タイ旅行で気をつけることとは|安全に楽しむための注意点
タイ旅行を計画する際、「治安は大丈夫?」「どんなマナーに気をつければいい?」「健康面で注意すべきことは?」と不安を感じる方は少なくありません。
この記事では、タイ旅行で気をつけること、治安・健康・マナーの注意点を、外務省海外安全ホームページ・タイ国政府観光庁の公式情報を元に解説します。
初めてタイ旅行をする方でも、安全に楽しむための準備ができるようになります。
この記事のポイント
- タイ旅行で気をつけることは、安全・健康・マナーの3つの軸で整理できる
- 入国にはパスポート残存期間6か月以上が必要、観光目的60日以内はビザ不要
- タクシーはメーター確認・Grabアプリ利用、スリ・詐欺に注意
- 水道水は飲めない、デング熱対策(虫除けスプレー)が必要
- 寺院では露出の多い服装を避け、王室批判は違法(不敬罪)
入国準備と基本情報|パスポート・ビザ・TDAC
タイ旅行の前に、入国条件と基本情報を確認しましょう。
パスポート・ビザの条件
タイ入国には、以下の条件があります。
パスポート残存期間:
- タイ入国時から6か月以上必要
- 6か月未満の場合、入国拒否される可能性があります
ビザ:
- 観光目的で60日以内の滞在なら、ビザ不要
- 60日を超える場合、事前にビザ取得が必要
(出典: タイ国政府観光庁)
詳細はタイ国政府観光庁・在日タイ王国大使館の公式サイトでご確認ください。
TDAC(Thailand Digital Arrival Card)の登録
2025年5月より、TDAC(Thailand Digital Arrival Card:タイデジタル到着カード)がスタートしました。
TDACとは:
- 入国カード・税関申告書をオンラインで事前登録できるシステム
- 入国3日前(72時間前)から登録可能
- 登録後、QRコードを入国時に提示
登録方法:
- 公式サイト(または専用アプリ)にアクセス
- パスポート情報・滞在先等を入力
- QRコードを取得
- 入国時に提示
(出典: バンコク在住日本人が解説)
登録は必須ではありませんが、登録しておくと入国審査がスムーズになります。
基本的な法規制・ルール
タイには日本と異なる法規制があります。
電子タバコ(加熱式タバコ・IQOS・Vape等)は違法:
- 持ち込み・使用は違法
- 最高10年懲役または50万バーツ(約200万円)の罰金
- 絶対に持ち込まないでください
アルコール購入時間規制:
- 購入可能時間: 11:00-14:00、17:00-24:00のみ
- それ以外の時間帯は販売禁止
- 2025年12月から6か月間の試行(延長・変更の可能性あり)
不敬罪(王室批判は違法):
- タイ王室・国王を批判する行為は犯罪
- 日本人観光客でも逮捕される可能性があります
(出典: 外務省海外安全ホームページ、バンコク在住日本人が解説)
持ち物・準備
タイ旅行の持ち物を確認しましょう。
必須の持ち物:
- パスポート(残存期間6か月以上)
- 航空券(eチケット控え)
- クレジットカード・現金(バーツ)
- 海外旅行保険証
持っていくと便利:
- 虫除けスプレー(デング熱対策)
- 除菌ウェット(衛生対策)
- ティッシュ・ポケットティッシュ(トイレにペーパーがない場合あり)
- 薄手の羽織(冷房対策・寺院訪問時の肌隠し)
- 変換プラグ(タイはA・B・C・BF型、日本のA型はそのまま使える場合が多い)
(出典: タイ旅行の持ち物を徹底解説)
治安と犯罪対策|スリ・詐欺・交通トラブル
タイは比較的治安が良い国ですが、観光客を狙った犯罪には注意が必要です。
タイの治安と渡航注意エリア
タイ全体の治安は比較的良好ですが、一部エリアには注意が必要です。
渡航注意エリア:
- カンボジア国境付近(プレアビヒア寺院周辺): 危険レベル3(渡航中止勧告)
- 南部3県(ナラーティワート・ヤラー・パッターニー)とソンクラー県一部: 危険レベル3(渡航中止勧告)
(出典: 外務省海外安全ホームページ)
観光地(バンコク・チェンマイ・プーケット等)は比較的安全ですが、夜間の一人歩きやスラム街への立ち入りは避けましょう。
スリ・ひったくり・詐欺の手口と対策
観光客を狙ったスリ・詐欺が多発しています。
主な手口:
| 手口 | 詳細 | 対策 |
|---|---|---|
| 睡眠薬強盗 | 見知らぬ者から飲み物・食べ物を勧められ、睡眠薬を混入される | 見知らぬ者からの飲食物は受け取らない |
| いかさま賭博 | 「日本語を教えてほしい」と誘われ、賭博に巻き込まれる | 見知らぬ者の誘いに安易に応じない |
| 宝石・洋服詐欺 | 「安く買える店がある」と案内され、高額な宝石・洋服を買わされる | 宝石・洋服の購入は信頼できる店のみで |
| スリ・ひったくり | 混雑した場所(市場・電車等)で財布・スマホを盗まれる | 貴重品は肌身離さず、バッグは前に抱える |
(出典: 外務省海外安全ホームページ、海外旅行保険たびとも)
タクシー・トゥクトゥクの注意点
タクシー・トゥクトゥクを利用する際、以下に注意しましょう。
タクシー:
- メーター走行を確認(メーターを使わず高額請求するケースあり)
- Grab(配車アプリ)を利用すると、料金が事前に確定して安心
