国内クルーズ旅行の魅力と記事の目的
「クルーズ旅行に興味はあるけれど、海外は不安」「どんな航路があるのか分からない」と感じている方は少なくありません。
この記事では、国内クルーズ旅行の具体的な情報を網羅的に解説します。人気航路、クルーズ客船の特徴、費用、予約方法など、初めての方でも自分に合ったクルーズを見つけられるようになります。国土交通省の最新データや大手旅行会社の公式情報を元に、実践的な内容をお届けします。
この記事のポイント
- 国内クルーズは瀬戸内海、九州周遊、日本一周など多彩な航路から選べる
- 早期割引を利用すれば1泊1万円台から気軽に乗れる格安クルーズもある
- 日本船(飛鳥II、にっぽん丸等)は大浴場・和食が充実、外国船はカジュアルで家族向け
- 現在のクルーズ客船は横揺れをコンピューターで制御する「フィン・スタビライザー」完備で船酔いの心配は少ない
国内クルーズの人気航路と寄港地
(1) 瀬戸内海クルーズ(広島・愛媛・香川等)
瀬戸内海クルーズは、穏やかな海と美しい島々を巡る人気航路です。広島(宮島・原爆ドーム)、愛媛(道後温泉)、香川(小豆島)など、観光地を効率的に回れます。
特徴:
- 所要日数: 2泊3日〜4泊5日
- 寄港地: 広島、尾道、今治、高松、小豆島等
- ベストシーズン: 桜(3-4月)、新緑(5-6月)、紅葉(10-11月)
(2) 九州周遊クルーズ(長崎・鹿児島・福岡等)
九州周遊クルーズは、長崎、鹿児島、福岡など九州の主要都市を巡る航路です。温泉、グルメ、歴史的建造物など、九州の魅力を満喫できます。
特徴:
- 所要日数: 3泊4日〜5泊6日
- 寄港地: 長崎、佐世保、鹿児島、福岡、別府等
- ベストシーズン: 春(3-5月)、秋(9-11月)
(3) 日本一周クルーズ(10日間前後の長期航路)
日本一周クルーズは、日本列島を一周する長期クルーズです。北は北海道、南は沖縄まで、日本の多様な文化・自然を体験できます。
特徴:
- 所要日数: 10日間〜14日間
- 寄港地: 函館、新潟、金沢、広島、長崎、鹿児島、沖縄等
- 費用目安: 平均約35万円(1日あたり約3.5万円)
主要クルーズ客船の特徴と船内施設
(1) 日本船の特徴(飛鳥II・にっぽん丸・三井オーシャンフジ)
日本船は、日本語対応、和食充実、大浴場完備など、日本人向けのサービスが特徴です。
| 客船名 | 特徴 | 定員 |
|---|---|---|
| 飛鳥II | 日本最大のクルーズ客船、ラグジュアリークラス | 約800名 |
| にっぽん丸 | アットホームな雰囲気、演奏やショーが人気 | 約500名 |
| 三井オーシャンフジ | 2024年就航の最新鋭客船 | 約700名 |
日本船のメリット:
- 全館日本語対応、スタッフも日本人
- 大浴場・露天風呂完備
- 和食レストラン充実(寿司、天ぷら、懐石料理等)
- フォーマルな雰囲気でゆったりとした船旅
(2) 外国船の特徴(MSCベリッシマ等)
外国船は、カジュアルで家族連れや初心者向けのクルーズ船です。
外国船のメリット:
- 比較的リーズナブルな価格帯
- 子供向けプログラム充実
- カジュアルな雰囲気で気軽に楽しめる
- 多国籍料理(イタリアン、中華、ビュッフェ等)
(3) 船内施設(レストラン・大浴場・エンターテイメント)
レストラン:
- メインダイニング(基本料金に含まれる)
- 専門レストラン(寿司、天ぷら、鉄板焼き等、別途料金)
- ビュッフェレストラン(朝食・昼食)
娯楽施設:
- シアター(演奏、ショー、映画上映)
- ラウンジ・バー
- カジノ(外国船のみ)
- プール、ジャグジー
- スパ、ジム
- ショッピングモール
