ヨーロッパ旅行ツアー完全ガイド|周遊プラン・一カ国集中型の選び方と費用相場

著者: Tripfolio編集部公開日: 2025/12/31

ヨーロッパ旅行ツアーが人気の理由

ヨーロッパ旅行を計画する際、「どの国に行けばいいか」「ツアーの種類は何があるか」「費用はどのくらいか」「ビザは必要か」と悩む方は少なくありません。

この記事では、ヨーロッパ旅行ツアーのタイプ別比較、初心者におすすめの国、費用相場、渡航準備を、JTBKlookNEWTの公式情報を元に解説します。

ヨーロッパ旅行が初めての方でも、自分に合ったツアーを選び、効率よく観光を楽しめるようになります。

この記事のポイント

  • 初心者には添乗員付きツアー、リピーターにはフリープランがおすすめ
  • 直行便があるイギリス・フランス・イタリアが定番、東欧諸国は物価が安い
  • 1週間の費用目安は1人あたり25〜40万円(航空券+宿泊+食事+移動費)、東欧は22万円から
  • オフシーズン(11〜3月)は航空券・宿泊が安いが、冬季は日照時間が短い
  • ETIAS(電子渡航認証)は2026年第4四半期(10〜12月)に導入予定、イギリスは2025年1月8日以降ETA必須

ツアータイプの選び方(添乗員付き・フリープラン・周遊・一カ国集中)

(1) 添乗員付きツアーとフリープランの違い

添乗員付きツアーとフリープランの主な違いを比較します。

項目 添乗員付きツアー フリープラン
観光 団体でバス移動、添乗員が同行 自由行動、公共交通機関または個別手配
料金 30万〜50万円(1週間) 25万〜40万円(1週間)
メリット 移動・観光が楽、言語不安なし 自由度が高い、費用が安い
デメリット 自由度が低い、費用が高い 自分で計画・移動が必要
向いている人 初心者、言語に不安がある人 リピーター、自由に旅したい人

(出典: 各社公式サイト、執筆時点)

JTBによると、添乗員付きツアーは移動・観光が楽で、初めてのヨーロッパ旅行に適しています。フリープランは航空券と宿泊がセットで、現地では自由行動できます。

(2) 周遊ツアーと一カ国集中型の選び方

周遊ツアーと一カ国集中型の主な違いを比較します。

周遊ツアー:

  • 特徴: 複数の国や都市を巡るツアー商品
  • メリット: 一度に多くの都市を観光できる
  • デメリット: 移動時間が長く、各都市の滞在時間が短い
  • おすすめ: フランス・スイス・イタリア周遊、ロンドン・パリ・ブリュッセル周遊

一カ国集中型:

  • 特徴: 1つの国に絞って深く観光
  • メリット: 移動時間が少なく、余裕を持って観光できる
  • デメリット: 訪問できる国が限られる
  • おすすめ: イタリア(ローマ・フィレンツェ・ベネチア)、フランス(パリ・モンサンミシェル)

NEWTによると、1週間なら2〜3都市、2週間なら4カ国以上が目安です。初めてのヨーロッパなら1週間で1〜2カ国に絞る方が余裕を持って観光できます。

(3) レイルパスを使った鉄道周遊プラン

レイルパスとは、ヨーロッパの鉄道を一定期間乗り放題できる乗車券です。

主なレイルパス:

  • ユーレイルグローバルパス: ヨーロッパ33カ国の鉄道が乗り放題
  • ユーレイルセレクトパス: 隣接する2〜4カ国を自由に選択
  • 各国パス: フランスパス、イタリアパス等、1カ国内の鉄道が乗り放題

ヨーロッパは高速鉄道が発達しているため、初心者はロンドン〜パリをユーロスター(高速鉄道)で移動するプランがおすすめです。所要時間は約2時間15分です。

初心者におすすめの国とモデルコース

(1) 直行便がある国(イギリス・フランス・イタリア)

直行便がある国は、初めてのヨーロッパ旅行に適しています。

Trip.comによると、イギリス・フランス・イタリアが定番です。

イギリス(ロンドン):

  • 直行便: 成田・羽田から約12時間
  • 見どころ: 大英博物館、バッキンガム宮殿、ビッグベン
  • 特徴: 英語が通じやすく、日本人観光客も多い
  • 注意: 2025年1月8日以降ETA(電子渡航認証)が必要

フランス(パリ):

  • 直行便: 成田・羽田から約12時間半
  • 見どころ: エッフェル塔、ルーヴル美術館、モンサンミシェル
  • 特徴: 観光資源が豊富、グルメも楽しめる

イタリア(ローマ):

