リスボン観光ガイド|必見スポット・モデルコース・費用を完全解説

著者: Tripfolio編集部公開日: 2025/12/3

リスボン観光の魅力とは

ヨーロッパ屈指の歴史都市・リスボンへの旅行を検討する際、「どこを回ればいいのか」「予算はどれくらい必要か」と悩む方は少なくありません。

この記事では、リスボン観光の必見スポット、効率的なモデルコース、旅行費用、注意点を、観光庁・阪急交通社の公式情報を元に解説します。

初めてリスボンを訪れる方でも、効率的に観光地を巡れるようになります。

この記事のポイント

  • リスボンは大航海時代の歴史遺産と美しい街並みが魅力の都市で、市内観光に2日・郊外含め3〜4日が目安
  • ベレン地区(世界遺産)、アルファマ地区(トラム28番)、バイシャ地区が主要観光エリア
  • 24時間20€のリスボアカードで公共交通機関と主要観光スポット入場が無料に
  • 旅行費用は総額20〜30万円が目安(航空券10〜15万円、宿泊費1泊1.8〜3.5万円、食費1日5,000〜8,000円)
  • スリ・ひったくり対策と歩きやすい靴が必須(坂道・石畳が多い)

なぜリスボン観光が注目されるのか

リスボンは、15〜16世紀の大航海時代に繁栄したポルトガルの首都です。ベレンの塔やジェロニモス修道院といった世界遺産、レトロなトラム28番が走る美しい街並み、新鮮な魚介類を使ったグルメなど、多彩な魅力があります。

観光庁の調査によると、日本人の海外旅行先として南欧エリアの人気が高まっており、リスボンもその一つです。西ヨーロッパの他都市と比較して物価がやや安く、2〜3日で主要観光地を回れるため、初めてのヨーロッパ旅行にも適しています。

リスボン観光の基礎知識:歴史・地理・特徴

リスボンの歴史:大航海時代とマヌエル様式

リスボンは15世紀のエンリケ航海王子以降、大航海時代の拠点として繁栄しました。この時期に生まれた「マヌエル様式」という建築様式は、海や航海をモチーフとした装飾が特徴で、ジェロニモス修道院やベレンの塔に見られます。

1755年のリスボン大地震で市街地の多くが破壊されましたが、バイシャ地区は碁盤目状に再建され、現在も整然とした街並みが残っています。

リスボンの地理:7つの丘と坂道の街

リスボンは「7つの丘の街」と呼ばれ、坂道と石畳が多いのが特徴です。そのため、トラム(路面電車)やケーブルカー、サンタ・ジュスタのリフト(エレベーター)といった移動手段が発達しています。

主要な観光エリアは以下の3つに分かれます。

  • ベレン地区:大航海時代の遺産が残る世界遺産エリア
  • アルファマ地区:リスボン最古の歴史地区、迷路のような路地が魅力
  • バイシャ地区:市内中心部、コメルシオ広場や繁華街

リスボアカードの活用法と節約術

リスボアカードは、リスボン市内の公共交通機関(地下鉄・バス・トラム)と主要観光スポット(ベレンの塔、ジェロニモス修道院等)の入場がセットになったカードです。

カード種類 料金 有効期間
24時間券 20€ 購入後24時間
48時間券 34€ 購入後48時間
72時間券 42€ 購入後72時間

複数の観光スポットを回る予定なら、個別に入場料と交通費を支払うよりもお得になります。KKdayやKlookで事前購入すると、現地で引き換えるだけで利用できます。

エリア別必見スポットと見どころ

ベレン地区:ベレンの塔・ジェロニモス修道院

阪急交通社の紹介によると、ベレン地区は大航海時代の遺産が集まるエリアです。

ベレンの塔(世界遺産)は、16世紀初頭に建設された要塞兼監視塔です。マヌエル様式の装飾が美しく、テージョ川の河口に立つ姿は絵になります。入場料は6€、リスボアカード保有者は無料です。

ジェロニモス修道院(世界遺産)は、ヴァスコ・ダ・ガマの偉業を記念して建設されたマヌエル様式の傑作です。内部の回廊は美しく、入場料は10€、リスボアカード保有者は無料です。

ベレン地区では「パステル・デ・ナタ」(エッグタルト)の発祥店「パスティス・デ・ベレン」も必見です。焼きたてのタルトは外がサクサク、中はクリーミーで、1個1.3€程度です。

アルファマ地区:トラム28番・サン・ジョルジェ城

トラム28番は、リスボン観光の名物レトロ路面電車です。アルファマ地区の迷路のような坂道をガタゴト走る体験は、リスボン観光のハイライトの一つです。始発のMartim Moniz駅から乗車すると座席を確保しやすくなります。乗車料金は3€、リスボアカード保有者は無料です。

