香川県が旅行先として注目される理由
香川県は「うどん県」の愛称で知られ、讃岐うどんの本場として全国的に有名です。しかし、うどんだけでなく、瀬戸内海の島々に点在する現代アート施設、ミシュラン三ツ星の庭園、海の神様を祀る金刀比羅宮など、多彩な観光資源を持つ魅力的な旅行先です。
3年に一度開催される瀬戸内国際芸術祭は国内外から注目を集め、2025年は開催年(秋会期:10月3日〜11月9日)にあたります。また、父母ヶ浜の「日本のウユニ塩湖」と呼ばれる絶景や、700軒以上のうどん店巡りなど、幅広い旅行スタイルに対応できるのが香川観光の強みです。
この記事のポイント
- 香川観光は高松・中部・島の3エリアに分けると効率的に回れる
- 讃岐うどん巡りは1日3-4軒が目安(1杯200円程度)
- 1泊2日で1人3-5万円が予算の目安(交通費・宿泊費・食事代・観光施設入場料込み)
- 瀬戸内国際芸術祭2025開催年(秋会期10月3日〜11月9日)はアート巡りの好機
- 父母ヶ浜の絶景は干潮時の夕暮れがベストタイミング
香川県観光の基礎知識(エリア分け・ベストシーズン・アクセス)
(1) 香川県の3つの主要観光エリア
香川県観光協会公式サイトによると、香川県の観光地は大きく3つのエリアに分類されます。
| エリア | 主要スポット | 特徴 |
|---|---|---|
| 高松周辺 | 栗林公園、屋島、サンポート高松 | 県庁所在地で交通の起点。日帰り観光に最適 |
| 中部 | 金刀比羅宮、丸亀城、銭形砂絵 | 歴史的建造物・パワースポットが集中 |
| 島エリア | 直島、小豆島、豊島 | 現代アートの聖地。フェリーでのアクセス |
各エリアの移動時間は、高松から金刀比羅宮まで車で約1時間、高松から直島までフェリーで約1時間です。島エリアへはフェリーの時刻表を事前確認し、余裕を持ったスケジュールを組むことが重要です。
(2) ベストシーズンと混雑状況
香川観光のベストシーズンは**春(3-5月)と秋(9-11月)**です。瀬戸内海式気候のため年間を通じて温暖で雨が少なく、夏(6-8月)は暑さ対策、冬(12-2月)は寒さ対策が必要ですが、基本的に1年中観光可能です。
混雑状況:
- 春(桜の時期・GW): 栗林公園・屋島などが混雑
- 秋(紅葉・瀬戸内国際芸術祭期間): 2025年は秋会期(10月3日〜11月9日)に島への船便・宿泊施設が混雑するため、早めの予約推奨
- オフシーズン(1-2月、6-7月): 混雑を避けたい方におすすめ
(3) 主要都市からのアクセス方法
東京から:
- 飛行機: 羽田空港→高松空港(約1時間20分)、空港からリムジンバスで高松駅まで約40分
- 新幹線+JR特急: 東京→岡山(新幹線約3時間20分)→高松(JR特急マリンライナー約1時間)
大阪から:
- JR特急: 大阪→高松(JR特急約2時間30分)
- バス: 大阪→高松(高速バス約3時間30分、料金3,500円〜)
料金目安:
- 東京-高松往復: 約3万円(飛行機)、約2.5万円(新幹線)
- 大阪-高松往復: 約1万円(JR特急)、約7,000円(高速バス)
定番から穴場まで|香川県の観光スポット15選
(1) 高松エリア(栗林公園・屋島・サンポート高松)
栗林公園は、香川県観光協会によるとミシュラングリーンガイド三ツ星を獲得した日本三名園の一つです。江戸時代初期の大名庭園で、四季折々の風景が楽しめます。
- 見どころ: 6つの池と13の築山、松の美しさ
- 所要時間: 1-2時間
- 入場料: 410円
- アクセス: JR高松駅から車で約10分、またはことでんバス「栗林公園前」下車
屋島は源平合戦の古戦場として知られ、山頂からの瀬戸内海の眺望が絶景です。
- 見どころ: 屋島寺、展望台からの眺望
- 所要時間: 2-3時間
