北朝鮮旅行は可能か?渡航制限・ツアー・リスクを徹底解説

著者: Tripfolio編集部公開日: 2025/12/14

北朝鮮旅行は可能か?現状と背景

北朝鮮への旅行に関心を持つ際、「実際に渡航できるのか」「どのようなリスクがあるのか」と疑問を持つ方は少なくありません。

この記事では、北朝鮮への渡航制限、ツアーの実態、リスクと注意点を、外務省 海外安全ホームページの公式情報を元に解説します。

重要: 日本国外務省は北朝鮮への渡航を自粛するよう要請しています(2017年4月10日発出、2025年現在も有効)。この記事は情報提供を目的としており、北朝鮮渡航を推奨するものではありません。

この記事のポイント

  • 日本国外務省は北朝鮮への渡航を自粛するよう要請している(核実験・ミサイル発射等を理由とする日本独自の制裁措置の一環)
  • 北朝鮮に日本大使館・領事館が存在しないため、事件・事故等に遭遇した場合、通常の領事支援サービスは期待できない
  • 北朝鮮旅行は団体ツアーのみが許可されており、個人旅行は一切不可能
  • 2020年1月以降、コロナによる国境閉鎖が継続中で、2025年現在も一般観光の全面再開時期は未定

(1) 北朝鮮観光の歴史と訪問者数

北朝鮮では、外国人観光客の受け入れが限定的ながら行われてきました。コロナ前(2019年以前)は年間約20万人の外国人観光客が訪れ、そのうち約80%が中国人観光客、日本人観光客は年間約300人でした(Wikipedia東洋経済オンライン)。

観光客は主に平壌市内、革命史跡、白頭山、板門店、開城等を訪問していました。

(2) 2020年以降のコロナ国境閉鎖と現状

2020年1月以降、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、北朝鮮政府は国境を閉鎖し観光業は停止状態となりました。

2024-2025年に部分的に再開されていますが、一般観光の全面再開時期は未定です。詳細は後述します。

日本からの渡航制限と外務省の要請

(1) 外務省の渡航自粛要請(2017年4月10日発出)

日本国外務省は、2017年4月10日に北朝鮮への渡航を自粛するよう要請を発出しました(外務省)。この要請は2025年現在も有効です。

要請の理由は、核実験・ミサイル発射等を理由とする日本独自の制裁措置の一環です。

重要: 渡航自粛要請には法的拘束力はありませんが、安全上の強い警告です。北朝鮮に日本大使館・領事館が存在しないため、事件・事故等に遭遇した場合、通常の領事支援サービスは期待できません。

(2) 日本独自の対北朝鮮制裁措置

日本政府は、核実験・ミサイル発射等を理由に、独自の対北朝鮮制裁措置を実施しています(外務省)。

制裁措置には、渡航自粛要請の他、送金規制、輸出入禁止等が含まれます。

北朝鮮ツアーの実態と申込方法

(1) 団体ツアーのみ可能(個人旅行は不可)

北朝鮮旅行は、主に団体ツアーのみが許可されています。個人旅行(航空券や宿泊施設を自分で予約)は一切不可能です。

一般観光客は北朝鮮の旅行社のガイドに終始同行され、団体行動を取る必要があります。外国人観光客は常にガイドの監視下に置かれ、自由行動は許可されません。

(2) 申込窓口と旅行代理店(中外旅行社等)

北朝鮮旅行を申し込む場合、全て北朝鮮政府認可の旅行代理店を通じて申請・手配する必要があります。

中外旅行社は、日本国内で北朝鮮政府公認の窓口として機能している旅行代理店です(中外旅行社)。

注意: 2025年現在、コロナによる国境閉鎖が継続中のため、一般観光の全面再開時期は未定です。最新情報は外務省の渡航情報や専門の旅行代理店に確認してください。

(3) ツアー内容と費用

ツアー内容により異なりますが、費用は5万円~数十万円程度です。

訪問先は、平壌市内、革命史跡、白頭山、板門店、開城等が一般的です。具体的な内容は、北朝鮮政府公認旅行代理店に確認してください。

北朝鮮旅行のリスクと注意点

北朝鮮旅行には、以下のリスクがあります。

(1) 領事支援の不在(日本大使館・領事館なし)

