、入場料は施設により異なります。詳細は各施設公式サイトで確認することを推奨します。

Q2高知観光のベストシーズンはいつ?

A2春(桜・仁淀ブルーが美しい3〜4月)、夏(よさこい祭り8月)、秋(紅葉10〜11月)が人気です。ただし、この時期は混雑するため、ゆっくり観光したい方には冬のオフシーズンも比較的穏やかで狙い目です。気候や混雑状況は季節により異なるため、事前に高知県観光協会の公式サイトで確認することをおすすめします。

Q3高知観光の所要時間はどれくらい?

A3高知市内のみなら1日(高知城・桂浜・ひろめ市場)、四万十川・室戸岬を含めるなら1泊2日以上が目安です。移動時間や食事時間も考慮し、余裕を持った計画を推奨します。効率的に回りたい方は、エリアを絞った観光がおすすめです。

Q4坂本龍馬ゆかりの地はどこ?

A4桂浜の龍馬像(太平洋を見下ろす高さ13.5mの銅像)、坂本龍馬記念館(桂浜近く)、高知城(龍馬も訪れた歴史的建造物)が定番です。高知市内には多数の龍馬関連スポットがあり、はりまや橋なども有名です。龍馬ファンの方は、高知市内を中心に回ることをおすすめします。

Q5高知のグルメは何が有名?

A5かつおのたたき(高知の郷土料理)、ひろめ市場(約40店舗の飲食店)、土佐銘菓かんざしなどが有名です。ひろめ市場では、かつおのたたきをはじめ、高知のグルメを一度に楽しめます。高知市内中心部にあり、アクセスも便利です。

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Tripfolio編集部

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