マニラ観光完全ガイド|見どころとモデルコース解説

著者: Tripfolio編集部公開日: 2025/12/30

マニラが観光地として魅力的な理由

フィリピンの首都マニラは、スペイン統治時代の歴史的建造物と、近代的な都市開発が共存する魅力的な観光地です。

世界遺産「フィリピンのバロック様式教会群」の一つ「サン・アグスチン教会」、城壁都市「イントラムロス」、マニラ湾の夕日(世界三大夕日の一つ)、近未来的な都市開発が進むBGC(ボニファシオ・グローバル・シティ)など、歴史・自然・現代文化を一度に楽しめます。

日本からは成田・羽田・関空から直行便で約4〜5時間、時差は1時間のみで体への負担が少ない点も魅力です。フィリピン政府観光省では、マニラのモデルコースが紹介されています。

マニラの歴史と主要観光スポット

(1) イントラムロスとスペイン統治時代の遺産

イントラムロスは、「城壁の中」を意味するスペイン統治時代(1571〜1898年)に築かれた城塞都市です。

厚さ8メートル、高さ6メートルの城壁に囲まれたエリアには、サン・アグスチン教会、マニラ大聖堂、サンチャゴ要塞などの歴史的建造物が集中しています。徒歩で回れる広さで、主要スポットは半日〜1日で巡れます。

イントラムロスの主要スポット

  • サンチャゴ要塞: スペイン統治時代の要塞、国民的英雄ホセ・リサールが処刑前に投獄された場所
  • カーサ・マニラ: スペイン統治時代の邸宅を再現した博物館
  • 城壁の上の散策路: 城壁の上を歩きながらマニラの街並みを一望できる

入場料は、サンチャゴ要塞75ペソ(約195円)、カーサ・マニラ75ペソ(約195円)が目安です(2024年時点、1ペソ=約2.6円)。

(2) 世界遺産サン・アグスチン教会とマニラ大聖堂

サン・アグスチン教会は、1993年にUNESCO世界遺産「フィリピンのバロック様式教会群」の一つとして登録されました。

1587年に建造されたフィリピン最古の石造教会で、スペイン植民地時代のバロック建築の傑作です。内部には精緻な彫刻や宗教画が施され、荘厳な雰囲気があります。隣接する博物館では、宗教美術品や歴史資料を見学できます。

マニラ大聖堂は、イントラムロス内にあるカトリック教会の総本山で、1958年に再建された建物です。第二次世界大戦で破壊されたため、現在の建物は6代目にあたります。

(3) マカティ・BGCの近代都市エリア

マカティは、マニラ首都圏(メトロマニラ)のビジネス・商業の中心地で、高層ビル・ショッピングモール・レストランが集中しています。

主要スポット

  • アヤラ博物館: フィリピンの歴史・文化を学べる博物館
  • グリーンベルト: 高級ショッピングモール、レストラン・カフェが充実
  • アヤラ・ミュージアム: フィリピンの美術・歴史展示

BGC(ボニファシオ・グローバル・シティ)は、マニラの近代的な開発地区で、計画的に整備された近未来都市です。治安が良く、高級レストラン・カフェ・ショッピング施設が充実しており、観光客に人気のエリアです。

マニラ観光のモデルコース

(1) 1日で回る市内ハイライトコース

09:00 イントラムロス観光スタート(サンチャゴ要塞、サン・アグスチン教会) 11:30 カーサ・マニラ見学 12:30 イントラムロス周辺でランチ 14:00 リサール公園散策(国民的英雄ホセ・リサールの記念碑) 15:30 マニラ湾沿いを散策 17:00 マニラ湾で夕日鑑賞(世界三大夕日の一つ) 19:00 マカティまたはBGCでディナー

このコースでは、マニラの歴史・自然・現代都市を1日で体験できます。

(2) 2泊3日で郊外も楽しむコース

1日目

  • 午前:ニノイ・アキノ国際空港到着、マカティ・BGCのホテルへ
  • 午後:イントラムロス観光(サンチャゴ要塞、サン・アグスチン教会、カーサ・マニラ)
  • 夜:マニラ湾で夕日鑑賞

2日目

  • 終日:タガイタイ日帰りツアー(世界最小のタール火山、避暑地の景色を楽しむ)
  • 夜:マカティまたはBGCでショッピング・ディナー

3日目

  • 午前:リサール公園・マニラ大聖堂・SMモール・オブ・アジア(アジア最大級のショッピングモール)
  • 午後:空港へ

2泊3日なら、郊外観光(タガイタイ、パグサンハン滝など)もプラスでき、よりバラエティに富んだ旅を楽しめます。

アクセス・交通・宿泊エリア

(1) 日本からのフライトと空港アクセス

日本からマニラへは、成田・羽田・関空から直行便が運航しています。

出発地 所要時間 航空会社(例)
成田 約4〜5時間 JAL、ANA、フィリピン航空等
羽田 約4〜5時間 JAL、ANA、フィリピン航空等
関西 約4〜5時間 ANA、フィリピン航空等

ニノイ・アキノ国際空港(NAIA)は4つのターミナルがあり、市内へのアクセスはGrabアプリでの配車が便利です。マカティ・BGCまで約30分、料金は300〜400ペソ(約780〜1,040円)が目安です。