- 入場料: 無料(屋島寺の拝観料は300円)
- アクセス: JR高松駅から車で約30分、またはシャトルバス
サンポート高松は高松港周辺の複合施設で、海沿いの散策やショッピングが楽しめます。
(2) 中部エリア(金刀比羅宮・丸亀城・銭形砂絵)
**金刀比羅宮(こんぴらさん)**は海の神様を祀る神社で、785段の石段で有名です。じゃらんnetによると、本宮まで30-40分、奥社まで往復2時間以上を想定する必要があります。
- 見どころ: 本宮、奥社(1,368段)、表参道の土産物店
- 所要時間: 本宮まで往復1.5-2時間、奥社まで往復3-4時間
- 入場料: 無料(宝物館は800円)
- アクセス: JR琴平駅から徒歩約20分
体力に不安がある場合は、途中の大門(365段)まででも十分楽しめます。
丸亀城は日本一高い石垣(約60m)を持つ現存12天守の一つです。
- 見どころ: 石垣、天守からの眺望
- 所要時間: 1-2時間
- 入場料: 200円
- アクセス: JR丸亀駅から徒歩約15分
銭形砂絵は寛永通宝の形をした巨大な砂絵で、金運のパワースポットとして人気です。
(3) 島エリア(直島・小豊島・豊島)
直島は現代アートの聖地として国内外から注目される島です。瀬戸内国際芸術祭2025公式サイトによると、2025年春に新美術館がオープンし、アートの島としての魅力がさらに向上しています。
主要施設:
地中美術館: クロード・モネ「睡蓮」など、入場料2,100円、所要時間1.5-2時間
ベネッセハウスミュージアム: 入場料1,300円、所要時間1-2時間
家プロジェクト: 古民家を改装したアート作品、共通券1,050円
アクセス: 高松港から直島(宮浦港)までフェリー約1時間
所要時間: 主要スポット巡りで1日
注意: フェリーの本数が限られるため、時刻表を事前確認必須
小豆島は「二十四の瞳」の舞台として有名で、オリーブの産地でもあります。
主要スポット:
エンジェルロード: 干潮時に現れる砂の道、恋愛のパワースポット
寒霞渓: 日本三大渓谷美の一つ、ロープウェイから紅葉が楽しめる
オリーブ公園: オリーブの木々と地中海風の景色
アクセス: 高松港から小豆島(土庄港)までフェリー約1時間
所要時間: 主要スポット巡りで1日
豊島は小豆島と直島の中間に位置し、アートと自然が調和した静かな島です。
- 豊島美術館: 入場料1,570円、所要時間1時間
- アクセス: 高松港から豊島(家浦港)までフェリー約40分
(4) 西部エリア(父母ヶ浜・琴弾公園)
**父母ヶ浜(ちちぶがはま)**は「日本のウユニ塩湖」と呼ばれる絶景スポットです。楽天トラベルによると、干潮時の夕暮れがベストタイミングで、潮見表を事前確認することが必須です。
- ベスト条件: 干潮時刻の前後2時間、夕暮れ時(日没1時間前)、無風または微風
- 所要時間: 30分-1時間
- 入場料: 無料
- アクセス: JR詫間駅から車で約10分、駐車場あり
琴弾公園は銭形砂絵が有名な公園で、展望台から巨大な寛永通宝の砂絵を一望できます。
讃岐うどん巡りとグルメの楽しみ方
(1) 讃岐うどんの基本知識と価格帯
香川県観光協会公式サイトによると、香川県内には700軒以上のうどん店があります。讃岐うどんはコシの強い麺と出汁が特徴で、1杯200円程度から楽しめます。
主な種類:
- かけうどん: 温かい出汁にうどんを入れたシンプルな定番(200-300円)
- ぶっかけうどん: 冷たいうどんに濃い目の出汁をかける(250-350円)
- 釜揚げうどん: 茹でたてのうどんを釜から直接取り出して食べる(300-400円)
- 釜玉うどん: 釜揚げうどんに生卵を絡める(300-400円)
(2) うどん巡りのコツと1日の適切な軒数
