モンゴルのゲル宿泊が人気の理由
モンゴル旅行でゲル宿泊を体験したいと考える際、「ゲルの設備はどうなっているか」「トイレやシャワーはあるか」「料金はいくらか」と悩む方は少なくありません。
この記事では、モンゴルのゲル宿泊の魅力、料金、予約方法、注意点を、外務省海外安全ホームページやツアー会社の情報を元に解説します。
遊牧民の伝統的な住居であるゲルに宿泊する方法と準備のポイントを理解できます。
この記事のポイント
- ゲルは一部屋あたり3,000〜4,000円程度で宿泊可能(一人ではなく一部屋)
- ツーリストキャンプは暖炉・ベッド付きでシャワー・水洗トイレ完備が一般的
- ベストシーズンは6〜8月(気温15〜25℃)、夜間は5℃以下まで冷え込む
- 日本からモンゴルへは直行便で約5時間でアクセス可能
ゲルの基礎知識(構造・種類・設備)
(1) ゲルとは(遊牧民の円形移動式住居)
ゲル(Ger)は、モンゴルの遊牧民が使用する円形の移動式住居です。木製の骨組みにフェルトを被せた構造で、30分〜1時間程度で組み立て・解体が可能です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 構造 | 木製骨組み+フェルト |
| 形状 | 円形、直径5〜6m |
| 組み立て | 30分〜1時間程度 |
| 定員 | 2〜4名程度 |
ゲルの中央には暖炉(ストーブ)があり、天井部分には煙を逃がす開口部「トーノ」が設けられています。
(2) 本物のゲル vs ツーリストゲルの違い
モンゴルで宿泊できるゲルには、大きく分けて2種類があります。
遊牧民の本物のゲル
- 電気・水道なしの伝統的な暮らしを体験
- トイレは屋外(簡易トイレ)
- 遊牧民の生活を間近で体験できる
ツーリストゲル(ツーリストキャンプ)
- 観光客向けに快適性を高めた設備
- 共同シャワー・水洗トイレ完備
- 暖炉・ベッド・机付きの快適な環境
初めてのゲル宿泊には、設備が整ったツーリストキャンプがおすすめです。
(3) 設備(暖炉・ベッド・シャワー・トイレ事情)
ツーリストキャンプの一般的な設備は以下の通りです。
ゲル内の設備
- 暖炉(ストーブ): 夜間の暖房に使用
- ベッド: 2〜4台
- 机・椅子: 簡易的なもの
共用設備
- シャワー: 共同の温水シャワー棟
- トイレ: 水洗トイレ完備
- レストラン: 食事提供施設
注意点: 本格的なゲルでは電気がない場合があります。スマートフォン等の充電にはモバイルバッテリーを持参することをおすすめします。
ゲル宿泊の料金・予約方法
(1) 一部屋あたり3,000〜4,000円程度
ゲルの宿泊料金は、一部屋(一棟)あたり3,000〜4,000円程度が相場です。一人あたりではなく一部屋あたりの料金のため、複数人で宿泊すると一人あたりの費用を抑えられます。
| 宿泊形態 | 料金目安 |
|---|---|
| ツーリストゲル(1棟) | 3,000〜4,000円 |
| 高級ゲルリゾート | 10,000円〜 |
| 遊牧民ホームステイ | ツアー料金に含む |
料金は施設のグレードや立地により異なります(2025年時点)。
(2) ツアー料金(複数人参加1人1日15,000円、1人参加22,000円)
ツアーに参加する場合の料金目安は以下の通りです。
| 参加形態 | 1人1日あたり料金 |
|---|---|
| 複数人参加 | 約15,000円 |
| 1人参加(プライベート) | 約22,000円 |
ツアー料金には、移動・宿泊・食事・ガイド料が含まれることが一般的です。日本語ガイド付きツアーもあります。
(3) 個人手配 vs ツアー参加の選び方
ゲル宿泊の予約方法は、個人手配とツアー参加の2つがあります。