タクシーも利用できますが、メーター不使用や遠回りなどのトラブルを避けるため、Grabアプリの利用を推奨します。

(2) 市内移動手段と安心な宿泊エリア

市内移動手段

  • Grabアプリ: 配車アプリ、料金が明確で安全性が高い(推奨)
  • タクシー: メーター利用を確認、初乗り40ペソ(約104円)
  • ジプニー: フィリピン名物の乗り合いバス、格安だが観光客には難易度高め
  • MRT(高架鉄道): マカティ・エドサ方面への移動に便利

安心な宿泊エリア

エリア 特徴 宿泊料金目安(1泊)
マカティ ビジネス街、高級ホテル・ショッピングモール充実 5,000〜15,000円
BGC 近代的開発地区、治安良好、高級エリア 6,000〜20,000円
マニラ(イントラムロス周辺) 観光スポットに近い、中価格帯のホテル多い 3,000〜8,000円

(出典:NEWT、2024年時点の情報)

治安の良いBGC・マカティエリアを拠点にするのが安心です。

治安・旅行準備の注意点

(1) 安全なエリアと避けるべきエリア

マニラの治安は、エリアによって大きく異なります。

比較的安全なエリア

  • BGC(ボニファシオ・グローバル・シティ): 計画的に整備された近代都市、セキュリティが厳重
  • マカティ: ビジネス街、警備員が多く日中は安全

避けるべきエリア

  • マラテ・エルミタ地区: 歓楽街、夜間は特に注意
  • トンド地区: 貧困地域、観光客は立ち入らない方が安全

安全対策のポイント

  • 夜間の一人歩きは避け、Grabアプリで移動
  • 貴重品は最小限にし、ホテルのセーフティボックスを利用
  • 万が一強盗に遭った場合は抵抗せず財布を渡す(フィリピンは拳銃が合法のため)
  • 最新の治安情報は外務省 海外安全ホームページで確認

2024年末には日本人を狙った拳銃強盗が多発したため、貴重品の管理を徹底してください(出典:G Mobile)。

(2) ビザ・両替・持ち物の準備

ビザ

  • 30日以内の観光目的滞在はビザ不要(往復航空券の提示が必要)
  • パスポート有効期限は滞在日数+6ヶ月以上必要

両替

  • 空港・ホテル・ショッピングモールで両替可能
  • 1ペソ=約2.6円(2024年時点)
  • クレジットカードはホテル・レストラン・ショッピングモールで利用可能

持ち物

  • 日焼け止め・帽子(年間を通じて日差しが強い)
  • 軽い羽織物(室内の冷房対策)
  • 常備薬(腹痛・下痢止め等)

まとめ:目的別マニラ観光プラン

マニラ観光は、目的に応じてコースをカスタマイズできます。

目的 おすすめプラン
歴史・文化 イントラムロス・サン・アグスチン教会・リサール公園を巡る
自然・景勝地 マニラ湾の夕日鑑賞、タガイタイ日帰りツアー
近代都市体験 BGC・マカティのショッピング・レストラン巡り
ショッピング SMモール・オブ・アジア、グリーンベルト
安全重視 BGC・マカティエリアに宿泊、Grabアプリで移動

市内主要スポットは1〜2日で巡れますが、郊外観光(タガイタイ、パグサンハン滝等)も含めるなら2泊3日がおすすめです。治安情報・料金・営業時間は変更される可能性があるため、最新情報はフィリピン政府観光省外務省 海外安全ホームページでご確認ください。

よくある質問

Q1マニラの治安は大丈夫?

A1BGC(ボニファシオ・グローバル・シティ)・マカティは比較的安全です。夜間の一人歩きは避け、Grabアプリでの移動を推奨します。マラテ・エルミタ地区(歓楽街)やトンド地区は治安に注意が必要で、観光客は立ち入らない方が安全です。最新情報は外務省 海外安全ホームページで確認してください。

Q2マニラ観光のベストシーズンはいつ?

A2乾季の12月〜5月がおすすめです。特に1〜3月は快適な気候で観光に最適です。雨季(6月〜11月)は台風シーズンでもあるため、乾季の訪問を推奨します。年間を通じて気温は高いため、日焼け止め・帽子・水分補給を忘れずに。

Q3マニラ観光は何日必要?

A3市内主要スポット(イントラムロス、サン・アグスチン教会、リサール公園、マニラ湾)は1〜2日で回れます。タガイタイ(世界最小のタール火山)やパグサンハン滝など郊外観光も含める場合は、2泊3日程度が目安です。

Q4日本からマニラへのアクセスは?

A4成田・羽田・関空から直行便で約4〜5時間です。時差は1時間のみで体への負担が少なく、短期旅行に向いています。ニノイ・アキノ国際空港から市内(マカティ・BGC)まではGrabアプリで約30分、料金は300〜400ペソ(約780〜1,040円)が目安です。

T

Tripfolio編集部

Tripfolioは、旅行・観光に関する実践的な情報を提供するメディアです。観光スポット、旅行計画、宿泊施設、グルメ情報など、旅行者に役立つ情報を分かりやすく解説しています。

関連記事

おすすめ記事