なぜインド観光が注目されるのか
インドへの海外旅行を計画する際、「どこを観光すればいいのか」「ベストシーズンはいつか」「安全面は大丈夫か」と悩む方は少なくありません。
この記事では、インド観光について、世界遺産43件の魅力、おすすめ観光スポット、ベストシーズン、費用・予算、ビザ取得、安全対策を、阪急交通社、トラベルjp、地球の歩き方の情報を元に解説します。
初めてインドへの旅行を計画する方でも、目的別のプランを立てられるようになります。
この記事のポイント
- インドは世界遺産43件(2024年8月現在、世界6位)を有し、タージマハル、ゴールデントライアングル、バラナシ等の名所が多数
- ベストシーズンは11月~3月の乾季(5ヶ月間)で、最も快適な気候で観光可能
- 旅行費用は3泊4日約21万円、4泊5日約23万円、1週間約15万円~(予算別プランあり)
- ビザ取得必須、デリー腹対策(水はミネラルウォーター)、治安・安全対策が重要
インドが観光先として注目される理由は、世界遺産43件(2024年8月現在、世界6位)を有し、タージマハル、ゴールデントライアングル、バラナシといった歴史的建造物と聖地が多数あることです。さらに、ヒンドゥー教・仏教・ジャイナ教の多様な宗教文化、インド料理、アーユルヴェーダなど、独自の文化体験が楽しめる点も魅力です。
2024年の訪日インド人数は23.3万人、消費額は563億円でともに過去最高を記録しており、相互の旅行交流が活発化しています。
インド観光の魅力と世界遺産43件
インドの魅力を世界遺産、文化体験、料理・アーユルヴェーダの3つの視点から解説します。
(1) 世界遺産43件(2024年8月現在、世界6位)
阪急交通社によると、インドは世界遺産43件を有し、世界6位にランクインしています(2024年8月現在)。タージマハル、エローラ石窟寺院群、アジャンタ石窟寺院群など、歴史的建造物が多数あります。
(2) 多様な文化体験(ヒンドゥー教・仏教・ジャイナ教)
インドはヒンドゥー教(約80%)、イスラム教(約14%)、仏教、ジャイナ教、シク教など多様な宗教が共存する国です。バラナシ(ベナレス)ではヒンドゥー教と仏教の聖地を訪れ、エローラ石窟寺院群では仏教・ヒンドゥー教・ジャイナ教の寺院が1か所に集う世界的にも珍しい遺跡を見学できます。
(3) インド料理・アーユルヴェーダ等の体験
インド料理(カレー、タンドリーチキン、ナン等)やアーユルヴェーダ(伝統医学)を体験できるのもインド観光の魅力です。各地域で料理の特徴が異なり、北インドはナン・タンドリー、南インドは米・ココナッツを多用します。
おすすめ観光スポット(ゴールデントライアングル、バラナシ等)
インドの主要観光スポットを5つ紹介します。
(1) ゴールデントライアングル(デリー・アグラ・ジャイプール)
ゴールデントライアングルは、デリー・アグラ・ジャイプールを結ぶ定番観光ルートです。世界遺産・歴史的建造物が多数あり、初めてのインド旅行におすすめです。
主要スポット:
- デリー: クトゥブ・ミナール、レッド・フォート、インド門
- アグラ: タージマハル、アグラ城
- ジャイプール: アンベール城、風の宮殿
(2) タージマハル(世界で最も美しい墓)
タージマハルは17世紀にムガール帝国の皇帝シャージャハーンが妻のために建てた廟で、世界で最も美しい墓と称されます。白大理石の建物が朝日や夕日に照らされる姿は圧巻です。
(3) バラナシ(ヒンドゥー教と仏教の聖地)
バラナシ(ベナレス)はヒンドゥー教と仏教の聖地で、1,000以上の寺院・モスクがあり、国内外から大勢の参拝客が訪れます。ガンジス川の沐浴(もくよく)風景や、夕暮れのガート(階段)での祈りの儀式が有名です。
(4) エローラ石窟寺院群(仏教・ヒンドゥー教・ジャイナ教)
エローラ石窟寺院群は仏教・ヒンドゥー教・ジャイナ教の寺院が1か所に集う世界的にも珍しい遺跡です。岩を掘って作られた寺院群は、圧倒的なスケールと芸術性を誇ります。
(5) ダージリン(紅茶の産地)
ダージリンは紅茶の産地として知られ、茶畑の見学や紅茶の試飲が楽しめます。ヒマラヤ山脈を望む絶景や、トイトレイン(世界遺産)も人気です。
ベストシーズンと費用・予算
インド観光のベストシーズンと、旅行費用の目安を解説します。
(1) ベストシーズン(11月~3月の乾季)
ベストシーズンは11月~3月の乾季(5ヶ月間)で、最も快適な気候で観光可能です。暑さも穏やかで、旅行者に人気の時期です。
