門司港観光の魅力とは
北九州・門司港エリアへの旅行を検討する際、「どこを回ればいいのか」「どれくらい時間がかかるか」と悩む方は少なくありません。
この記事では、門司港観光の主要スポット、効率的なモデルコース、名物グルメ、アクセス方法を、北九州市観光情報・門司港レトロ公式サイトの情報を元に解説します。
初めて門司港を訪れる方でも、レトロな街並みと名物グルメを効率的に楽しめるようになります。
この記事のポイント
- 門司港レトロは明治〜大正時代の歴史的建造物が集まるエリアで、半日(約4時間)で徒歩で回れる
- 門司港駅は2019年に大正時代の姿に復元された重要文化財で、ネオ・ルネッサンス様式が美しい
- 焼きカレーは門司港発祥のご当地グルメで、40店舗以上で提供されている
- 博多駅からJRで約1時間20分、歩行距離は約1.5kmとコンパクト
- 関門海峡クローバーきっぷ(大人800円)で関門汽船・バス・観光列車が乗り放題
なぜ門司港観光が注目されるのか
門司港は、明治から昭和初期にかけて国際貿易港として栄えた港町です。当時の歴史的建造物が残る「門司港レトロ」エリアは、国土交通省の「都市景観大賞」を受賞し、レトロな街並みと関門海峡の絶景が楽しめる観光地として人気を集めています。
北九州市によると、2019年に門司港駅が約6年の改修を経て大正時代の姿に復元され、観光客が増加しています。門司港レトロは見どころが駅周辺に集中しており、半日(約4時間)で徒歩で主要スポットを回れるため、日帰り旅行や九州周遊の立ち寄りスポットとして最適です。
門司港レトロの基礎知識:歴史・エリア・特徴
門司港レトロとは:明治〜大正時代の歴史的建造物群
門司港レトロとは、明治から大正時代に建設された歴史的建造物が保存・再活用されている観光エリアです。門司港は明治22年(1889年)に特別輸出港に指定され、石炭の輸出拠点、貿易の玄関口として繁栄しました。
現在は、当時の税関や銀行、商社などの建物がカフェ・レストラン・博物館として活用され、レトロな雰囲気を残しながら観光地として生まれ変わっています。
門司港駅の大正時代復元と都市景観大賞受賞
門司港レトロ公式HPによると、門司港駅は大正3年(1914年)に建設されたネオ・ルネッサンス様式の駅舎で、重要文化財に指定されています。2019年に約6年かけて大正時代の姿に復元され、木造の優雅な内装が見どころです。
門司港レトロエリアは、歴史的建造物の保存と景観整備が評価され、国土交通省の「都市景観大賞」を受賞しています。
レトロエリアの地理:コンパクトな徒歩圏内
門司港レトロエリアは、門司港駅を中心に東西約1.5kmのコンパクトなエリアです。主要観光スポットは徒歩圏内に集まっており、レンタサイクル(1日800円〜)も利用できます。
海沿いに遊歩道が整備されており、関門海峡を眺めながらの散策が楽しめます。
門司港レトロの主要観光スポット
門司港駅:ネオ・ルネッサンス様式の重要文化財
門司港駅は、門司港観光の起点となる重要文化財です。大正3年建設のネオ・ルネッサンス様式の駅舎は、木造の優雅な内装と左右対称のファサードが特徴です。
駅舎内には「スターバックスコーヒー門司港駅店」があり、レトロな空間でコーヒーを楽しめます。2階の旧貴賓室(見学無料)は、皇族や外国要人が利用した部屋で、当時の調度品が展示されています。
ブルーウィングもじ:日本最大級の跳ね橋
ブルーウィングもじは、全長108mの日本最大級の歩行者専用跳ね橋です。1日6回(10:00, 11:00, 13:00, 14:00, 15:00, 16:00)橋が跳ね上がり、船が通過する様子を見学できます。
跳ね橋が開閉する際に手をつないだカップルは幸せになるという「恋人の聖地」としても知られています。
旧門司税関・旧大阪商船・旧門司三井倶楽部
門司港レトロには、明治〜大正時代の歴史的建造物が点在しています。
旧門司税関(明治45年建設)は、赤レンガ造りの建物で、現在は門司港の歴史を紹介する展示スペースとして無料公開されています。
旧大阪商船(大正6年建設)は、海運会社の支店として建設された木造建築で、現在はギャラリー・カフェとして利用されています。
旧門司三井倶楽部(大正10年建設)は、三井物産の社交倶楽部として建設されました。アインシュタインが宿泊した部屋が保存されており、見学可能です(入館料150円)。
門司港レトロ展望室:関門海峡の絶景
門司港レトロ展望室は、地上103mの高層マンション31階にある展望室です。関門海峡、下関市街、関門橋を一望でき、夜景も美しいと評判です。入館料は大人300円です。
2025年1月には、30階に「プレミアムシート」がオープンし、1時間2,500円で絶景を独占できるサービスが始まりました。
門司港半日・1日モデルコースと所要時間
半日モデルコース(約4時間):レトロエリア徒歩巡り
