タイ旅行で気をつけること|安全・健康・マナーの注意点

著者: Tripfolio編集部公開日: 2026/1/10

タイ旅行で気をつけることとは|安全に楽しむための注意点

タイ旅行を計画する際、「治安は大丈夫?」「どんなマナーに気をつければいい?」「健康面で注意すべきことは?」と不安を感じる方は少なくありません。

この記事では、タイ旅行で気をつけること、治安・健康・マナーの注意点を、外務省海外安全ホームページタイ国政府観光庁の公式情報を元に解説します。

初めてタイ旅行をする方でも、安全に楽しむための準備ができるようになります。

この記事のポイント

  • タイ旅行で気をつけることは、安全・健康・マナーの3つの軸で整理できる
  • 入国にはパスポート残存期間6か月以上が必要、観光目的60日以内はビザ不要
  • タクシーはメーター確認・Grabアプリ利用、スリ・詐欺に注意
  • 水道水は飲めない、デング熱対策(虫除けスプレー)が必要
  • 寺院では露出の多い服装を避け、王室批判は違法(不敬罪)

入国準備と基本情報|パスポート・ビザ・TDAC

タイ旅行の前に、入国条件と基本情報を確認しましょう。

パスポート・ビザの条件

タイ入国には、以下の条件があります。

パスポート残存期間:

  • タイ入国時から6か月以上必要
  • 6か月未満の場合、入国拒否される可能性があります

ビザ:

  • 観光目的で60日以内の滞在なら、ビザ不要
  • 60日を超える場合、事前にビザ取得が必要

(出典: タイ国政府観光庁

詳細はタイ国政府観光庁・在日タイ王国大使館の公式サイトでご確認ください。

TDAC(Thailand Digital Arrival Card)の登録

2025年5月より、TDAC(Thailand Digital Arrival Card:タイデジタル到着カード)がスタートしました。

TDACとは:

  • 入国カード・税関申告書をオンラインで事前登録できるシステム
  • 入国3日前(72時間前)から登録可能
  • 登録後、QRコードを入国時に提示

登録方法:

  1. 公式サイト(または専用アプリ)にアクセス
  2. パスポート情報・滞在先等を入力
  3. QRコードを取得
  4. 入国時に提示

(出典: バンコク在住日本人が解説

登録は必須ではありませんが、登録しておくと入国審査がスムーズになります。

基本的な法規制・ルール

タイには日本と異なる法規制があります。

電子タバコ(加熱式タバコ・IQOS・Vape等)は違法:

  • 持ち込み・使用は違法
  • 最高10年懲役または50万バーツ(約200万円)の罰金
  • 絶対に持ち込まないでください

アルコール購入時間規制:

  • 購入可能時間: 11:00-14:00、17:00-24:00のみ
  • それ以外の時間帯は販売禁止
  • 2025年12月から6か月間の試行(延長・変更の可能性あり)

不敬罪(王室批判は違法):

  • タイ王室・国王を批判する行為は犯罪
  • 日本人観光客でも逮捕される可能性があります

(出典: 外務省海外安全ホームページバンコク在住日本人が解説

持ち物・準備

タイ旅行の持ち物を確認しましょう。

必須の持ち物:

  • パスポート(残存期間6か月以上)
  • 航空券(eチケット控え)
  • クレジットカード・現金(バーツ)
  • 海外旅行保険証

持っていくと便利:

  • 虫除けスプレー(デング熱対策)
  • 除菌ウェット(衛生対策)
  • ティッシュ・ポケットティッシュ(トイレにペーパーがない場合あり)
  • 薄手の羽織(冷房対策・寺院訪問時の肌隠し)
  • 変換プラグ(タイはA・B・C・BF型、日本のA型はそのまま使える場合が多い)

(出典: タイ旅行の持ち物を徹底解説

治安と犯罪対策|スリ・詐欺・交通トラブル

タイは比較的治安が良い国ですが、観光客を狙った犯罪には注意が必要です。

タイの治安と渡航注意エリア

タイ全体の治安は比較的良好ですが、一部エリアには注意が必要です。

渡航注意エリア:

  • カンボジア国境付近(プレアビヒア寺院周辺): 危険レベル3(渡航中止勧告)
  • 南部3県(ナラーティワート・ヤラー・パッターニー)とソンクラー県一部: 危険レベル3(渡航中止勧告)

