韓国旅行の費用が注目される理由:近場でコスパ抜群の旅先
韓国は東京から約2時間半で行ける最も近い海外で、LCC利用で往復2万円台から旅行が可能です。
この記事では、韓国旅行の費用内訳、日数別・プラン別の総額目安、節約テクニック、予約タイミングを、JTB・三井住友VISAカードの公式情報を元に解説します。
初めて韓国旅行を計画する方でも、予算に応じた最適なプランを立てられるようになります。
この記事のポイント
- 2泊3日の韓国旅行は総額7~9万円が目安、節約すれば5万円程度でも可能
- 航空券が費用の3~4割を占め、LCC利用・火曜水曜出発で大幅に抑えられる
- 食費は1日5,000円程度、屋台グルメなら500円以下とコスパ良好
- オフシーズン(9~10月、1~2月、6月)は航空券・ホテルが安く、ハイシーズンは1.5~2倍
(1) 東京から約2時間半、日本から最も近い海外
韓国は東京から約2時間半、大阪から約1時間40分のフライト時間で、日本から最も近い海外旅行先です。
週末の2泊3日でも十分に楽しめるため、社会人や学生にも人気です。
(2) LCC利用で往復2万円台から可能
JTBによると、LCC(チェジュ航空、エアソウル、ピーチ等)を利用すれば、往復2万円台から航空券が購入できます。
大手航空会社(JAL、ANA、大韓航空等)は往復4~8万円が相場ですが、LCCは燃油サーチャージ込みでも2~3万円台が目安です。
(3) 2025年時点でウォン安が進み旅行しやすい
コネストによると、2025年時点で1ウォン≒0.1円とウォン安が進み、昨年より韓国旅行がしやすいレートになっています。
ただし、為替レートは変動するため、訪問前に最新のレートを確認することをおすすめします。
2. 韓国旅行の費用内訳:6項目の相場と計算方法
韓国旅行の費用は、航空券・宿泊・食費・交通費・観光費・ショッピングの6項目に分けられます。
(1) 航空券:往復2万円~8万円(LCC vs 大手)
LCC(格安航空会社): 往復2~3万円が相場(燃油サーチャージ込み)。チェジュ航空、エアソウル、ピーチ、ジンエアー等。
大手航空会社: 往復4~8万円が相場。JAL、ANA、大韓航空、アシアナ航空等。マイルが貯まり、サービスが充実。
東京vs大阪発: 大阪(関西空港)発はソウルまで約1時間40分と近く、航空券が東京発より1~2割安い場合があります。
(2) 宿泊:1泊3,000円~20,000円(ゲストハウス~高級ホテル)
| 宿泊タイプ | 1泊料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| ゲストハウス・ドミトリー | 3,000-6,000円 | 格安、交流可能 |
| ビジネスホテル | 6,000-10,000円 | 清潔、駅近が多い |
| 中級ホテル | 10,000-15,000円 | 朝食付き、サービス良好 |
| 高級ホテル | 20,000円~ | 立地良好、ラグジュアリー |
(出典: JTB)
(3) 食費:1日5,000円程度(屋台500円~高級2万円)
格安プラン(1日3,000円):
- 朝:コンビニパン・飲料(500円)
- 昼:屋台グルメ・キンパ(1,000円)
- 夜:市場の食堂・サムギョプサル(1,500円)
標準プラン(1日5,000円):
- 朝:ホテル朝食またはカフェ(1,000円)
- 昼:レストラン・ビビンバ(1,500円)
- 夜:サムギョプサル・韓定食(2,500円)
贅沢プラン(1日10,000円~):
- 朝:ホテルブッフェ(2,000円)
- 昼:有名レストラン(3,000円)
- 夜:高級焼肉・韓国料理(5,000円~)
(4) 交通費:1日1,000円程度(地下鉄・バス・タクシー)
ソウル市内の交通費は、地下鉄・バスが1回1,250ウォン(約125円)と安いのが特徴です。
コネストによると、「気候同行カード」(地下鉄・バス定額乗り放題)を利用すれば、1日2,000円程度で乗り放題です。
タクシーは初乗り4,800ウォン(約480円)と日本より安く、夜遅い時間の移動に便利です。
(5) 観光費:1日3,000円程度(古宮・博物館・体験)
主要観光スポットの入場料:
- 景福宮・昌徳宮:3,000ウォン(約300円)
- Nソウルタワー:11,000ウォン(約1,100円)
- ロッテワールド:59,000ウォン(約5,900円)
韓服(チマチョゴリ)を着ると、古宮の入場料が無料になるサービスがあり、節約になります。
(6) ショッピング・その他:個人差大
コスメ・雑貨・洋服のショッピングは個人差が大きいですが、明洞や東大門で1~3万円程度使う方が多いです。
Wi-Fi・通信費は2泊3日で2,000円弱(eSIMまたはレンタルWi-Fi)が目安です。
3. 日数別・プラン別の総額目安:2泊3日・3泊4日
韓国旅行の総額目安を、日数別・プラン別に整理します。
(1) 2泊3日:格安5万円/標準8万円/贅沢15万円以上
格安プラン(5万円):
- 航空券(LCC):往復2.5万円
- 宿泊(ゲストハウス2泊):0.8万円
- 食費(3日間):0.9万円
- 交通費・観光費:0.5万円
- その他:0.3万円
標準プラン(8万円):
- 航空券(LCC):往復3万円
- 宿泊(ビジネスホテル2泊):1.6万円