1日3-4軒が目安です。1杯200円程度で小盛りも可能ですが、胃もたれ防止のため欲張りすぎないことが重要です。
うどん巡りのコツ:
- 午前中に訪問: 人気店は売り切れ次第終了のため、午前中の早い時間がベスト
- 営業時間確認: うどん店の営業時間は短く(7-14時など)、臨時休業もあるため事前確認必須
- 小盛り活用: 多くの店で小盛り(150-200円)を選べるため、複数店舗を回りやすい
- 複数候補: 売り切れ終了に備え、複数の候補店をリストアップしておく
(3) うどん以外の香川グルメ(骨付鳥・オリーブ牛)
骨付鳥は香川県丸亀市発祥のご当地グルメで、スパイシーな味付けが特徴です(800-1,200円)。
オリーブ牛は小豆島産オリーブの搾りかすを飼料に混ぜて育てた和牛で、柔らかくヘルシーな味わいです。
オリーブオイル製品は小豆島の特産品で、お土産としても人気です。
モデルコースと旅行費用・所要時間の目安
(1) 日帰り観光モデルコース
高松周辺・うどん巡り中心:
| 時間 | スポット | 所要時間 |
|---|---|---|
| 9:00 | 栗林公園 | 1.5時間 |
| 11:00 | うどん店1軒目(かけうどん) | 30分 |
| 12:00 | 屋島 | 2時間 |
| 14:30 | うどん店2軒目(ぶっかけうどん) | 30分 |
| 15:30 | サンポート高松散策 | 1時間 |
| 17:00 | 高松駅周辺で骨付鳥ディナー | 1.5時間 |
費用目安: 交通費3,000円、食事代2,000円、観光施設入場料1,000円、合計6,000円
(2) 1泊2日の充実プラン
1日目: 高松周辺(栗林公園・屋島)+ うどん巡り
2日目: 金刀比羅宮参拝 + 丸亀城
費用目安:
| 項目 | 内容 | 目安額 |
|---|---|---|
| 交通費 | 往復(大阪発) | 1万円 |
| 宿泊費 | ビジネスホテル1泊 | 8,000-15,000円 |
| 食事代 | 朝・昼・夕(2日分) | 5,000円 |
| 観光施設 | 入場料・拝観料 | 2,000円 |
| 雑費 | お土産、交通費等 | 3,000円 |
| 合計 | 3-5万円 |
(3) 2泊3日で島巡りとうどん満喫プラン
1日目: 高松到着 + 栗林公園 + うどん巡り
2日目: 直島でアート巡り(地中美術館・ベネッセハウスミュージアム・家プロジェクト)
3日目: 金刀比羅宮参拝 + 父母ヶ浜の絶景
費用目安: 4-7万円(交通費・宿泊費2泊・食事代・フェリー代・観光施設入場料込み)
注意: 直島の美術館入場料は合計4,000-5,000円程度、フェリー往復1,200円程度が追加されます。
(4) 旅行費用の内訳と予算目安
香川県観光協会のモデルコース情報を元に、滞在日数別の予算目安を示します。
日帰り: 6,000-10,000円
1泊2日: 3-5万円
2泊3日: 4-7万円
まとめ:滞在日数・目的別のおすすめプラン
香川県観光は、讃岐うどん巡り・瀬戸内海の島々のアート巡り・歴史的建造物など、幅広い楽しみ方ができます。高松・中部・島の3エリアに分けて計画すると効率的で、日帰りから2泊3日まで滞在日数に応じたプランが組めます。
目的別のおすすめ:
- うどん巡り中心: 日帰り〜1泊2日、高松周辺を拠点に3-4軒巡り
- アート巡り: 2泊3日、直島・豊島・小豆島を組み合わせて
- パワースポット巡り: 1泊2日、金刀比羅宮・銭形砂絵・父母ヶ浜
2025年は瀬戸内国際芸術祭の開催年(秋会期:10月3日〜11月9日)のため、アート巡りには絶好の機会です。ただし、混雑が予想されるため、フェリーや宿泊施設の早めの予約をおすすめします。
香川県観光協会公式サイトで最新情報を確認しながら、自分に合ったプランを立てましょう。