個人手配が向いている人
- モンゴル旅行経験がある
- 英語またはモンゴル語でのコミュニケーションが可能
- スケジュールを自由に組みたい
ツアー参加が向いている人
- 初めてのモンゴル旅行
- 言語に不安がある
- 移動・手配の手間を省きたい
初めてのゲル宿泊には、日本語ガイド付きツアーの参加をおすすめします。
人気エリア別のツーリストキャンプ紹介
(1) テレルジ国立公園(ウランバートルから約60km)
テレルジ国立公園は、ウランバートルから東へ約60km(車で約1〜2時間)に位置する自然公園です。アクセスが良く、初めてのゲル宿泊に最適なエリアです。
特徴
- ウランバートルからの日帰り・1泊2日が可能
- 多くのツーリストキャンプが点在
- 乗馬体験、ハイキング等のアクティビティが充実
- 「亀岩」等の奇岩が見どころ
(2) ゴビ砂漠エリア
ゴビ砂漠は、モンゴル南部に広がる広大な砂漠地帯です。テレルジとは異なる砂漠の景観を楽しめます。
特徴
- ウランバートルから国内線で約1時間
- 恐竜の化石発掘地として有名
- フレーミングクリフ(炎の崖)等の絶景スポット
- 2泊3日以上のツアーが一般的
(3) 遊牧民ホームステイ体験
遊牧民の家庭にホームステイし、実際の遊牧生活を体験するプログラムもあります。
特徴
- 本物の遊牧民の暮らしを体験
- 羊の放牧、乳搾り等の体験が可能
- 1泊2日〜5泊6日程度のツアーあり
- 電気・水道なしの環境で過ごす
本格的なモンゴル体験を求める方におすすめです。
ベストシーズン・服装・注意点
(1) ベストシーズン(6〜8月、気温15〜25℃)
モンゴルのゲル宿泊のベストシーズンは6月〜8月です。
| 時期 | 気温 | 特徴 |
|---|---|---|
| 6〜8月 | 15〜25℃ | ベストシーズン |
| 7月中旬 | 同上 | ナーダム祭(伝統祭典) |
| 9〜10月 | 5〜15℃ | 秋の草原、朝晩は冷える |
| 12〜2月 | -30℃以下 | 初心者には不向き |
7月中旬にはナーダム祭(相撲・弓・競馬の3競技)が開催され、モンゴル文化を楽しめます。
(2) 夜間5℃以下への防寒対策
モンゴルは昼夜の寒暖差が10〜20℃と大きく、夏でも夜間は5℃以下まで冷え込むことがあります。
持参すべき服装・装備
- フリースやダウンジャケット
- 長袖・長ズボン
- 暖かい靴下
- 帽子・手袋(秋は必須)
ゲル内には暖炉がありますが、夜間は冷えるため防寒対策は必須です。
(3) 衛生・安全面の注意(生水不可、スリ対策)
外務省海外安全ホームページによると、モンゴル旅行では以下の点に注意が必要です。
衛生面
- 生水は飲料不可(煮沸またはミネラルウォーター)
- 食事の衛生管理に注意
安全面
- ウランバートル市内はスリ被害が多発
- 貴重品は分散して携帯
- 夜間の一人歩きは避ける
渡航前には外務省「たびレジ」への登録をおすすめします。
まとめ:目的別おすすめゲル宿泊プラン
モンゴルのゲル宿泊は、遊牧民の伝統文化を体験できる貴重な機会です。日本から直行便で約5時間とアクセスも良好です。
目的別おすすめプラン
| 目的 | おすすめプラン |
|---|---|
| 初めてのゲル体験 | テレルジ1泊2日ツアー |
| 砂漠の絶景を見たい | ゴビ砂漠2泊3日ツアー |
| 本格的な遊牧体験 | ホームステイ3泊4日ツアー |
| 予算を抑えたい | テレルジ個人手配 |
ベストシーズンは6〜8月です。夜間の防寒対策と衛生管理に注意し、モンゴルの大草原での非日常体験を楽しんでください。
最新のツアー情報・料金は各旅行会社のサイトで、安全情報は外務省海外安全ホームページでご確認ください。