北朝鮮に日本大使館・領事館が存在しないため、事件・事故等に遭遇した場合、通常の領事支援サービスは期待できません(外務省 海外安全ホームページ)。

領事支援とは、海外で日本国民が事件・事故に遭遇した際、在外公館(大使館・領事館)が提供する支援サービスです。

(2) 拘束・拘留の危険性

北朝鮮の法律・規則に違反した場合、拘束・拘留される危険性があります。過去に外国人旅行者の拘束事例があります。

拘束された場合、長期拘留や強制労働刑のリスクがあります。

(3) 禁止事項と法的リスク

北朝鮮旅行で禁止されていることは、以下の通りです。

  • ガイドの許可なく移動すること
  • 北朝鮮政府批判
  • 写真撮影禁止区域での撮影

これらに違反した場合、法律違反となり、拘束・拘留される危険性があります(Risk Mate)。

(4) 地政学的リスク

核実験・ミサイル発射等による地政学的リスクが常に存在し、国際情勢の変化により急遽帰国できなくなる可能性があります。

2024-2025年の観光再開動向

(1) 2024年の観光再開計画

2024年8月、北朝鮮は2024年末までに観光客受け入れを再開する計画を発表しました(Koryo Tours、KTG Tours等のツアーオペレーターが報道)(Arab News)。

ただし、2025年現在も一般観光の全面再開時期は未定です。

(2) ロシア人観光客と羅先市での試験的受け入れ

2024年にロシア人観光客が最初の訪問団として入国しました。2025年に羅先市で他国の観光客の試験的受け入れを開始しています。

2026年4月の平壌マラソン参加を目的とする特別な団体ビザでの入国が可能になる見通しです(日本人も対象)。

重要: 最新情報は外務省 海外安全ホームページで必ず確認してください。

まとめ:北朝鮮旅行を検討する際の判断基準

北朝鮮への旅行は、日本国外務省が渡航を自粛するよう要請しています(2017年4月10日発出、2025年現在も有効)。北朝鮮に日本大使館・領事館が存在しないため、事件・事故等に遭遇した場合、通常の領事支援サービスは期待できません。

北朝鮮旅行は団体ツアーのみが許可されており、個人旅行は一切不可能です。外国人観光客は常にガイドの監視下に置かれ、自由行動は許可されません。

2020年1月以降、コロナによる国境閉鎖が継続中で、2025年現在も一般観光の全面再開時期は未定です。

北朝鮮旅行を検討する場合は、外務省 海外安全ホームページの最新渡航情報を必ず確認し、専門の旅行代理店に相談することを強く推奨します。

よくある質問

Q1北朝鮮へ日本人は旅行できる?

A1日本国外務省は渡航を自粛するよう要請していますが(2017年4月10日発出、2025年現在も有効)、法的に禁止されてはおらず、旅行代理店経由で可能です。ただし2025年現在、コロナによる入国制限が継続中で、一般観光の全面再開時期は未定です。最新情報は外務省 海外安全ホームページで必ず確認してください。

Q2北朝鮮旅行で禁止されていることは?

A2ガイドの許可なく移動すること、北朝鮮政府批判、写真撮影禁止区域での撮影等が禁止されています。これらに違反した場合、拘束・拘留される危険性があります。北朝鮮の法律・規則に違反した場合、長期拘留や強制労働刑のリスクがあります。詳細は外務省の安全対策基礎データでご確認ください。

Q3北朝鮮旅行の費用はいくら?

A3ツアー内容により異なりますが、5万円~数十万円程度です。中外旅行社等の北朝鮮政府公認旅行代理店に確認することを推奨します。ただし、2025年現在、コロナによる国境閉鎖が継続中のため、一般観光の全面再開時期は未定です。最新情報は外務省の渡航情報で確認してください。

Q4北朝鮮でトラブルに遭ったらどうなる?

A4北朝鮮に日本大使館・領事館が存在しないため、通常の領事支援サービスは期待できません。拘束された場合、長期拘留や強制労働刑のリスクがあります。核実験・ミサイル発射等による地政学的リスクも常に存在し、国際情勢の変化により急遽帰国できなくなる可能性があります。詳細は外務省 海外安全ホームページでご確認ください。

Q5北朝鮮観光はいつ再開される?

A52024年末までに観光客受け入れを再開する計画が発表されましたが、2025年現在も一般観光の全面再開時期は未定です。2024年にロシア人観光客が訪問し、2025年に羅先市で試験的受け入れが開始されています。最新情報は外務省 海外安全ホームページで必ず確認することを推奨します。

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Tripfolio編集部

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