海外旅行でスマホを使う重要性と注意点
海外旅行中にスマホで地図・翻訳アプリ・SNSを使いたいと考える方は少なくありません。しかし、「高額請求が怖い」「どの通信手段が良いかわからない」と悩む方も多いのが現状です。
この記事では、海外旅行でのスマホ通信手段の選び方、設定方法、料金目安を解説します。NTTドコモや楽天モバイルの公式情報を元に、eSIM・ポケットWiFi・海外ローミングを比較し、渡航先や滞在期間に応じた最適なプランを提案します。
この記事のポイント
- 海外でのスマホ通信手段は主にeSIM・WiFiレンタル・キャリアローミング・フリーWiFiの4種類
- データローミングをオフにしないと1日数千〜数万円の高額請求になる可能性がある
- eSIMは対応機種(iPhone XS以降等)なら事前設定できて便利
- WiFiレンタルは複数人でシェアすれば1人あたり200〜500円/日程度に抑えられる
海外でのスマホ通信手段の種類と特徴
(1) eSIM(電子SIM)
eSIM(電子SIM)は、スマホに内蔵されたデジタルSIMで、物理カードが不要です。オンラインで購入・設定が完結し、到着後すぐに使えるのがメリットです。
2025年現在、eSIMは世界200カ国以上に対応するサービスが登場しており、海外旅行の通信手段として主流になりつつあります。対応機種はiPhone XS以降、一部のAndroid機種です。
(2) 現地SIMカード
現地SIMカードは、渡航先の空港やショップで購入するSIMカードです。料金は比較的安価ですが、購入の手間がかかります。長期滞在(1週間以上)の場合はコスパが良い選択肢です。
(3) ポケットWiFiレンタル
ポケットWiFi(モバイルルーター)は、海外用のルーターをレンタルして複数端末で通信する方法です。1日600〜2,000円程度が相場で、複数人でシェアすれば1人あたりのコストを抑えられます。
(4) キャリアの海外ローミング
NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなど各キャリアが提供する海外ローミングサービスです。ドコモの「世界そのままギガ」やahamoの海外データ通信など、定額プランも拡充しています。
(5) フリーWiFiの活用
空港・ホテル・カフェなどで無料提供されるWiFiです。コストはかかりませんが、セキュリティリスクがあり、個人情報漏洩の恐れがあるため、重要な通信には注意が必要です。
eSIM・現地SIMの選び方と設定方法
(1) eSIMのメリットと対応機種
eSIMのメリットは以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 物理SIM不要 | 差し替え不要で紛失リスクなし |
| 事前設定可能 | 出発前にオンラインで購入・設定完了 |
| 即時利用 | 到着後すぐにデータ通信が使える |
| 複数プラン | 渡航先ごとに最適なプランを選択可能 |
対応機種はiPhone XS以降、Google Pixel 4以降などです(2025年時点)。
(2) 現地SIMの購入方法と注意点
現地SIMは渡航先の空港、コンビニ、通信キャリアショップで購入できます。購入時はパスポートが必要な場合があります。SIMロック解除済みの端末であることを事前に確認しましょう。
(3) 出発前にやるべき設定手順
出発前に以下の設定を行いましょう。
- データローミングをオフ: 高額請求を防ぐため必須
- アプリの自動更新をオフ: データ消費を抑える
- クラウド同期をオフ: 写真・動画の自動バックアップを停止
- オフラインマップをダウンロード: Google Mapを事前にダウンロード
ポケットWiFiレンタルのメリット・デメリット
(1) 複数人でシェアするメリット
ポケットWiFiは機種により5〜10台程度の端末を同時接続できます。家族やグループでシェアすれば、1人あたり200〜500円/日程度に抑えられます。
(2) 料金相場と比較ポイント
| 項目 | 相場・ポイント |
|---|---|
| 料金 | 1日600〜2,000円程度 |
| データ容量 | 無制限〜1GB/日など |
| 対応エリア | 渡航先の対応状況を確認 |
| 受取・返却 | 空港カウンター、宅配など |
(2025年時点の相場)
(3) 空港受取・返却の流れ
多くのサービスでは出発空港のカウンターで受取、帰国時に返却ができます。事前予約が必要な場合が多いため、渡航前に申し込みましょう。紛失・破損時は弁償費用が発生する可能性があるため、取り扱いに注意が必要です。
高額請求を防ぐための設定と準備
(1) データローミングのオフ設定
データローミングとは、海外で現地の通信回線を使ってデータ通信を行う仕組みです。オフにしないまま海外で通信すると、1日数千円〜数万円の請求になる可能性があります。
iPhoneの場合: 設定 → モバイル通信 → 通信のオプション → データローミング → オフ
Androidの場合: 設定 → ネットワークとインターネット → モバイルネットワーク → データローミング → オフ
(2) 機内モードとWiFi併用のコツ
機内モードとは、電波を発しない設定のことです。機内モードをオンにしたまま、WiFiのみオンにする方法が最も安全です。これにより、意図しないデータ通信を防げます。
(3) アプリの自動更新・クラウド同期のオフ
アプリの自動更新やクラウド同期(写真・動画のバックアップ)をオフにしておくと、データ消費を大幅に抑えられます。帰国後にWiFi環境で更新・同期を行いましょう。
まとめ:渡航先・滞在期間別おすすめプラン
海外旅行でのスマホ通信手段は、渡航先・滞在期間・利用人数に応じて選ぶのがポイントです。
| 条件 | おすすめプラン |
|---|---|
| 短期(1〜3日) | eSIM(事前設定、到着後すぐ使える) |
| 中期(4〜7日) | eSIMまたはWiFiレンタル(コスパ重視) |
| 長期(1週間以上) | 現地SIM(料金が安い) |
| 複数人旅行 | WiFiレンタル(シェアでコスト削減) |
| 通信量が少ない | フリーWiFi+オフラインアプリ |
出発前に「データローミングをオフ」「アプリの自動更新をオフ」の設定を必ず行いましょう。料金プラン・サービス内容は随時変更されるため、渡航前に各キャリア・サービスの公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。