(出典: 外務省海外安全ホームページ

観光地(バンコク・チェンマイ・プーケット等)は比較的安全ですが、夜間の一人歩きやスラム街への立ち入りは避けましょう。

スリ・ひったくり・詐欺の手口と対策

観光客を狙ったスリ・詐欺が多発しています。

主な手口:

手口 詳細 対策
睡眠薬強盗 見知らぬ者から飲み物・食べ物を勧められ、睡眠薬を混入される 見知らぬ者からの飲食物は受け取らない
いかさま賭博 「日本語を教えてほしい」と誘われ、賭博に巻き込まれる 見知らぬ者の誘いに安易に応じない
宝石・洋服詐欺 「安く買える店がある」と案内され、高額な宝石・洋服を買わされる 宝石・洋服の購入は信頼できる店のみで
スリ・ひったくり 混雑した場所(市場・電車等)で財布・スマホを盗まれる 貴重品は肌身離さず、バッグは前に抱える

(出典: 外務省海外安全ホームページ海外旅行保険たびとも

タクシー・トゥクトゥクの注意点

タクシー・トゥクトゥクを利用する際、以下に注意しましょう。

タクシー:

  • メーター走行を確認(メーターを使わず高額請求するケースあり)
  • Grab(配車アプリ)を利用すると、料金が事前に確定して安心
  • 乗車前に目的地を伝え、メーター使用を確認

トゥクトゥク:

  • 料金は乗車前に交渉(メーターなし)
  • 相場を事前に確認し、高額請求されないように
  • 目的地以外の場所(宝石店等)に連れて行かれる詐欺に注意

(出典: 海外旅行保険たびとも

交通ルール・事故対策

タイの交通ルールは日本と異なります。

タイの交通ルール:

  • 左側通行(日本と同じ)
  • 車優先・歩行者は注意が必要
  • バイクが多く、交差点では左右確認を徹底

レンタルバイク・レンタカーを利用する場合、国際運転免許証が必要です。また、保険加入を強く推奨します。

健康・衛生の注意点|水・食事・デング熱・熱中症

タイでは、健康・衛生面での注意が必要です。

水・食事の衛生管理

タイでは、水道水を直接飲むことはできません。

:

  • 水道水は飲めない(歯磨き・うがいも避ける)
  • ペットボトル水を購入(コンビニ・スーパーで安価に購入可能)
  • 氷も避ける(一部レストランは浄水使用)

食事:

  • 屋台料理は衛生状態に注意(繁盛店を選ぶ)
  • 生野菜・生魚は避ける(加熱調理されたものを選ぶ)
  • レストランは清潔な店を選ぶ

(出典: 海外旅行保険たびとも

胃腸薬・下痢止めを持参することをおすすめします。

デング熱・感染症対策

タイはデング熱流行地域です。

デング熱とは:

  • 蚊が媒介する熱帯性疾患
  • 雨季(6-10月)に蚊が繁殖しやすい
  • 発熱・頭痛・関節痛・発疹等の症状

対策:

  • 虫除けスプレーを携帯・塗布
  • 長袖・長ズボンを着用(特に朝夕)
  • 蚊が多い場所(森林・水辺等)を避ける

(出典: 外務省海外安全ホームページ

予防接種はありませんが、虫除けスプレー・長袖で対策しましょう。

熱中症・日焼け対策

タイは年間を通じて気温が高く、熱中症・日焼けに注意が必要です。

熱中症対策:

  • こまめに水分補給(ペットボトル水を持ち歩く)
  • 帽子・サングラスを着用
  • 日中の外出は避け、涼しい時間帯に観光

日焼け対策:

  • 日焼け止め(SPF50+)を塗る
  • 薄手の羽織で肌を守る

トイレ事情

タイのトイレは日本と異なります。

タイのトイレ:

  • トイレットペーパーがない場合が多い(ティッシュ持参を推奨)
  • 使用済みペーパーは便器に流さず、ゴミ箱に捨てる
  • ホテル・ショッピングモールのトイレは比較的清潔

(出典: 海外旅行保険たびとも

トイレ事情に不安がある方は、ティッシュ・ウェットティッシュを多めに持参しましょう。

文化・宗教マナー|寺院・王室・服装・タブー

タイは仏教国であり、宗教・文化に対する敬意が重要です。

寺院でのマナー・服装規定

タイの寺院(ワット)では、厳格なマナー・服装規定があります。

服装規定:

