中国旅行を計画する前に知っておくべきこと
「中国旅行に行きたいけれど、ビザは必要?」「治安は大丈夫?」「費用はどのくらいかかる?」と疑問を持つ方は少なくありません。
この記事では、中国旅行の基本情報(ビザ・入国条件)、人気観光都市、旅行費用の目安、治安・注意点を、在中国日本国大使館や外務省海外安全ホームページの公式情報を元に解説します。
初めて中国を訪れる方でも、具体的な旅行プランを立てられるようになります。
この記事のポイント
- 2024年11月30日からビザ免除措置が再開され、観光目的の30日以内滞在はビザ不要(2025年12月31日まで)
- ベストシーズンは4〜5月と9〜10月。旧正月・国慶節は大混雑するため避けることを推奨
- 3泊4日の旅行費用は5〜18万円程度が目安。LCC利用で航空券は3万円前後から
- 中国ではGoogle・LINE・SNS等が利用不可。VPNアプリは日本で事前準備が必要
中国旅行の基本情報|ビザ・入国条件・VPN準備
中国旅行を計画する際、まず確認すべきはビザ・入国条件とインターネット環境の準備です。
ビザ免除措置と滞在条件(2025年12月末まで)
在中国日本国大使館によると、2024年11月30日からビザ免除措置が再開されました。観光・ビジネス目的の30日以内の滞在であればビザ申請は不要です。この措置は2025年12月31日までの時限措置となっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 観光・ビジネス・親族訪問・トランジット |
| 滞在期間 | 30日以内 |
| 適用期間 | 2024年11月30日〜2025年12月31日 |
| 注意点 | 31日以上滞在する場合はビザ申請が必要 |
(出典: 在中国日本国大使館)
16歳以上の外国人は常にパスポートの携帯が義務付けられています。持っていない場合は警察署で事情聴取を受ける可能性があるため、外出時は必ずパスポートを携帯してください。
VPN・インターネット利用の準備
中国では「グレート・ファイアウォール」と呼ばれるインターネット検閲システムにより、Google・LINE・Instagram・X(旧Twitter)等の海外サービスがブロックされています。
日本で普段使っているアプリやサービスを中国でも利用したい場合は、VPN(仮想プライベートネットワーク)アプリを日本で事前にダウンロード・設定しておくことが必要です。中国国内ではVPNアプリのダウンロードが困難なため、出発前に準備を済ませましょう。
人気観光都市とおすすめスポット|北京・上海・西安・桂林
中国は広大な国土を持ち、地域によって異なる魅力があります。主要な観光都市とその特徴を紹介します。
北京:世界遺産と歴史的名所
北京は中国の首都であり、万里の長城、故宮(紫禁城)、天壇など世界遺産が集中しています。中国の歴史と文化を体感したい方におすすめの都市です。
- 万里の長城: 世界最大の建造物。八達嶺長城が観光客に人気
- 故宮(紫禁城): 明・清時代の皇帝の宮殿。収蔵品は100万点以上
- 天壇: 皇帝が天に祈りを捧げた祭祀建築
上海:近代都市と観光スポット
上海は中国最大の経済都市であり、近代的な高層ビル群と歴史的な租界地区が共存しています。
- 外灘(バンド): 租界時代の西洋建築が並ぶ川沿いのエリア
- 浦東新区: 東方明珠電視塔や上海タワーなど近代的なランドマーク
- 豫園: 明代に造られた中国式庭園
上海は日本からのアクセスが良く、LCCを利用すれば往復3万円前後から渡航可能です。
西安・桂林ほか地方都市の魅力
西安は古代中国の都・長安があった場所で、兵馬俑が有名です。秦の始皇帝陵を守る8,000体以上の兵士像は圧巻です。
桂林は「桂林の山水は天下の一」と称される景勝地で、漓江下りが人気の観光アクティビティです。
その他、四川省・成都のパンダ繁殖研究基地、雲南省・麗江の古城なども人気があります。
旅行費用の目安|航空券・宿泊費・食費の相場
中国旅行の費用は、旅行期間・都市・宿泊グレードにより大きく異なります。
航空券の価格帯(LCC活用術)
| 航空券種別 | 価格帯(往復) |
|---|---|
| LCC(上海・北京) | 3〜5万円 |
| フルサービス(JAL・ANA等) | 6〜12万円 |
| ビジネスクラス | 20〜40万円 |
LCCを利用すれば航空券代を大幅に抑えられます。ただし、手荷物制限や座席指定の追加料金に注意が必要です。
宿泊費・食費・観光費用の目安
| 項目 | 1日あたりの目安 |
|---|---|
| 宿泊費(ビジネスホテル) | 5,000〜15,000円 |
| 宿泊費(高級ホテル) | 20,000〜50,000円 |
| 食費 | 3,000〜8,000円 |
| 観光施設入場料 | 1,000〜3,000円 |
| 市内交通費 | 500〜1,500円 |
3泊4日の場合、5〜18万円程度が総費用の目安となります。節約旅行なら5〜8万円、余裕を持った旅行なら12〜18万円程度を見込んでおくと良いでしょう。
治安・注意点とベストシーズン
中国旅行を安全に楽しむために、治安状況と注意点を把握しておきましょう。
治安状況と安全対策
外務省海外安全ホームページによると、上海・北京などの大都市は治安が比較的安定しています。ただし、最近では公共の場所で刃物による凶悪事件が発生しており、邦人が犠牲になった事例も報告されています。
安全対策のポイント
- 外出時は周囲の状況に注意を払う
- 人混みではスリ・置き引きに警戒
- 夜間の一人歩きは避ける
- 軍事施設の撮影は禁止(違法行為)
- GPS機器の無許可使用も違法
新疆ウイグル自治区・チベット自治区には危険情報レベル1(十分注意してください)が発出されています。これらの地域への渡航を検討する場合は、最新の安全情報を確認してください。
ベストシーズンと避けるべき時期
中国観光のベストシーズンは4〜5月と9〜10月です。気候が穏やかで観光に適しています。
避けるべき時期
| 時期 | 理由 |
|---|---|
| 旧正月(1月下旬〜2月中旬) | 大混雑、交通機関・宿泊施設の予約困難、料金高騰 |
| 国慶節(10月1日〜7日) | 大混雑、観光地は非常に混む |
| 夏季(7〜8月) | 高温多湿、熱中症リスク |
旧正月と国慶節は中国人の大型連休であり、国内旅行者で観光地が非常に混雑します。料金も高騰するため、この時期を避けて旅行計画を立てることを推奨します。
まとめ|中国旅行プランニングのポイント
中国旅行は、ビザ免除措置の再開により以前より渡航しやすくなりました。30日以内の観光であればビザ不要で、LCCを利用すれば航空券代も抑えられます。
旅行計画を立てる際は、VPNの事前準備、ベストシーズン(4〜5月・9〜10月)の選択、治安情報の確認を忘れずに行いましょう。
詳細な情報は在中国日本国大使館や外務省海外安全ホームページで最新情報を確認することをおすすめします。
