なぜ北海道ツアーが人気なのか
北海道への旅行を計画する際、「どのツアーを選べばいいのか」「費用はどれくらいかかるのか」と迷う方は少なくありません。北海道は広大で、札幌、小樽、富良野、函館、知床など、多彩な観光地が点在しています。
この記事では、北海道ツアーのタイプ別比較、人気エリア別コース、旅行会社の選び方を、北海道観光振興機構や北海道庁観光統計の情報を元に解説します。
この記事のポイント
- 北海道は広大なため、エリアを絞って観光するのが効率的(道央・道南・道東・道北を一度に回るのは困難)
- 関東圏から2泊3日で6〜8万円、3泊4日で8〜10万円が費用目安だが、早期予約やシーズンオフ活用で抑えられる
- パッケージツアーは航空券+宿泊を別々に取るより一度に予約した方がお得な場合が多い
- レンタカー付きプランなら周遊が自由にできるが、冬季は雪道運転に注意が必要
北海道ツアーの基礎知識
(1) 北海道観光の現状とトレンド(2024-2025年)
日本経済新聞によると、2024年度の北海道観光入込客数は4,964万人(前年比4%増)で回復傾向にあります。インバウンドは283万人(21%増)と過去2番目を記録し、国内外から注目されています。
2025-2026年シーズンのスキーツアーや千歳・支笏湖氷濤まつりツアー等の冬季ツアーが人気で、オリオンツアーなどの旅行会社が販売しています。
(2) 必要な日数と季節別のベストシーズン
北海道は広大なため、エリアを絞って観光することを推奨します。道央のみなら2泊3日、複数エリア周遊なら3泊4日以上が適切です。
季節別のベストシーズンは以下の通りです。
| 季節 | おすすめエリア | 主な見どころ |
|---|---|---|
| 春(4-5月) | 道南・道央 | 桜、芝桜、函館の夜景 |
| 夏(6-8月) | 富良野・美瑛 | ラベンダー畑、青い池、パッチワークの路 |
| 秋(9-11月) | 大雪山・知床 | 紅葉、初雪、秋の味覚 |
| 冬(12-3月) | 札幌・道東 | 雪まつり、流氷、スキー |
旅行時期は4月〜5月上旬・10月下旬〜11月が比較的空いていて穴場です。
(3) エリア区分(道央・道南・道東・道北)と特徴
北海道観光振興機構 公式サイトによると、北海道は大きく4つのエリアに分けられます。
| エリア | 主な都市・観光地 | 特徴 |
|---|---|---|
| 道央 | 札幌、小樽、富良野、美瑛 | 都市観光、グルメ、ラベンダー |
| 道南 | 函館、登別、洞爺湖 | 夜景、温泉、歴史的建造物 |
| 道東 | 知床、釧路、帯広 | 大自然、世界遺産、流氷 |
| 道北 | 旭川、稚内 | 旭山動物園、最北端の地 |
一度に全エリアを回るのは困難なため、ツアーでは道央・道南を組み合わせたコースが人気です。
ツアータイプ別の特徴と選び方
(1) 団体バスツアーのメリット・デメリット
団体バスツアーは、添乗員同行で観光地を巡るバス移動のツアーです。
メリット:
- 観光地を効率的に回れる
- 添乗員が同行するため安心
- 移動手段の手配不要
デメリット:
- スケジュールが固定されており自由度が低い
- 滞在時間が短い場合がある
- 他の参加者と行動を共にする
初めての北海道旅行で、効率的に観光地を回りたい方におすすめです。
(2) フリープラン(航空券+宿泊)の特徴
フリープランは、航空券と宿泊のみがセットで、現地での行動は自由なプランです。
特徴:
- 航空券+宿泊を一度に予約できる
- 現地での観光ルートは自由に決められる
- パッケージツアーより価格が安い場合がある
自由度を重視する方や、リピーターにおすすめです。レンタカーを別途手配すれば、周遊の自由度が高まります。
(3) 個人手配との比較
個人手配は、航空券・宿泊・レンタカー等をすべて自分で予約する方法です。
メリット:
- 完全に自由なスケジュール
- 宿や移動手段を細かく選べる
デメリット:
- 手配の手間がかかる
- パッケージツアーより割高になる場合がある
パッケージツアーは航空券+宿泊を別々に取るより一度に予約した方がお得な場合が多いため、初めての方やコストを抑えたい方はパッケージツアーを検討することを推奨します。
(4) レンタカー付きプランの注意点
レンタカー付きプランは、航空券+宿泊+レンタカーがセットになったプランです。周遊が自由にできる一方、冬季は雪道運転に注意が必要です。
注意点:
- 冬季(12-3月)は積雪・凍結路面の運転技術が必要
- スタッドレスタイヤ装着が必須(レンタカー会社が提供)
- 運転に不安がある場合は団体バスツアーを推奨
