流氷ツアー完全ガイド|北海道で流氷を見る方法と選び方

著者: Tripfolio編集部公開日: 2025/12/3

なぜ流氷ツアーが北海道冬の人気アクティビティなのか

北海道の冬の風物詩「流氷」を間近で見られる流氷ツアーは、国内外の旅行者に支持されている人気アクティビティです。

この記事では、流氷ツアーの種類、ベストシーズン、料金、予約方法、服装・持ち物の注意点を、観光庁および現地観光協会の情報を元に解説します。

北海道で流氷を見たいと考えている方、砕氷船や流氷ウォークを体験したい方は、ぜひ参考にしてください。

この記事のポイント

  • 流氷は2月中旬〜3月上旬がベストシーズン、この時期に流氷接岸率が最も高い
  • 砕氷船は紋別のガリンコ号(小型・迫力重視)と網走のおーろら号(大型・揺れ少ない)の2種類
  • 流氷ウォークは専用スーツ着用で泳げなくても参加可能、世界でも稀有な体験
  • 流氷は風と潮で常に移動するため、午前に見えても午後には見られない場合あり
  • 最高気温0℃前後、最低気温マイナス10℃前後の厳寒地のため徹底した防寒対策が必須

流氷観光の基礎知識(流氷とは・観光エリア・ベストシーズン)

(1) 流氷とは(オホーツク海の海氷)

流氷は、オホーツク海で形成された海氷が風や海流によって北海道沿岸に漂着したものです。ロシアのアムール川から流れ込む淡水と海水が混じり合い、冬季に凍結して流氷となります。

流氷は北半球で人が住む地域では珍しい自然現象で、世界的にも希少な観光資源として注目されています。

(2) 流氷が見られるエリア(網走・紋別・知床ウトロ・羅臼)

北海道で流氷が見られる主要エリアは以下の4つです。

  • 網走市: 砕氷船「おーろら号」が運航、アクセス便利
  • 紋別市: 砕氷船「ガリンコ号」が運航、ドリル砕氷が迫力
  • 知床ウトロ: 流氷ウォークが人気、知床観光と組み合わせ可能
  • 羅臼町: 流氷クルーズ、野生動物(オジロワシ等)観察も楽しめる

これらのエリアは、それぞれ異なる流氷体験を提供しています。

(3) ベストシーズン(2月中旬〜3月上旬)

流氷観光のベストシーズンは2月中旬〜3月上旬です。この時期は流氷が安定して接岸し、流氷接岸率が最も高くなります。

流氷観光のスケジュール目安:

  • 1月下旬: 初流氷(流氷が海岸線に見え始める)
  • 2月中旬〜3月上旬: ベストシーズン(流氷接岸率が最も高い)
  • 3月中旬〜下旬: 流氷終日(流氷が見られる最後の時期)

2025年シーズンはおーろら号が1月20日運航開始、流氷ウォークが2月1日催行開始予定です(詳細は公式サイトで確認してください)。

(4) 流氷の不確実性(風・潮流の影響)

流氷は風と潮流で常に移動するため、午前に見えても午後には見られない場合があります。ベストシーズンでも確実に見られる保証はないため、余裕を持った日程を組むことをおすすめします。

流氷の最新情報は、各観光協会や砕氷船運航会社の公式サイトで確認できます。

流氷ツアーの種類と選び方(砕氷船・流氷ウォーク)

(1) ガリンコ号(紋別・小型・ドリル砕氷)

ガリンコ号は紋別市から出港する砕氷船です。船首に装備されたドリルで氷を砕きながら進む迫力ある航行が特徴です。

特徴:

  • 砕氷方法: ドリル式(船首のドリルで氷を砕く)
  • 船のサイズ: 小型(定員195名)
  • 乗船時間: 約60分
  • 料金: 2,500円(Web予約2,300円)
  • 運航期間: 1月中旬〜3月下旬(2025年時点)