  • 直行便: 成田・羽田から約12時間半
  • 見どころ: コロッセオ、バチカン市国、フィレンツェ・ベネチア
  • 特徴: 日本旅行でイタリアが人気No.1

(2) 東欧諸国(物価が安いポーランド・ハンガリー・チェコ)

東欧諸国は西欧より物価が安く、予算を抑えたい人に最適です。

Klookによると、東欧は1週間で22万円からが目安です。

ポーランド(ワルシャワ・クラクフ):

  • 物価: 西欧の約60〜70%
  • 見どころ: ワルシャワ旧市街、アウシュビッツ博物館

ハンガリー(ブダペスト):

  • 物価: 西欧の約50〜60%
  • 見どころ: ドナウ川夜景、温泉、国会議事堂

チェコ(プラハ):

  • 物価: 西欧の約60〜70%
  • 見どころ: プラハ城、カレル橋、旧市街広場

(3) 日数別モデルコース(7日間・10日間・14日間)

NEWTが推奨する日数別モデルコースは以下の通りです。

7日間(1週間):

  • 1〜2カ国に絞る
  • 例: ロンドン&パリ(ユーロスターで移動)、イタリア(ローマ・フィレンツェ・ベネチア)

10日間:

  • 2〜3カ国を周遊
  • 例: フランス・スイス・イタリア周遊、イギリス・フランス・ベルギー周遊

14日間(2週間):

  • 4カ国以上を周遊
  • 例: イギリス・フランス・スイス・イタリア・ドイツ周遊

移動時間が長くなると各都市の滞在時間が短くなるため、余裕を持った日程を推奨します。

ヨーロッパ旅行の費用・予算と安い時期

(1) 1週間の費用目安(25〜40万円、東欧は22万円から)

Klookによると、1週間で1人あたり25〜40万円程度が目安です。東欧は22万円からが目安です。

費用の内訳:

項目 金額
航空券往復 12万〜30万円
宿泊費(6泊) 4.8万〜12万円(1泊8,000〜2万円)
食事代 2.1万〜4.2万円(1食1,000〜2,000円 × 3食 × 7日)
移動費(現地) 1万〜3万円
観光施設入場料 1万〜2万円
お土産・雑費 1万〜2万円
合計 22万〜53万円

(出典: KlookNEWT、執筆時点)

パックツアーを利用すると、航空券+宿泊で個別予約より5〜10万円お得になるケースがあります。

(2) 費用内訳(航空券・宿泊・食事・移動費)

NEWTによると、費用内訳の詳細は以下の通りです。

航空券:

  • 繁忙期(7〜8月、年末年始): 20万〜30万円
  • オフシーズン(11〜3月): 12万〜18万円
  • 早期予約(3ヶ月前以上)で大幅に安くなるケースあり

宿泊費:

  • バックパッカー向けホステル: 3,000〜5,000円/泊
  • ビジネスホテル: 8,000〜12,000円/泊
  • 中級ホテル: 12,000〜20,000円/泊
  • 高級ホテル: 20,000円以上/泊

食事代:

  • ファストフード: 800〜1,200円/食
  • カジュアルレストラン: 2,000〜3,000円/食
  • 高級レストラン: 5,000円以上/食

東欧は西欧より食事代が30〜50%安い傾向があります。

(3) オフシーズン(11〜3月)の料金と注意点

オフシーズン(11〜3月)は航空券・宿泊が安くなりますが、注意点があります。

メリット:

  • 航空券が12万〜18万円(繁忙期の60〜70%)
  • 宿泊費も30〜50%安い
  • 観光地が混雑しない

デメリット:

  • 冬季は日照時間が短い(パリは16時頃に日没)
  • 寒さが厳しい(ロンドン・パリは0〜10℃)
  • 一部観光施設が冬季閉鎖

オフシーズンを狙う場合は、日照時間の短さを考慮した日程を推奨します。

渡航準備と注意点(ETIAS・ETA・スリ対策)

(1) ETIAS(2026年導入予定)とETA(イギリス)

TRiP-Aによると、ヨーロッパ渡航にはETIAS(電子渡航認証)が必要になります。

ETIAS(European Travel Information and Authorisation System):

  • 導入時期: 2026年第4四半期(10〜12月)に延期(2025年3月発表)
  • 対象: EU加盟国への短期滞在(90日以内)
  • 申請方法: オンラインで事前申請、有効期間3年
  • 費用: 7ユーロ(約1,100円)

ETA(Electronic Travel Authorisation):

  • 対象: イギリス渡航
  • 導入時期: 2025年1月8日以降必須
  • 申請方法: オンラインで事前申請、有効期間2年
  • 費用: 10ポンド(約1,900円)