大浴場(日本船のみ):
- 大浴場・露天風呂完備
- 海を眺めながらの入浴体験
クルーズ旅行の費用と料金体系
(1) 客室タイプ別の料金相場(内側・海側・バルコニー・スイート)
クルーズ料金は客室タイプ、シーズン、航路により大きく変動します。以下は2025年時点の目安金額です。
| 客室タイプ | 特徴 | 1泊あたりの料金目安 |
|---|---|---|
| 内側客室 | 窓なし、最もリーズナブル | 1万円〜2万円 |
| 海側客室 | 窓あり、海を眺められる | 2万円〜3万円 |
| バルコニー客室 | 専用バルコニー付き | 3万円〜5万円 |
| スイート | 広々とした客室、専用サービス | 5万円〜10万円以上 |
早期割引を利用すれば、内側客室で1泊1万円台から乗れる格安クルーズもあります。
(2) 基本料金に含まれるもの・含まれないもの(船内チップ等)
基本料金に含まれるもの:
- 宿泊
- メインダイニングでの食事(朝・昼・夕)
- エンターテイメント(演奏、ショー、映画等)
- プール、ジム等の基本施設
別途料金がかかるもの:
- 船内チップ(サービスチャージ): 1人1日あたり1,500円〜2,000円前後
- アルコール飲料
- 有料レストラン(寿司、天ぷら、鉄板焼き等)
- スパ、マッサージ
- ショッピング
- 寄港地でのオプショナルツアー
(3) 早期割引と格安クルーズの選び方(1泊1万円台〜)
早期割引:
- 出発3-6ヶ月前の予約で10-30%割引
- 2025-2026年のクルーズプランが既に販売開始
格安クルーズの選び方:
- 内側客室を選ぶ
- オフシーズン(夏休み・年末年始以外)を狙う
- 短期間プラン(2泊3日〜4泊5日)を選ぶ
- 旅行会社のパッケージプランを利用
予約方法と初心者向けの選び方
(1) 予約方法(旅行会社・直接予約)
旅行会社経由:
- JTB、HIS、クラブツーリズム等
- パッケージプランが充実
- 相談しながら選べる
直接予約:
- 各クルーズ会社の公式サイトから予約
- 早期割引やキャンペーン情報が早く入手できる
(2) 初心者におすすめのクルーズプラン(2泊3日〜5日間)
初心者向けポイント:
- 5日程度の短期間プランで気軽に体験
- カジュアル客船(外国船)でリーズナブルに
- 瀬戸内海クルーズなど穏やかな海の航路を選ぶ
- 海側以上の客室で海を楽しむ(最低でも1日2〜3万円程度の予算)
(3) 持ち物・服装・注意点(パスポートは必須)
必須の持ち物:
- パスポート(海外寄港地がある場合は絶対必須)
- 船内チップ用の現金
- 常備薬
- フォーマルウェア(ドレスコード日がある場合)
服装:
- 日中: カジュアル(ポロシャツ、チノパン等)
- 夕食: スマートカジュアル〜フォーマル(航路により異なる)
- 寄港地観光: 歩きやすい靴、帽子、日焼け止め
注意点:
- 船内チップは自動請求される場合が多い
- 寄港地では現地時間に注意
- 船酔いが心配な方は船医に相談可能(現在の客船はフィン・スタビライザー完備で揺れは少ない)
まとめ:旅行スタイル別おすすめクルーズ
国内クルーズ旅行は、瀬戸内海、九州周遊、日本一周など多彩な航路から選べます。日本船は大浴場・和食が充実し、ゆったりとした船旅を楽しめます。外国船はカジュアルで家族連れや初心者におすすめです。
早期割引を利用すれば1泊1万円台から気軽に乗れる格安クルーズもあります。5日程度の短期間プランで、まずは気軽に体験してみるのがおすすめです。
詳細は各船会社・旅行会社の最新情報をご確認ください。2024年の訪日クルーズ客数は143.8万人(国土交通省発表)で、クルーズ市場は着実に回復しています。