禁止事項 理由
ノースリーブ・タンクトップ 露出が多い
短パン・ミニスカート 膝が見える服装は不可
ビーチサンダル・サンダル かかとが見える履物は不可
帽子・サングラス 寺院内では脱帽が基本

推奨の服装:

  • 長袖シャツ・長ズボン
  • スカートの場合、ロングスカート(膝が隠れる長さ)
  • スニーカー・革靴等

(出典: タイ国政府観光庁

寺院によっては貸し出し用のスカーフ・ロングスカートがありますが、事前に準備しておくことをおすすめします。

僧侶に対するマナー

タイでは僧侶に対する敬意が重要です。

禁止事項:

  • 女性は僧侶に触れてはいけない(握手・身体接触は厳禁)
  • 僧侶より高い位置に立たない(座る・しゃがむ)
  • 僧侶の前を横切らない

マナー:

  • 僧侶が通る際は立ち止まり、道を譲る
  • 僧侶に写真撮影の許可を得る

王室への敬意・不敬罪

タイでは王室への敬意が法律で定められています。

不敬罪(王室批判は違法):

  • タイ王室・国王を批判する行為は犯罪
  • SNS投稿・会話でも逮捕される可能性あり
  • 外国人観光客でも適用されます

国歌が流れたら立ち止まる:

  • 朝8時と夕方6時に国歌が流れる(公共の場・駅・公園等)
  • 国歌が流れている間は立ち止まり、静かにする

(出典: タイ国政府観光庁外務省海外安全ホームページ

その他のタブー・マナー

タイでは、以下のタブー・マナーに注意しましょう。

足を向けない:

  • 足は不浄とされ、人や仏像に足を向けることは失礼
  • 座る際は足を横に流す(正座またはあぐら)

頭を触らない:

  • 頭は神聖な場所とされ、他人の頭を触ることは失礼
  • 子どもの頭も触らない

人前で大声を出さない:

  • タイ人は穏やかで物静か
  • 怒鳴る・大声で話すことは品がないとされる

チップ文化:

  • ホテル・レストラン・マッサージ等でチップを渡すのが一般的
  • 目安: ホテルのポーター20バーツ、マッサージ50-100バーツ

まとめ|状況別チェックリストと準備のコツ

タイ旅行で気をつけることは、安全・健康・マナーの3つの軸で整理できます。入国にはパスポート残存期間6か月以上が必要で、観光目的60日以内はビザ不要です。

タクシーはメーター確認・Grabアプリ利用、水道水は飲めない、デング熱対策(虫除けスプレー)、寺院では露出の多い服装を避ける、王室批判は違法(不敬罪)等に注意しましょう。

詳細は外務省海外安全ホームページタイ国政府観光庁で最新情報をご確認ください。

よくある質問

Q1パスポートの残存期間は6か月以上必要ですか?

A1はい、タイ入国時から6か月以上の残存期間が必要です。6か月未満の場合、入国拒否される可能性があります。観光目的で60日以内の滞在なら、ビザは不要です。詳細はタイ国政府観光庁の公式サイトでご確認ください。

Q2電子タバコは持ち込めますか?

A2いいえ、電子タバコ(加熱式タバコ・IQOS・Vape等)の持ち込み・使用は違法です。最高10年懲役または50万バーツ(約200万円)の罰金が科されます。絶対に持ち込まないでください。タイでは紙タバコのみが合法です。

Q3水道水は飲めますか?

A3いいえ、タイの水道水は直接飲めません。歯磨き・うがいも避けることをおすすめします。ペットボトル水はコンビニ・スーパーで安価に購入できます。氷も避ける(一部レストランは浄水使用)ことが推奨されます。胃腸薬・下痢止めを持参しましょう。

Q4寺院でのNGな服装は?

A4ノースリーブ・タンクトップ、短パン・ミニスカート、ビーチサンダル・サンダル、帽子・サングラスは禁止です。長袖シャツ・長ズボン(またはロングスカート)、スニーカー・革靴を着用しましょう。寺院によっては貸し出し用のスカーフ・ロングスカートがあります。

Q5デング熱の対策は?

A5デング熱は蚊が媒介する熱帯性疾患で、雨季(6-10月)に蚊が繁殖しやすいです。対策として、虫除けスプレーを携帯・塗布、長袖・長ズボンを着用(特に朝夕)、蚊が多い場所(森林・水辺等)を避けることが推奨されます。予防接種はありません。

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Tripfolio編集部

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