| 時期 | 気候 | 特徴 |
|---|---|---|
| 11月~3月 | 乾季(ベストシーズン) | 快適な気候、旅行者多数 |
| 4月~6月 | 猛暑期 | 40℃超えの日もあり、観光は厳しい |
| 7月~10月 | モンスーン(雨季) | 大雨・洪水の可能性 |
(2) 期間別の総費用(3泊4日約21万円、4泊5日約23万円、1週間約15万円~)
Newtによると、インド旅行の費用目安は以下の通りです。
| 期間 | 総費用(1人あたり) |
|---|---|
| 3泊4日 | 約21万円 |
| 4泊5日 | 約23万円 |
| 1週間 | 約15万円~ |
費用内訳:
- 航空券: 7万円~15万円(往復)
- 宿泊費: 3万円~10万円(期間による)
- 食費: 1万円~3万円
- 観光費: 2万円~5万円
- ビザ費用: 約2,000円~3,000円(e-Visa)
(3) 予算別プラン(バックパッカー10日13万円、スタンダード10日30万円、贅沢10日90-100万円)
Newtによると、予算別のプラン例は以下の通りです。
| プラン | 10日間の総費用 | 特徴 |
|---|---|---|
| バックパッカー | 約13万円 | ゲストハウス、ローカルフード、公共交通機関 |
| スタンダード | 約30万円 | 中級ホテル、一般的なレストラン、ツアー参加 |
| 贅沢 | 約90-100万円 | 高級ホテル、高級レストラン、プライベートガイド |
ビザ・安全対策・旅行の注意点
インド旅行に必要なビザ取得、安全対策、注意点を解説します。
(1) ビザ取得(到着時観光ビザまたはe-Visa)
観光目的の場合、到着時観光ビザ(ビザ・オン・アライバル)またはe-Visaの取得が必要です。e-Visaは事前にオンラインで申請でき、到着時の手続きがスムーズになるため推奨されます。
e-Visa申請方法:
- インド政府の公式サイト(https://indianvisaonline.gov.in/)にアクセス
- 必要事項を入力(パスポート情報、旅行日程等)
- ビザ費用(約2,000円~3,000円)を支払い
- 承認後、e-Visaをプリントして携行
(2) デリー腹対策(水はミネラルウォーター、胃腸薬持参)
「デリー腹」と呼ばれる強い下痢症状を多くの旅行者が経験します。水はミネラルウォーター必須、胃腸薬の持参が推奨されます。
デリー腹対策:
- 水: ミネラルウォーター必須(水道水・氷は避ける)
- 食事: 衛生的なレストランを選ぶ、生野菜・カットフルーツは避ける
- 薬: 胃腸薬・下痢止めを持参
(3) 治安・安全(置き引き・すり・詐欺、外務省レベル1)
外務省の海外安全情報では、インドの治安危険レベルは1(レベル1=十分注意)です。置き引き・すり・詐欺などの軽犯罪は観光客が多く集まる場所で起こりやすいため、注意が必要です。
安全対策:
- 貴重品は肌身離さず持つ(パスポート、現金、カード等)
- フレンドリーに声をかけられても、一度は疑う
- 夜間の一人歩きは避ける
(4) 服装注意(肌の露出を控える)
宗教的・文化的背景から、肌の露出を控える服装が推奨されます。寺院やモスクでは、肩・膝を覆う服装が必須です。
(5) 女性の一人歩き避ける
女性の一人歩きは推奨されず、グループ行動が推奨されます。夜間は特に注意が必要です。
まとめ:目的別のおすすめプラン
インド観光は世界遺産43件、タージマハル、ゴールデントライアングル、バラナシなど多彩な魅力があります。ベストシーズンは11月~3月の乾季で、旅行費用は3泊4日約21万円、4泊5日約23万円、1週間約15万円~が目安です。
ビザ取得必須、デリー腹対策(水はミネラルウォーター、胃腸薬持参)、治安・安全対策(置き引き・すり・詐欺に注意)が重要です。
目的別おすすめプラン:
(1) 初めてのインドならゴールデントライアングル(3-4日)
デリー・アグラ・ジャイプールを巡る定番ルートで、タージマハル等の世界遺産を効率的に回れます。
(2) 聖地巡礼ならバラナシ+ガンジス川(5-6日)
ヒンドゥー教と仏教の聖地バラナシ、ガンジス川の沐浴風景、祈りの儀式を体験できます。
(3) 世界遺産巡りなら北インド周遊(1週間以上)
タージマハル、エローラ石窟寺院群、アジャンタ石窟寺院群など、世界遺産を複数訪れるプランです。
詳細は外務省の海外安全情報、インド政府観光局、各旅行会社の公式サイトで最新情報を確認しながら、自分に合ったプランを立てましょう。
