ヨーロッパ旅行が人気の理由と記事の目的
ヨーロッパ旅行を計画する際、「どの国を選べばいいのか」「費用はどのくらいかかるのか」「何日間必要か」と悩む方は少なくありません。
この記事では、初めての方におすすめの国、目的別・予算別の旅行プラン、準備と注意点まで、JTBやHISの情報を元に解説します。
自分に合ったヨーロッパ旅行のプランを立てられるようになります。
この記事のポイント
- ヨーロッパ旅行の費用は1週間で約36〜50万円が目安(航空券、宿泊費、食事代、現地交通費込み)
- 初心者におすすめの国はイタリア、フランス、イギリスの人気トップ3
- ベストシーズンは春(4〜6月)、秋(9〜10月)のショルダーシーズンで気候・費用ともに理想的
- 1カ国なら5〜7日、周遊なら8〜10日以上が推奨日数
- スリ・置き引きが増加傾向のため、海外旅行保険への加入を強く推奨
初めてのヨーロッパ旅行におすすめの国
日本旅行によると、初めてのヨーロッパ旅行では、以下の国が人気です。
イタリア:歴史・芸術・グルメの三拍子
ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアなど、世界遺産が集中しています。古代遺跡、ルネサンス芸術、本場のイタリア料理を一度に楽しめます。日本からの直行便もあり、アクセスが良好です。
主要都市:
- ローマ:コロッセオ、バチカン市国、トレビの泉
- フィレンツェ:ウフィツィ美術館、ドゥオーモ
- ヴェネツィア:サン・マルコ広場、ゴンドラ遊覧
フランス:パリを中心に文化と美食を堪能
パリのエッフェル塔、ルーヴル美術館、凱旋門など、一生に一度は訪れたい名所が揃っています。フランス料理やワインも魅力で、グルメ旅行にも最適です。
主要都市:
- パリ:エッフェル塔、ルーヴル美術館、シャンゼリゼ通り
- モンサンミシェル:海に浮かぶ修道院
- ニース:地中海沿岸のリゾート地
イギリス:英語が通じる安心感
英語が通じるため、初めての海外旅行でも安心です。ロンドンの大英博物館、バッキンガム宮殿、ビッグベンなど、歴史的建造物が豊富です。
主要都市:
- ロンドン:大英博物館、バッキンガム宮殿、タワーブリッジ
- エジンバラ:エジンバラ城、スコットランドの文化
- 湖水地方:美しい自然景観
スペイン:情熱と太陽の国
バルセロナのサグラダ・ファミリア、マドリードのプラド美術館など、ガウディやベラスケスの作品を鑑賞できます。パエリアやタパスなどのスペイン料理も人気です。
主要都市:
- バルセロナ:サグラダ・ファミリア、グエル公園
- マドリード:プラド美術館、王宮
- セビリア:フラメンコの本場
ドイツ:効率的な移動と多様な文化
鉄道網が発達しており、都市間の移動が効率的です。ベルリンの歴史的建造物、ミュンヘンのビール文化、ノイシュヴァンシュタイン城など、多様な魅力があります。
主要都市:
- ベルリン:ブランデンブルク門、ベルリンの壁
- ミュンヘン:マリエン広場、ビアホール
- フュッセン:ノイシュヴァンシュタイン城
目的別おすすめ都市・観光地
ヨーロッパ旅行は、目的に応じて訪問先を選ぶと満足度が高まります。HISの情報を元に、目的別のおすすめをまとめました。
歴史・芸術:ローマ、フィレンツェ、パリ、ロンドン
歴史的建造物や美術館が集中するエリアです。古代ローマの遺跡、ルネサンス芸術、ヨーロッパ絵画の傑作を鑑賞できます。
主要スポット:
- ローマ:コロッセオ、フォロ・ロマーノ
- フィレンツェ:ウフィツィ美術館、ミケランジェロのダビデ像
- パリ:ルーヴル美術館、オルセー美術館
- ロンドン:大英博物館、ナショナル・ギャラリー
自然:スイス、ノルウェー、アイスランド
壮大な自然景観を楽しめるエリアです。アルプスの山々、フィヨルド、氷河、オーロラなど、日本では見られない絶景が広がります。
主要スポット:
- スイス:マッターホルン、ユングフラウ、レマン湖
- ノルウェー:フィヨルド、ロフォーテン諸島
- アイスランド:オーロラ、ブルーラグーン、氷河
グルメ:イタリア、フランス、スペイン
美食の国として知られるエリアです。本場のパスタ、ピザ、フレンチ、スペイン料理を堪能できます。
主要グルメ:
- イタリア:パスタ、ピザ、ジェラート
- フランス:フレンチ、クロワッサン、ワイン
- スペイン:パエリア、タパス、イベリコ豚
ショッピング:パリ、ミラノ、ロンドン
ファッション、ブランド、雑貨のショッピングが充実しているエリアです。高級ブランドからプチプラ雑貨まで幅広く揃っています。
主要ショッピングエリア:
- パリ:シャンゼリゼ通り、ギャラリー・ラファイエット
- ミラノ:モンテナポレオーネ通り、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア
- ロンドン:オックスフォード・ストリート、コヴェント・ガーデン
世界遺産:ヨーロッパに集中する世界遺産巡り
ヨーロッパには世界遺産の約半数が集中しています。STWによると、コロッセオ、サグラダ・ファミリア、モンサンミシェル、アルハンブラ宮殿などが特に人気です。
予算別・日数別の旅行プラン
ヨーロッパ旅行の費用は、時期や国により大きく変動します。JTBとNEWTの情報を元に、予算の目安を解説します。