- 乗車前に目的地を伝え、メーター使用を確認
トゥクトゥク:
- 料金は乗車前に交渉(メーターなし)
- 相場を事前に確認し、高額請求されないように
- 目的地以外の場所(宝石店等)に連れて行かれる詐欺に注意
(出典: 海外旅行保険たびとも)
交通ルール・事故対策
タイの交通ルールは日本と異なります。
タイの交通ルール:
- 左側通行(日本と同じ)
- 車優先・歩行者は注意が必要
- バイクが多く、交差点では左右確認を徹底
レンタルバイク・レンタカーを利用する場合、国際運転免許証が必要です。また、保険加入を強く推奨します。
健康・衛生の注意点|水・食事・デング熱・熱中症
タイでは、健康・衛生面での注意が必要です。
水・食事の衛生管理
タイでは、水道水を直接飲むことはできません。
水:
- 水道水は飲めない(歯磨き・うがいも避ける)
- ペットボトル水を購入(コンビニ・スーパーで安価に購入可能)
- 氷も避ける(一部レストランは浄水使用)
食事:
- 屋台料理は衛生状態に注意(繁盛店を選ぶ)
- 生野菜・生魚は避ける(加熱調理されたものを選ぶ)
- レストランは清潔な店を選ぶ
(出典: 海外旅行保険たびとも)
胃腸薬・下痢止めを持参することをおすすめします。
デング熱・感染症対策
タイはデング熱流行地域です。
デング熱とは:
- 蚊が媒介する熱帯性疾患
- 雨季(6-10月)に蚊が繁殖しやすい
- 発熱・頭痛・関節痛・発疹等の症状
対策:
- 虫除けスプレーを携帯・塗布
- 長袖・長ズボンを着用(特に朝夕)
- 蚊が多い場所(森林・水辺等)を避ける
(出典: 外務省海外安全ホームページ)
予防接種はありませんが、虫除けスプレー・長袖で対策しましょう。
熱中症・日焼け対策
タイは年間を通じて気温が高く、熱中症・日焼けに注意が必要です。
熱中症対策:
- こまめに水分補給(ペットボトル水を持ち歩く)
- 帽子・サングラスを着用
- 日中の外出は避け、涼しい時間帯に観光
日焼け対策:
- 日焼け止め(SPF50+)を塗る
- 薄手の羽織で肌を守る
トイレ事情
タイのトイレは日本と異なります。
タイのトイレ:
- トイレットペーパーがない場合が多い(ティッシュ持参を推奨)
- 使用済みペーパーは便器に流さず、ゴミ箱に捨てる
- ホテル・ショッピングモールのトイレは比較的清潔
(出典: 海外旅行保険たびとも)
トイレ事情に不安がある方は、ティッシュ・ウェットティッシュを多めに持参しましょう。
文化・宗教マナー|寺院・王室・服装・タブー
タイは仏教国であり、宗教・文化に対する敬意が重要です。
寺院でのマナー・服装規定
タイの寺院(ワット)では、厳格なマナー・服装規定があります。
服装規定:
| 禁止事項 | 理由 |
|---|---|
| ノースリーブ・タンクトップ | 露出が多い |
| 短パン・ミニスカート | 膝が見える服装は不可 |
| ビーチサンダル・サンダル | かかとが見える履物は不可 |
| 帽子・サングラス | 寺院内では脱帽が基本 |
推奨の服装:
- 長袖シャツ・長ズボン
- スカートの場合、ロングスカート(膝が隠れる長さ)
- スニーカー・革靴等
(出典: タイ国政府観光庁)
寺院によっては貸し出し用のスカーフ・ロングスカートがありますが、事前に準備しておくことをおすすめします。
僧侶に対するマナー
タイでは僧侶に対する敬意が重要です。
禁止事項:
- 女性は僧侶に触れてはいけない(握手・身体接触は厳禁)
- 僧侶より高い位置に立たない(座る・しゃがむ)
- 僧侶の前を横切らない
マナー:
- 僧侶が通る際は立ち止まり、道を譲る
- 僧侶に写真撮影の許可を得る
王室への敬意・不敬罪
タイでは王室への敬意が法律で定められています。
不敬罪(王室批判は違法):
- タイ王室・国王を批判する行為は犯罪
- SNS投稿・会話でも逮捕される可能性あり
- 外国人観光客でも適用されます
国歌が流れたら立ち止まる:
- 朝8時と夕方6時に国歌が流れる(公共の場・駅・公園等)
- 国歌が流れている間は立ち止まり、静かにする
(出典: タイ国政府観光庁、外務省海外安全ホームページ)
その他のタブー・マナー
タイでは、以下のタブー・マナーに注意しましょう。
足を向けない:
- 足は不浄とされ、人や仏像に足を向けることは失礼
- 座る際は足を横に流す(正座またはあぐら)
頭を触らない:
- 頭は神聖な場所とされ、他人の頭を触ることは失礼
- 子どもの頭も触らない
人前で大声を出さない:
- タイ人は穏やかで物静か
- 怒鳴る・大声で話すことは品がないとされる
チップ文化:
- ホテル・レストラン・マッサージ等でチップを渡すのが一般的
- 目安: ホテルのポーター20バーツ、マッサージ50-100バーツ
まとめ|状況別チェックリストと準備のコツ
タイ旅行で気をつけることは、安全・健康・マナーの3つの軸で整理できます。入国にはパスポート残存期間6か月以上が必要で、観光目的60日以内はビザ不要です。
タクシーはメーター確認・Grabアプリ利用、水道水は飲めない、デング熱対策(虫除けスプレー)、寺院では露出の多い服装を避ける、王室批判は違法(不敬罪)等に注意しましょう。
詳細は外務省海外安全ホームページ・タイ国政府観光庁で最新情報をご確認ください。