渡航前に最新情報を確認することを推奨します。

(2) パスポート・ビザ・通貨の準備

パスポート:

  • 残存有効期間が帰国時まで有効(推奨は6ヶ月以上)
  • ビザ欄の余白が見開き2ページ以上

ビザ:

  • 90日以内の観光ならビザ不要
  • 留学・就労目的はビザが必要

通貨:

  • ユーロ圏(フランス・イタリア・ドイツ等): ユーロ(EUR)
  • イギリス: ポンド(GBP)
  • スイス: スイスフラン(CHF)
  • クレジットカード利用が一般的(VISA・Mastercardが推奨)
  • 現金は1〜2万円分を準備すると安心

(3) スリ・置き引き対策(観光地・公共交通機関)

ヨーロッパではスリや置き引きのリスクがあります。特に観光地・公共交通機関では注意が必要です。

スリ対策:

  • 貴重品は前のポケットまたは肌身離さず携帯
  • リュックは前に抱える
  • 人混みでは周囲に注意
  • 「写真を撮ってあげる」等の声かけに注意

置き引き対策:

  • カフェ・レストランで荷物を置いたまま席を離れない
  • 電車内で荷物を網棚に置かない
  • ホテルの部屋でも貴重品はセーフティボックスへ

注意が必要な場所:

  • パリ: エッフェル塔周辺、メトロ内
  • ロンドン: ピカデリーサーカス周辺、地下鉄内
  • ローマ: コロッセオ周辺、バス内

まとめ:経験別おすすめツアープラン

ヨーロッパ旅行ツアーは、初心者には添乗員付きツアー、リピーターにはフリープランがおすすめです。直行便があるイギリス・フランス・イタリアが定番で、東欧諸国(ポーランド・ハンガリー・チェコ)は物価が安く予算を抑えたい人に最適です。

1週間の費用目安は1人あたり25〜40万円(航空券+宿泊+食事+移動費)で、東欧は22万円からが目安です。オフシーズン(11〜3月)は航空券・宿泊が安いですが、冬季は日照時間が短い点に注意してください。

周遊ツアーは複数の国や都市を巡れますが、移動時間が長くなります。1週間なら2〜3都市、2週間なら4カ国以上が目安です。初めてのヨーロッパなら1週間で1〜2カ国に絞る方が余裕を持って観光できます。

ETIAS(電子渡航認証)は2026年第4四半期(10〜12月)に導入予定、イギリス渡航には2025年1月8日以降ETA(電子渡航認証)が必要です。渡航前に最新情報を確認し、スリ・置き引き対策も忘れずに行ってください。料金は時期・為替レートにより変動するため、最新情報は各社公式サイトでご確認ください。

よくある質問

Q1ヨーロッパ旅行は何日間がおすすめですか?

A11週間なら2〜3都市、2週間なら4カ国以上が目安です。初めてのヨーロッパなら1週間で1〜2カ国に絞る方が余裕を持って観光できます。周遊ツアーは移動時間が長くなるため、各都市の滞在時間が短くなる点に注意してください。ロンドン&パリ(ユーロスターで移動)やイタリア(ローマ・フィレンツェ・ベネチア)が人気です。

Q2初めてのヨーロッパ旅行でおすすめの国はどこですか?

A2イギリス・フランス・イタリアが定番です。直行便があり、日本人観光客も多いため安心です。イギリスは英語が通じやすく、フランスは観光資源が豊富、イタリアは日本旅行で人気No.1です。東欧諸国(ポーランド・ハンガリー・チェコ)は西欧より物価が50〜70%安く、予算を抑えたい人に最適です。東欧は1週間で22万円からが目安です。

Q3ヨーロッパ旅行の費用はどれくらい?

A31週間で1人あたり25〜40万円程度が目安(航空券+宿泊+食事+移動費)です。東欧は22万円からが目安です。航空券は12〜30万円、宿泊は1泊8,000〜2万円、食事は1食1,000〜2,000円が相場です。オフシーズン(11〜3月)は航空券・宿泊が30〜50%安くなりますが、冬季は日照時間が短い点に注意してください。早期予約(3ヶ月前以上)で大幅に安くなるケースがあります。

Q4ビザやETIASは必要ですか?

A490日以内の観光ならビザは不要です。ETIAS(電子渡航認証)は2026年第4四半期(10〜12月)に導入予定で、EU加盟国への短期滞在に必要になります。申請はオンラインで、有効期間3年、費用7ユーロ(約1,100円)です。イギリス渡航には2025年1月8日以降ETA(電子渡航認証)が必要で、有効期間2年、費用10ポンド(約1,900円)です。渡航前に最新情報を確認することを推奨します。

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Tripfolio編集部

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