サン・ジョルジェ城は、アルファマ地区の丘の上に立つ古城です。城壁からはリスボン市街とテージョ川を一望でき、夕暮れ時の景色が特に美しいと評判です。入場料は10€、リスボアカード保有者は無料です。

バイシャ地区:コメルシオ広場・サンタ・ジュスタのリフト

コメルシオ広場は、テージョ川に面したリスボン最大の広場です。1755年のリスボン大地震後に再建され、中央にはジョゼ1世の騎馬像が立っています。カフェやレストランが並び、観光の起点として便利です。

サンタ・ジュスタのリフトは、1902年に完成した高さ45mのエレベーターです。バイシャ地区から丘の上まで一気に上ることができ、展望台からの眺めが素晴らしいです。乗車料は5.3€です。

郊外日帰り観光:シントラ・オビドス・ロカ岬

リスボン郊外には、日帰りで行ける魅力的な観光地があります。

シントラは、世界遺産の宮殿群(ペーナ宮殿、レガレイラ宮殿等)が点在する山間の街です。リスボンから電車で約40分、往復4.5€です。

ロカ岬は、ユーラシア大陸最西端の岬で、「ここに陸終わり、海始まる」と詩人カモンイスの碑文が刻まれています。シントラからバスで約30分です。

オビドスは、城壁に囲まれた中世の街並みが美しい小さな町です。リスボンから電車とバスで約1時間半です。

リスボン1日・2日モデルコースと所要時間

1日モデルコース:ベレン地区+市内中心部

VELTRA旅行ガイドを参考に、1日で効率よく回るモデルコースを紹介します。

午前(9:00-13:00):ベレン地区

  • 9:00 ジェロニモス修道院(所要1.5時間)
  • 10:30 ベレンの塔(所要1時間)
  • 11:30 パスティス・デ・ベレンでエッグタルト
  • 12:00 発見のモニュメント(所要30分)

午後(14:00-18:00):市内中心部

  • 14:00 コメルシオ広場散策(所要30分)
  • 15:00 トラム28番でアルファマ地区へ(所要1時間)
  • 16:00 サン・ジョルジェ城(所要1.5時間)
  • 17:30 アルファマ地区散策・夕食

2日モデルコース:市内観光+日帰りシントラ

2日あれば、市内観光とシントラ日帰り観光を組み合わせることができます。

1日目:上記の1日モデルコース

2日目(9:00-18:00):シントラ日帰り

  • 9:00 リスボン・ロシオ駅発(電車40分)
  • 10:00 ペーナ宮殿(所要2時間)
  • 12:00 シントラ旧市街で昼食
  • 14:00 レガレイラ宮殿(所要2時間)
  • 16:00 ロカ岬へ(バス30分、滞在1時間)
  • 18:00 リスボンへ帰着

効率的な回り方とトラム・地下鉄の活用

リスボン観光では、公共交通機関の活用がカギです。

  • 地下鉄:ホテル↔観光地の移動に便利(4路線、市内中心部をカバー)
  • トラム:28番線は観光に最適、15番線はベレン地区へのアクセスに便利
  • バス:郊外観光地(シントラ、ロカ岬)への移動

リスボアカードを活用すれば、これらすべてが無料になります。

リスボン観光の費用・予算・アクセス

旅行費用の内訳:航空券・宿泊費・食費・観光費

NEWTの調査によると、リスボン旅行の総予算は20〜30万円が目安です。

項目 内容 目安額
航空券 日本-リスボン往復(乗継便) 10〜15万円
宿泊費 ビジネスホテル3泊(1泊1.8〜3.5万円) 5〜10万円
食費 朝・昼・夕(4日分、1日5,000〜8,000円) 2〜3万円
観光費 リスボアカード48h、入場料等 1万円
雑費 お土産、その他 1〜2万円

航空券は、直行便(エールフランス経由等)なら15万円以上、乗継便なら10万円前後が相場です。オフシーズン(11〜3月)は2〜3割安くなります。

現地での予算目安:1日あたりの費用

現地での1日あたりの予算は、以下のように配分できます。

  • 朝食:カフェで5〜8€(パン・コーヒー)
  • 昼食:カジュアルレストランで10〜15€
  • 夕食:レストランで20〜30€(魚介料理・ワイン)
  • 観光費:入場料・交通費で10〜20€(リスボアカード利用時は節約可)