ドリルで氷を砕く迫力を重視する方におすすめです。

(2) おーろら号(網走・大型・船体重量砕氷)

おーろら号は網走市から出港する砕氷船です。船体の重量を利用して氷を砕く方式で、揺れが少なく安定した航行が特徴です。

特徴:

  • 砕氷方法: 船体重量式(船体の重さで氷を砕く)
  • 船のサイズ: 大型(定員450名)
  • 乗船時間: 約60分
  • 料金: 3,500円
  • 運航期間: 1月20日〜3月下旬(2025年時点)

揺れが少なく快適に航行したい方、高齢者や小さなお子様連れの方におすすめです。

(3) 流氷ウォーク(専用ドライスーツで氷上散策)

流氷ウォークは、専用ドライスーツを着用して流氷の上を歩くアクティビティです。泳げなくてもドライスーツの浮力で安全に体験できます。

特徴:

  • 実施エリア: 知床ウトロ、網走等
  • 所要時間: 約2〜3時間(ガイド付き)
  • 料金: ツアーにより異なる(8,000円〜)
  • 催行期間: 2月上旬〜3月下旬(2025年時点)

世界でも稀有な体験ができるため、アクティブに流氷を楽しみたい方におすすめです。

(4) その他アクティビティ(流氷ダイビング等)

流氷の下を潜る「流氷ダイビング」も人気です。ダイビングライセンスが必要ですが、流氷の下から見上げる青い世界は圧巻です。

ガイド同行が必須のため、専門ツアー会社に事前予約することをおすすめします。

料金・予約方法・アクセス

(1) ガリンコ号の料金(2,500円、Web予約2,300円)

ガリンコ号の料金(2025年時点):

区分 通常料金 Web予約料金
大人 2,500円 2,300円
小学生 1,250円 1,150円

Web予約は乗船2日前まで可能で、割引が適用されます。

(2) おーろら号の料金(3,500円)

おーろら号の料金(2025年時点):

区分 料金
大人 3,500円
小学生 1,750円

Web予約が推奨されます。料金は変更される可能性があるため、公式サイトで最新情報を確認してください。

(3) 流氷ウォークの料金(ツアーにより異なる)

流氷ウォークの料金は、ツアー会社やプランにより異なります。

料金目安:

  • 半日ツアー: 8,000円〜
  • 1日ツアー: 12,000円〜

料金にはガイド料、ドライスーツレンタル料が含まれます。

(4) 札幌発日帰りツアー(17,800円〜)

札幌発の日帰り流氷ツアーも人気です。

料金目安(2025年時点):

  • 札幌発日帰りツアー: 17,800円〜
  • 含まれるもの: 往復バス、砕氷船乗船料、昼食

さっぽろ雪まつりとセットになったツアーや、温泉宿泊付きプランもあります。

(5) 予約方法(Web予約推奨)とアクセス

予約方法:

  • 砕氷船: 各運航会社の公式サイトでWeb予約(乗船2日前まで)
  • 流氷ウォーク: ツアー会社の公式サイトで予約
  • 札幌発ツアー: JTB、HIS、オリオンツアー等の旅行会社で予約

アクセス:

  • 網走: 女満別空港から車で約20分、JR網走駅から路線バス
  • 紋別: 紋別空港から車で約15分
  • 知床ウトロ: 女満別空港から車で約90分

服装・持ち物・注意点(徹底的な防寒対策)

(1) 必須アイテム(防水・滑り止め靴、耳あて、手袋、マフラー)

流氷観光は最高気温0℃前後、最低気温マイナス10℃前後の厳寒地で行われます。徹底した防寒対策が必須です。

必須アイテム:

  • 防水・滑り止め靴: 雪道や船上で滑らないもの
  • 耳あて(イヤーマフ): 耳が凍傷になるのを防ぐ
  • 手袋: 防水・防寒性の高いもの
  • マフラー: 首元を保護
  • 帽子: 頭部の防寒
  • カイロ: 靴用・貼るタイプがおすすめ