冬季の悪天候による飛行機の欠航・遅延リスクもあるため、余裕を持った日程が推奨されます。
人気エリア別おすすめコース
(1) 道央(札幌・小樽・富良野)周遊コース
道央エリアは、札幌・小樽・富良野を巡るコースが人気です。2泊3日で効率的に回れます。
モデルコース:
- 1日目: 札幌(時計台、大通公園、すすきの)
- 2日目: 小樽(小樽運河、オルゴール堂、寿司屋通り)
- 3日目: 富良野・美瑛(ラベンダー畑、青い池)※夏季限定
グルメ(海鮮、ジンギスカン、スープカレー)も楽しめるコースです。
(2) 道南(函館・登別)温泉・夜景コース
道南エリアは、函館の夜景と登別温泉を組み合わせたコースが人気です。
モデルコース:
- 1日目: 函館(函館山夜景、赤レンガ倉庫、朝市)
- 2日目: 登別温泉(地獄谷、温泉宿泊)
- 3日目: 洞爺湖(遊覧船、サミット記念館)
温泉とグルメ(海鮮丼、イカ刺し)を楽しめるコースです。
(3) 道東(知床・釧路・帯広)大自然コース
道東エリアは、知床世界遺産、釧路湿原、帯広の大自然を巡るコースです。3泊4日以上が推奨されます。
モデルコース:
- 1日目: 知床(知床五湖、クルーズ)
- 2日目: 釧路(釧路湿原、カヌー体験)
- 3日目: 帯広(十勝平野、スイーツ巡り)
冬季は流氷観光(2-3月)が人気です。
(4) 道北(旭川・美瑛)景観・動物園コース
道北エリアは、旭川の旭山動物園と美瑛のパッチワークの路を巡るコースです。
モデルコース:
- 1日目: 旭川(旭山動物園)
- 2日目: 美瑛(青い池、パッチワークの路)
- 3日目: 富良野(ラベンダー畑)※夏季限定
ファミリー旅行におすすめです。
予算別プランと旅行会社の比較
(1) 2泊3日・3泊4日の費用目安と内訳
北海道ツアーの費用は、時期・旅行会社により変動しますが、関東圏からの目安は以下の通りです(2025年執筆時点)。
| 日程 | 費用目安(1人) | 内訳 |
|---|---|---|
| 2泊3日 | 6〜8万円 | 航空券3〜4万円、宿泊2〜3万円、食事・観光費1万円 |
| 3泊4日 | 8〜10万円 | 航空券3〜4万円、宿泊3〜4万円、食事・観光費2万円 |
早期予約やシーズンオフ(4月〜5月上旬・10月下旬〜11月)を活用すると、費用を抑えられます。
(2) 主要旅行会社のプラン比較(JTB・阪急交通社・エアトリ等)
主要旅行会社のプラン比較は以下の通りです。
| 旅行会社 | 特徴 | プラン数 |
|---|---|---|
| JTB | 周遊プラン・温泉宿泊プランが充実 | 多数 |
| 阪急交通社 | トラピックス等のブランド展開、7,782件 | 多数 |
| エアトリ | 格安・最安値予約、費用目安明記 | 多数 |
| トラベルコ | 複数社比較、約款解説あり | 横断検索 |
旅行会社によって価格差があるため、トラベルコなどの比較サイトで複数社を確認することを推奨します。
(3) 早期予約・シーズンオフ活用のコツ
早期予約:
- 3ヶ月前予約で割引が適用される場合が多い
- 人気の宿や時期は早めに予約が必要
シーズンオフ:
- 4月〜5月上旬・10月下旬〜11月は比較的空いている
- 宿泊料金が2〜3割安くなる場合がある
札幌圏を中心に宿泊料金が高騰しており、特に繁忙期(7-8月、12-2月)は早めの予約が必要です。
(4) キャンセル料と約款の注意点
標準旅行業約款では、旅行開始日の20日前からキャンセル料が発生します。ただし、旅行会社や約款の種類により異なるため、予約前に確認することを推奨します。
トラベルコでは、約款の種類によるキャンセル料の違いが解説されています。
まとめ:状況別おすすめツアープラン
北海道ツアーは、団体バスツアー、フリープラン、個人手配の3つのタイプがあります。初めての北海道なら効率重視の団体バスツアー、自由度重視ならフリープラン、コスト重視なら個人手配がおすすめです。
状況別のおすすめプランは以下の通りです。
- 初めての北海道: 道央・道南周遊の団体バスツアー(2泊3日、6〜8万円)
- リピーター: フリープラン+レンタカーで道東・道北を自由に周遊(3泊4日、8〜10万円)
- 冬季(スキー・雪まつり): スキーツアーや冬季イベントツアー
- 夏季(ラベンダー): 富良野・美瑛周遊コース
- 温泉重視: 道南(函館・登別)温泉・夜景コース
料金・ツアー内容は時期・旅行会社により変動するため、詳細は各旅行会社の公式サイトで確認することをおすすめします。冬季は悪天候による交通機関の遅延・欠航リスクがあるため、余裕を持った日程を推奨します。