ポルトガルは西ヨーロッパの中では物価がやや安く、1日5,000〜8,000円程度で過ごせます。

日本からのアクセスと入国手続き

日本からリスボンへの直行便はなく、パリ・フランクフルト・イスタンブール等で乗り継ぎます。総所要時間は15〜18時間です。

2024年現在、新型コロナウイルス関連の入国制限は全面解除されており、90日以内の観光目的であればビザは不要です。詳細は外務省海外安全ホームページでご確認ください。

注意点と失敗しないコツ:スリ対策・服装・持ち物

スリ・ひったくり対策と貴重品の管理

リスボンは比較的安全な都市ですが、観光地ではスリやひったくりが多発しています。特にトラム28番やコメルシオ広場周辺では注意が必要です。

  • バッグは体の前で持つ
  • 貴重品はホテルのセーフティボックスに
  • スマートフォンをテーブルに置かない
  • 人混みでは周囲に警戒

歩きやすい靴と服装の準備

リスボンは坂道と石畳が多いため、歩きやすい靴が必須です。ヒールやサンダルは避け、スニーカーやウォーキングシューズを選びましょう。

気候は温暖ですが、夏季(6〜9月)は日差しが強く、帽子・サングラス・日焼け止めがあると快適です。冬季(11〜3月)は雨が多いため、折り畳み傘を持参すると安心です。

混雑時期とオフシーズンの選び方

リスボンのベストシーズンは6〜9月で、気候が安定しています。ただし、この時期は観光客が多く、人気スポットは混雑します。

オフシーズン(11〜3月)は雨が多いものの、航空券やホテルが2〜3割安くなり、観光地もゆっくり回れます。混雑を避けたい方にはオフシーズンもおすすめです。

まとめ

リスボン観光は、大航海時代の世界遺産(ベレンの塔、ジェロニモス修道院)、レトロなトラム28番、美しいアルファマ地区を中心に回るのが定番です。市内観光に2日、郊外日帰り観光(シントラ・ロカ岬)を含めると3〜4日が目安です。

リスボアカードを活用すれば、交通費と入場料を大幅に節約できます。坂道と石畳が多いため、歩きやすい靴を準備し、スリ対策も忘れずに行いましょう。

観光協会や宿泊施設に相談しながら、自分に合ったプランを立ててください。

よくある質問

Q1リスボン観光に必要な日数はどれくらい?

A1市内観光で2日、郊外日帰り観光を含めると3〜4日が目安です。ベレン地区(ベレンの塔、ジェロニモス修道院)、アルファマ地区(トラム28番)、バイシャ地区(コメルシオ広場)を回るなら2日は確保したいところです。シントラ、ロカ岬、オビドスなどの郊外観光を含める場合は、さらに1〜2日追加すると余裕を持って回れます。詳細は各観光施設の公式サイトでご確認ください。

Q2リスボン旅行の予算はいくら?

A2総額20〜30万円が目安です。内訳は、航空券10〜15万円(乗継便)、宿泊費1泊1.8〜3.5万円(3泊で5〜10万円)、食費1日5,000〜8,000円(4日分で2〜3万円)、観光費1万円程度です。オフシーズン(11〜3月)に旅行すれば、航空券とホテルが2〜3割安くなり、総額15〜25万円に抑えることも可能です。リスボアカードを活用すると、交通費と入場料を節約できます。

Q3リスボアカードは買うべき?

A3複数の観光スポットを回る予定なら、リスボアカードの購入がおすすめです。24時間券20€で、リスボン市内の公共交通機関(地下鉄・バス・トラム)と主要観光スポット(ベレンの塔、ジェロニモス修道院、サン・ジョルジェ城等)の入場が無料になります。個別に交通費と入場料を支払うと30€以上かかるため、元が取れる計算です。KKdayやKlookで事前購入すると、現地で引き換えるだけで利用できます。

Q4リスボンのベストシーズンはいつ?

A46〜9月が気候安定で観光に最適なベストシーズンです。ただし、この時期は観光客が多く、人気スポットは混雑します。ゆっくり観光したい方には、オフシーズン(11〜3月)がおすすめです。雨が多いものの、航空券やホテルが2〜3割安くなり、観光地もゆっくり回れます。気候は温暖で、冬でも最低気温は10℃前後です。詳細は気象庁の公式サイトでご確認ください。

Q5日帰りでどこに行ける?

A5リスボンから日帰りで行ける人気観光地は、シントラ(世界遺産の宮殿群)、ロカ岬(ユーラシア大陸最西端)、オビドス(中世の城壁都市)です。シントラはリスボンから電車で約40分、ペーナ宮殿やレガレイラ宮殿を訪れることができます。ロカ岬はシントラからバスで約30分です。オビドスはリスボンから電車とバスで約1時間半、城壁に囲まれた美しい街並みを散策できます。

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Tripfolio編集部

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