(2) 着脱しやすい重ね着の推奨

船内は暖房が効いているため、外と船内で温度差があります。着脱しやすい重ね着が推奨されます。

おすすめの服装:

  1. 下着: ヒートテック等の保温性インナー
  2. 中間着: フリース、セーター
  3. 上着: ダウンジャケット、スキーウェア

(3) 流氷観測の不確実性(午前と午後で変動)

流氷は風と潮で常に移動するため、午前に見えても午後には見られない場合があります。ベストシーズンでも確実に見られる保証はありません。

余裕を持った日程を組み、流氷情報を事前に確認することをおすすめします。

(4) 体調管理と安全確保

厳寒地のため、体調管理に注意してください。特に高齢者や幼児連れの方は、無理のないスケジュールを組みましょう。

流氷ウォーク・流氷ダイビングは安全確保のためガイド同行が必須です。

まとめ:目的別のおすすめプラン

流氷ツアーは、北海道冬の風物詩を間近で体験できる人気アクティビティです。砕氷船、流氷ウォーク、流氷ダイビングなど、目的に応じて様々な楽しみ方があります。

目的別のおすすめプラン:

  • 迫力重視: ガリンコ号(ドリル砕氷の迫力を楽しむ)
  • 安定性重視: おーろら号(揺れ少なく快適に航行)
  • アクティブ体験: 流氷ウォーク(専用スーツで氷上散策)
  • 札幌から日帰り: 札幌発日帰りツアー(バス+砕氷船+昼食)
  • 複数日滞在: 網走・紋別・知床を周遊、温泉宿泊付きプラン

ベストシーズンは2月中旬〜3月上旬ですが、流氷は風と潮で常に移動するため、確実に見られる保証はありません。余裕を持った日程を組み、徹底した防寒対策をして訪れることをおすすめします。

料金や運航スケジュールは変更される可能性があるため、訪問前に公式サイトで最新情報を確認し、Web予約を活用して割引を受けましょう。

よくある質問

Q1流氷はいつ見られる?

A11月下旬〜3月下旬に見られます。ベストシーズンは2月中旬〜3月上旬で、この時期に流氷接岸率が最も高くなります。ただし流氷は風と潮流で常に移動するため、午前に見えても午後には見られない場合があります。ベストシーズンでも確実に見られる保証はないため、余裕を持った日程を組むことをおすすめします。

Q2ガリンコ号とおーろら号の違いは?

A2ガリンコ号は紋別市から出港し、船首のドリルで氷を砕く小型船(定員195名、料金2,500円)です。ドリル砕氷の迫力を楽しめます。おーろら号は網走市から出港し、船体の重量で氷を砕く大型船(定員450名、料金3,500円)です。揺れが少なく安定した航行が特徴で、高齢者や小さなお子様連れの方におすすめです。

Q3流氷ウォークとは?

A3専用ドライスーツを着用して流氷の上を歩くアクティビティです。ドライスーツの浮力により泳げなくても安全に体験でき、世界でも稀有な体験ができます。主に知床ウトロや網走で催行され、所要時間は約2〜3時間(ガイド付き)、料金は8,000円〜です。ベストシーズンは2月中旬〜3月上旬です。

Q4どんな服装が必要?

A4最高気温0℃前後、最低気温マイナス10℃前後の厳寒地のため徹底した防寒対策が必須です。防水・滑り止め靴、耳あて(イヤーマフ)、手袋、マフラー、帽子、カイロは必携です。船内は暖房が効いているため、着脱しやすい重ね着(ヒートテックインナー+フリース+ダウンジャケット等)を推奨します。

Q5確実に流氷は見られる?

A5流氷は風と潮で常に移動するため、午前に見えても午後には見られない場合があります。ベストシーズン(2月中旬〜3月上旬)でも確実に見られる保証はありません。余裕を持った日程を組み、流氷情報を事前に各観光協会や砕氷船運航会社の公式サイトで確認することをおすすめします。

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Tripfolio編集部

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