屋久島観光の魅力|世界自然遺産と縄文杉
屋久島は1993年12月、白神山地とともに日本初の世界自然遺産に登録された、豊かな自然に恵まれた島です。樹齢2,000年~7,000年とも言われる縄文杉、樹齢1,000年を超える屋久杉、映画『もののけ姫』のモチーフになったとされる「苔むす森」等、他では見られない自然景観を楽しめます。
屋久島観光協会の公式サイトでは、屋久島の観光スポット・イベント・旬の地域情報が詳しく紹介されています。
この記事のポイント
- 屋久島は1993年に日本初の世界自然遺産に登録、縄文杉・白谷雲水峡・宮之浦岳が人気トレッキングコース
- 縄文杉コースは往復8-10時間・22kmのハードコース、白谷雲水峡は初心者向けで3-7時間
- 白谷雲水峡を先に行くのがおすすめ(縄文杉の翌日は体力を使い切ってキャンセル・リタイアする方が多い)
- アクセスは鹿児島経由で飛行機40分・高速船2-3時間・フェリー4時間、ベストシーズンはGW・5-6月・9-10月
屋久島の基礎知識|場所・気候・特徴
(1) 屋久島の場所とアクセス|鹿児島経由で飛行機・高速船・フェリー
屋久島は鹿児島県の南方約60kmに位置する、周囲約132kmの円形の島です。アクセスは鹿児島経由で、飛行機(所要40分)、高速船(所要2-3時間)、フェリー(所要4時間)の3つの方法があります。
飛行機は鹿児島空港から屋久島空港へ、高速船は鹿児島本港から屋久島の宮之浦港・安房港へ、フェリーは鹿児島谷山港から屋久島の宮之浦港・安房港へ運航されています。フェリーは高速船の半額以下の料金で利用できます。
詳細は屋久島観光協会の公式サイトでご確認ください。
(2) 世界自然遺産の登録と特徴|1993年日本初の世界自然遺産
屋久島は1993年12月、白神山地とともに日本初の世界自然遺産に登録されました。樹齢1,000年を超える屋久杉の森、標高0mから1,936m(宮之浦岳)までの垂直分布、豊かな生態系が評価され、世界自然遺産に認定されています。
通常の杉の寿命は500年程ですが、屋久島では1,000年を超える屋久杉が多数存在します。これは屋久島の厳しい環境(降水量が多い、栄養が少ない土壌)により、ゆっくりと成長するためです。
屋久島のトレッキングコース|縄文杉・白谷雲水峡・宮之浦岳
(1) 縄文杉コース|往復8-10時間・22kmのハードコース
縄文杉は屋久島に自生する現在見つかっているなかでは最高樹齢の屋久杉です。樹齢2,000年~7,000年とも言われています。
屋久島観光協会によると、縄文杉コースは往復約8-10時間・22kmと体力を要するハードコースです。運動不足の方には厳しいコースとなっています。
コースの前半はトロッコ道(約8km)、後半は山道(約3km)を歩きます。途中、ウィルソン株(推定樹齢3,000年の屋久島最大の切り株)等の見どころがあります。
(2) 白谷雲水峡コース|初心者向け・苔むす森と太鼓岩
白谷雲水峡は標高600-1000mの森を歩くトレッキングコースです。映画『もののけ姫』のモチーフになったとされる「苔むす森」が有名で、あたり一面を苔がおおいつくす幻想的なスポットを楽しめます。
短いコースなら苔むす森往復で約3時間、太鼓岩(一枚岩で屋久島を一望できる絶景スポット)まで含めると約6-7時間となります。縄文杉コースより所要時間が短く、初心者向けのコースです。
(3) 宮之浦岳コース|九州最高峰・360度の大パノラマ
宮之浦岳は標高1,936m、九州で最も高い山です。山頂からは360度の大パノラマが広がり、天気が良ければ種子島や開聞岳まで見渡せます。
往復約10-12時間と縄文杉コース以上の体力を要するハードコースです。中級者~上級者向けとなっています。
(4) ヤクスギランド|30分~210分の選べるコース
ヤクスギランドは標高1,000mにある美しい屋久杉の森です。30分、50分、150分、210分等のコースがあり、天候や体力にあわせて選べます。
トレッキング初心者や家族連れにおすすめのスポットです。
(5) トレッキングの注意点|白谷雲水峡を先にするのがおすすめ
縄文杉と白谷雲水峡のどちらを先に行くべきかは、よくある質問です。屋久島ガイドツアーによると、白谷雲水峡を先にするのがおすすめです。
縄文杉の翌日に白谷雲水峡を入れると、体力を使い切ってキャンセル・リタイアする方が多いためです。白谷雲水峡で体を慣らしてから、縄文杉に挑戦する順序が推奨されます。
また、屋久島の山岳部では携帯トイレへの切り替えを勧めており、事前に携帯トイレを準備することが推奨されます。