- 食費(3日間):1.5万円
- 交通費・観光費:0.8万円
- ショッピング・その他:1.1万円
贅沢プラン(15万円以上):
- 航空券(大手):往復6万円
- 宿泊(高級ホテル2泊):4万円
- 食費(3日間):3万円
- 交通費・観光費:1万円
- ショッピング・その他:1万円
(出典: 三井住友VISAカード)
(2) 3泊4日:格安7万円/標準10万円/贅沢20万円以上
格安プラン(7万円):
- 航空券(LCC):往復2.5万円
- 宿泊(ゲストハウス3泊):1.2万円
- 食費(4日間):1.2万円
- 交通費・観光費:0.8万円
- その他:1.3万円
標準プラン(10万円):
- 航空券(LCC):往復3万円
- 宿泊(ビジネスホテル3泊):2.4万円
- 食費(4日間):2万円
- 交通費・観光費:1.1万円
- ショッピング・その他:1.5万円
贅沢プラン(20万円以上):
- 航空券(大手):往復6万円
- 宿泊(高級ホテル3泊):6万円
- 食費(4日間):4万円
- 交通費・観光費:1.5万円
- ショッピング・その他:2.5万円
(3) 各プランの費用内訳と特徴
格安プランはLCC・ゲストハウス・屋台グルメ中心で、標準プランはビジネスホテル・一般レストラン利用、贅沢プランは高級ホテル・大手航空会社・高級レストランが特徴です。
(4) パッケージツアー vs 個人手配の比較
JTBによると、パッケージツアーは航空券+ホテル+燃油サーチャージ込みで2万円~の格安プランがあり、個人手配より安い場合があります。
ただし、自由度は低いため、観光プランが決まっている方におすすめです。
4. 費用を安く抑える節約テクニック6選
韓国旅行の費用を抑える実践的な節約テクニックを紹介します。
(1) 航空券:火曜・水曜出発、LCC利用、オフシーズン
航空券は火曜・水曜出発が安い傾向があります。金曜出発・日曜帰着は高くなるため、平日発着がおすすめです。
LCC利用で往復2~3万円に抑えられ、オフシーズン(9~10月、1~2月、6月)はさらに安くなります。
(2) 宿泊:ゲストハウス・ドミトリー活用
ゲストハウスやドミトリーは1泊3,000-6,000円と格安で、明洞・弘大など観光エリアにも多数あります。
個室希望の場合は、ビジネスホテルが6,000-10,000円で清潔・駅近が多いです。
(3) 食費:屋台グルメ・市場の食堂利用
屋台グルメ(トッポッキ、ホットク等)は500円以下と安く、市場の食堂はサムギョプサル2,000円程度で楽しめます。
コンビニでキンパ(韓国の海苔巻き)や弁当を買うのも節約になります。
(4) 交通費:気候同行カード(定額乗り放題)
ソウル市内観光には「気候同行カード」(地下鉄・バス定額乗り放題)が便利で、1日2,000円程度です。
地下鉄は1回125円と安く、タクシーも初乗り480円と日本より安いため、夜遅い時間の移動に活用できます。
(5) 観光:韓服着用で古宮無料、無料スポット
韓服(チマチョゴリ)を着ると、古宮(景福宮・昌徳宮等)の入場料(約300円)が無料になります。
無料スポット(清渓川、南山、広蔵市場等)を組み合わせれば、観光費を大幅に抑えられます。
(6) Wi-Fi:eSIM・レンタルWi-Fi比較
eSIMは1,000円台~で、事前にオンライン購入・設定が完了します。レンタルWi-Fiは空港で借りられ、2泊3日で2,000円弱が相場です。
ホテルのフリーWi-Fiも充実しているため、データ使用量が少ない方はホテルWi-Fi中心でも可能です。
5. 航空券・ホテル・ツアーの予約タイミングと注意点
韓国旅行の費用は、予約タイミングと時期により大きく変動します。
(1) 安い時期(9~10月、1~2月、6月)
9~10月(秋夕除く)、1~2月(旧正月除く)、6月がオフシーズンで、航空券・ホテルが安くなります。
ただし、旧正月(1~2月)や秋夕(9~10月)は、現地の店舗・施設が休業している場合があるため、避けるのがおすすめです。
(2) 高い時期(GW・夏休み・年末年始は1.5~2倍)
GW・夏休み・年末年始は、航空券・ホテルが通常の1.5~2倍に高騰します。
可能であれば、オフシーズンの訪問を検討することで、費用を大幅に抑えられます。
(3) K-ETA事前取得(2026年1月~必須、約1,200円)
2026年1月1日以降は、K-ETA(韓国電子旅行許可制度)の事前取得が必須となります。
渡航72時間前までに取得が必要で、費用は約1,200円(手数料含む)です。
(4) 旧正月・秋夕の店舗休業に注意
旧正月(旧暦1月1日)や秋夕(旧暦8月15日)は、多くの店舗が休業します。
訪問前に観光スポットや飲食店の営業状況を確認することをおすすめします。
6. まとめ:予算別おすすめプランと計画の立て方
韓国旅行の費用は、2泊3日で7~9万円が目安で、節約すれば5万円程度でも可能です。
航空券が費用の3~4割を占めるため、LCC利用・火曜水曜出発・オフシーズン訪問で大幅に抑えられます。
格安プラン(5万円)、標準プラン(8万円)、贅沢プラン(15万円以上)のいずれも、予算に応じて韓国グルメ・観光・ショッピングを楽しめます。
JTBや三井住友VISAカードの公式情報を参考に、自分に合ったプランを立てましょう。