費用の内訳(航空券・宿泊費・食事代・現地交通費)
| 項目 | 内容 | 1週間の目安 |
|---|---|---|
| 航空券 | 往復(エコノミークラス) | 15〜25万円 |
| 宿泊費 | ホテル(3つ星〜4つ星)6泊 | 10〜15万円 |
| 食事代 | 朝・昼・夕(7日分) | 5〜8万円 |
| 現地交通費 | 地下鉄・バス・鉄道 | 2〜3万円 |
| 観光施設 | 入場料・チケット | 2〜3万円 |
| 雑費 | お土産、通信費等 | 2〜3万円 |
| 合計 | 36〜50万円 |
(出典: JTB、2024年時点、1ユーロ≒163円で計算)
1週間周遊の予算目安(36〜50万円)
1週間でヨーロッパを周遊する場合、約36〜50万円が目安です。格安航空券やホステルを利用すれば30万円台に抑えることも可能です。逆に、高級ホテルやミシュラン星付きレストランを選ぶと70万円以上になることもあります。
安い時期とベストシーズン(春・秋のショルダーシーズン)
NEWTによると、春(4〜6月)、秋(9〜10月)のショルダーシーズンが気候・費用ともにおすすめです。
| 時期 | 特徴 | 航空券・ホテル料金 |
|---|---|---|
| 春(4〜6月) | 気候が穏やか、花が美しい | 標準的 |
| 夏(7〜8月) | 酷暑、混雑、観光ピーク | 最も高い |
| 秋(9〜10月) | 紅葉が美しい、過ごしやすい | 標準的 |
| 冬(11〜3月) | 寒く日が短い、クリスマス市が魅力 | 最も安い |
真夏(7〜8月)は地中海沿岸で40℃近くになることもあり、酷暑・混雑・高価格の三重苦になりやすいため注意が必要です。
節約のコツ(早期予約、スーパー活用、1日乗車券等)
ヨーロッパ旅行の費用を抑える方法は以下の通りです。
- 早期予約:航空券・ホテルを3ヶ月前予約で10〜20%割引
- スーパーマーケット活用:惣菜やフードコートで食費を抑える(1日1万円 → 3,000円)
- 1日乗車券:バス・トラム・地下鉄が乗り放題(1日2,000円程度)
- LCC利用:国内移動はeasyJet、Ryanairなどの格安航空会社
- ホステル宿泊:ドミトリーなら1泊2,000〜3,000円
ヨーロッパ旅行の準備と注意点
ヨーロッパ旅行を安全・快適に楽しむための準備と注意点を解説します。
ビザ・ETIAS(2026年後半導入予定)
日本国籍の場合、シェンゲン協定加盟国への短期滞在(90日以内)はビザ不要です。ただし、2026年後半からETIAS(欧州渡航情報認証システム)の導入が予定されています。
ETIASは事前にオンライン申請が必要で、申請料は7ユーロ(約1,100円)です。詳細は導入時期が近づいたら公式サイトで確認してください。
治安情報(スリ・置き引き対策)
ヨーロッパでは旅行者を狙ったスリ・置き引きが年々増加しています。人混み・観光地では特に警戒が必要です。
対策:
- 貴重品は分散:財布・パスポート・クレジットカードを別々に保管
- リュックは前に:人混みではリュックを前に抱える
- スリ多発地帯を把握:エッフェル塔周辺、ローマの地下鉄、バルセロナのランブラス通り等
- 海外旅行保険加入:盗難・紛失に備える
為替レート・通貨(ユーロ)
ヨーロッパのほとんどの国でユーロが使用されます(イギリスはポンド)。為替レートの変動により費用が大きく変わるため、予算は余裕を持って計画してください。
2024年8月時点:1ユーロ≒163円
海外旅行保険・持ち物リスト
海外旅行保険への加入を強く推奨します。医療費、盗難、航空機遅延などに対応できます。
持ち物リスト:
- パスポート(有効期限は帰国日から6ヶ月以上推奨)
- 航空券(eチケット)
- クレジットカード(2枚以上推奨)
- 現金(ユーロ)
- 海外旅行保険証券
- スマートフォン(SIMカード・ポケットWi-Fi)
- 変換プラグ(Cタイプ)
まとめ:状況別のヨーロッパ旅行プラン
ヨーロッパ旅行の費用は1週間で約36〜50万円が目安で、初心者におすすめの国はイタリア、フランス、イギリスです。ベストシーズンは春(4〜6月)、秋(9〜10月)のショルダーシーズンで、気候・費用ともに理想的です。
初めての方向け:1カ国集中プラン(5〜7日)
初めてのヨーロッパ旅行なら、1カ国に集中するプランがおすすめです。移動時間を抑え、じっくり観光できます。イタリア(ローマ・フィレンツェ)、フランス(パリ・モンサンミシェル)、イギリス(ロンドン・湖水地方)が人気です。
周遊したい方向け:2〜3カ国プラン(8〜10日以上)
複数国を周遊したい方は、8〜10日以上の日程を確保してください。1週間なら1〜2カ国、10日間なら2〜3カ国の周遊が現実的です。欲張りすぎると移動だけで疲れてしまいます。
2025年のトレンド:スロートラベル・東欧への分散
欧州旅行委員会(ETC)によると、2025年は長期滞在(7〜11泊)への関心が高まり、じっくり1つの地域を楽しむ「スロートラベル」が人気です。また、南欧・地中海の人気は前年比8%低下し、ポーランドなど東欧への分散傾向が見られます。
詳しい最新情報はHISや各国政府観光局の公式サイトでご確認ください。