屋久島の観光スポットとアクティビティ|滝巡り・マリンスポーツ
(1) ウィルソン株|ハート型に見える切り株
ウィルソン株は周囲約14m、推定樹齢3,000年の屋久島最大の切り株です。中は空洞になっており、見上げると穴がハート型に見えることで人気のスポットとなっています。
縄文杉コースの途中にあり、記念撮影スポットとして多くの観光客が訪れます。
(2) 屋久杉|樹齢1,000年を超える杉の魅力
屋久杉は屋久島に自生する樹齢1,000年を超える杉です。通常の杉の寿命は500年程ですが、屋久島では1,000年を超える屋久杉が多数存在します。
屋久杉の特徴は、年輪が細かく密度が高いこと、樹脂が多く腐りにくいこと等が挙げられます。屋久島の厳しい環境(降水量が多い、栄養が少ない土壌)により、ゆっくりと成長するため、このような特徴を持つようになりました。
(3) マリンスポーツ|ウミガメ観察ツアー・ダイビング
屋久島は山だけでなく、海のアクティビティも充実しています。ウミガメ観察ツアー(2024年の開催時期は5月10日~7月15日)、ダイビング、シュノーケリング等が楽しめます。
屋久島周辺の海は透明度が高く、カラフルな熱帯魚やサンゴ礁を観察できます。詳細は屋久島観光協会の公式サイトでご確認ください。
屋久島観光のベストシーズン・アクセス・宿泊情報
(1) ベストシーズン|GW・5-6月・9-10月が最適
屋久島観光のおすすめ時期はゴールデンウィーク(GW)、5-6月、9-10月です。この時期は比較的天候が安定しており、トレッキングに適しています。
7月から10月頃は台風シーズンで、台風通過時は登山道や施設が被害を受けることがあるため、台風情報を常にチェックすることが推奨されます。2024年8月には台風10号が通過し、白谷雲水峡の弥生杉が折れるなどの被害を受けました。
6月の梅雨時期は降雨量が多くなり「土砂災害警報」が出ることがあり、その際は山へ入るのは危険なため登山を控えるべきです。
(2) アクセス方法|鹿児島から飛行機40分・高速船2-3時間・フェリー4時間
屋久島へのアクセスは鹿児島経由で、以下の3つの方法があります。
| 交通手段 | 所要時間 | 料金目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 飛行機 | 約40分 | 片道2-3万円 | 鹿児島空港→屋久島空港 |
| 高速船 | 約2-3時間 | 片道1-1.5万円 | 鹿児島本港→宮之浦港・安房港 |
| フェリー | 約4時間 | 片道0.5万円以下 | 鹿児島谷山港→宮之浦港・安房港 |
飛行機は最も速いですが料金が高く、フェリーは最も遅いですが料金が安いです。高速船は所要時間と料金のバランスが取れています。
詳細は屋久島観光協会の公式サイトでご確認ください。
(3) 宿泊施設の選び方と費用目安
屋久島の宿泊施設は、宮之浦港・安房港周辺に多く集まっています。ホテル、旅館、民宿、ゲストハウス等があり、予算に応じて選べます。
宿泊費の目安:
- ビジネスホテル: 1泊5,000-8,000円
- 旅館・民宿: 1泊8,000-15,000円(2食付き)
- ゲストハウス: 1泊3,000-5,000円(素泊まり)
縄文杉トレッキングは早朝出発(4-5時)となるため、宿泊施設から登山口へのアクセスが良い場所を選ぶことをおすすめします。また、送迎サービスを提供している宿泊施設もあります。
まとめ|屋久島観光の楽しみ方と注意点
屋久島は1993年に日本初の世界自然遺産に登録され、縄文杉(樹齢2,000年~7,000年)、白谷雲水峡(映画『もののけ姫』のモチーフになったとされる「苔むす森」)、宮之浦岳(九州最高峰)等のトレッキングコースが人気です。
縄文杉コースは往復8-10時間・22kmのハードコース、白谷雲水峡は初心者向けで3-7時間となります。白谷雲水峡を先に行くのがおすすめで、縄文杉の翌日は体力を使い切ってキャンセル・リタイアする方が多いためです。
アクセスは鹿児島経由で飛行機40分・高速船2-3時間・フェリー4時間、ベストシーズンはゴールデンウィーク(GW)、5-6月、9-10月です。7月から10月頃は台風シーズン、6月は梅雨で降雨量が多いため注意が必要です。
屋久島では登山・トレッキング遭難事故が度々発生しており、入山前の情報収集・計画・準備をしっかり行うことが重要です。携帯トイレの準備、台風情報・土砂災害警報のチェックを忘れずに行いましょう。詳細は屋久島観光協会の公式サイトでご確認ください。