楽天トラベルを参考に、半日で効率よく回るモデルコースを紹介します。
午前(10:00-13:00)
- 10:00 門司港駅到着・駅舎見学(所要30分)
- 10:30 旧門司税関・旧大阪商船見学(所要30分)
- 11:00 ブルーウィングもじ(跳ね橋開閉見学、所要15分)
- 11:30 焼きカレーで昼食(所要1時間)
午後(13:00-14:00)
- 13:00 旧門司三井倶楽部見学(所要30分)
- 13:30 門司港レトロ展望室(所要30分)
- 14:00 門司港駅に戻り、帰路へ
1日モデルコース:門司港+下関海峡周遊
1日あれば、門司港と下関を組み合わせた海峡周遊が楽しめます。
午前(10:00-12:00):上記の半日コース前半
午後(13:00-17:00):下関周遊
- 13:00 関門連絡船で下関へ(所要5分、片道400円)
- 13:30 唐戸市場で海鮮ランチ(所要1時間)
- 14:30 関門トンネル人道(海底トンネル徒歩、所要30分)
- 15:30 赤間神宮見学(所要30分)
- 16:00 関門汽船で門司港へ戻る
- 16:30 門司港レトロ展望室で夕景鑑賞(所要30分)
- 17:00 門司港駅に戻り、帰路へ
レンタサイクル活用と効率的な回り方
門司港レトロは徒歩で回れますが、レンタサイクルを利用すると移動が効率的です。
- レンタサイクル:門司港駅前観光案内所で貸出、1日800円〜
- 歩行距離:約1.5km、平坦な道が多い
- 所要時間:徒歩で半日(約4時間)、レンタサイクルで3時間程度
門司港の名物グルメと人気店舗
焼きカレー:門司港発祥のご当地グルメ
じゃらんニュースによると、焼きカレーは門司港発祥のご当地グルメです。カレーライスの上にチーズと卵をのせてオーブンで焼き上げた料理で、40店舗以上で提供されています。
発祥は1950年代、門司港の喫茶店「山田屋」のまかない料理が始まりとされています。2001年に「門司港焼きカレー倶楽部」が発足し、ご当地グルメとしてPRされるようになりました。
焼きカレーの人気店舗と選び方
門司港レトロには焼きカレーの店舗が多数あり、それぞれ特徴が異なります。
ベアフルーツ:フルーツカレーをベースにした焼きカレー。甘めで食べやすい。
Sailor:シーフードたっぷりの焼きカレー。海鮮の旨味が効いている。
伽哩本舗:スパイシーな本格派焼きカレー。辛党におすすめ。
価格は1,000〜1,500円が目安です。人気店は行列ができることがあるため、時間に余裕を持った計画がおすすめです。
その他のグルメ:海鮮・カフェ・レトロ喫茶
焼きカレー以外にも、門司港には魅力的なグルメがあります。
海鮮料理:門司港は漁港でもあり、新鮮な魚介類が楽しめます。門司港駅周辺には海鮮丼や刺身定食を提供する店舗があります。
レトロ喫茶:旧大阪商船内の「三宜楼カフェ」など、歴史的建造物を活用したカフェで、レトロな雰囲気を楽しめます。
バナナの叩き売り発祥地:門司港はバナナの輸入拠点だったため、「バナナの叩き売り」発祥の地として知られています。バナナスイーツを提供する店舗もあります。
アクセス・交通手段・お得なきっぷ
博多駅・福岡空港からのアクセス
クロスロードふくおかによると、門司港へのアクセスは以下の通りです。
博多駅から
- JR鹿児島本線で乗り換えなし
- 所要時間:約1時間20分
- 運賃:片道1,290円
福岡空港から
- 地下鉄で博多駅へ(約6分)、JRで門司港駅へ(約1時間20分)
- 所要時間:約1時間35分
新幹線利用の場合
- 小倉駅でJR鹿児島本線に乗り換え(約15分)
関門海峡クローバーきっぷの活用法
関門海峡クローバーきっぷは、関門汽船・バス・観光列車(潮風号)が乗り放題のお得な周遊きっぷです。
- 料金:大人800円、小人400円
- 有効期間:1日
- 販売場所:門司港駅前観光案内所、関門汽船乗り場
門司港と下関を一周するルートに最適で、個別に交通費を支払うよりもお得です。
駐車場と車でのアクセス
車でのアクセス
- 北九州都市高速「春日IC」から約5分
- 関門自動車道「門司IC」から約7分
駐車場
- 門司港レトロ第1〜3駐車場(有料、1時間200円)
- 門司港駅周辺にも複数の駐車場あり
- 休日は混雑するため、公共交通機関の利用がおすすめ
まとめ
門司港観光は、明治〜大正時代の歴史的建造物(門司港駅、旧門司税関等)と名物グルメ(焼きカレー)を中心に、半日(約4時間)で徒歩で回れるコンパクトなエリアです。
下関と組み合わせて1日周遊することもでき、関門海峡クローバーきっぷを活用すれば、交通費を節約できます。博多駅からJRで約1時間20分とアクセスも良好です。
詳細は門司港レトロ公式サイトや各施設の公式情報を確認しながら、レトロな街並みと名物グルメを楽しんでください。
