嵐山観光が人気の理由
嵐山（あらしやま）は、京都を代表する観光エリアです。渡月橋や竹林の道など絶景スポットが徒歩圏内に集まり、京都駅から電車で約11分というアクセスの良さも魅力です。
この記事では、嵐山の主要観光スポット、モデルコース、アクセス方法を、京都観光Naviや京都市の公式観光統計を元に解説します。初めての嵐山観光でも、効率的に見どころを回れるようになります。
この記事のポイント
- 嵐山は京都駅からJR嵯峨野線で快速約11分、主要スポットは徒歩圏内で回れる
- 半日コース（3〜4時間）で渡月橋・天龍寺・竹林の道を巡れる
- 桜（3月下旬〜4月上旬）と紅葉（11月中旬〜12月上旬）シーズンは特に美しいが混雑する
- 早朝訪問なら混雑を避けて写真撮影も快適
- 2024年の京都観光客数は5,606万人で過去最高水準、外国人観光客も1,088万人で過去最高
渡月橋・竹林の道など絶景スポットが徒歩圏内
嵐山エリアには、渡月橋（全長155m）、竹林の道（約400m）、天龍寺（世界遺産）など、絶景スポットが徒歩圏内に集まっています。観光スポット間の移動は徒歩が基本のため、歩きやすい靴での訪問を推奨します。
京都駅から電車で約11分の好アクセス
京都駅からJR嵯峨野線で快速約11分、嵯峨嵐山駅に到着します。駅から渡月橋まで徒歩約8分で、交通アクセスが非常に良いエリアです。
桜・紅葉シーズンの圧倒的な美しさ
桜の季節（3月下旬〜4月上旬）と紅葉の季節（11月中旬〜12月上旬）は、嵐山が最も美しい時期です。ただし非常に混雑するため、早朝訪問または平日訪問が推奨されます。
2024年の京都観光客5,606万人で過去最高水準
京都市の公式観光統計によると、2024年の京都市観光客数は5,606万人で、過去最高の2015年と概ね同水準です。外国人観光客は1,088万人（前年比53.5%増）で過去最高を記録しており、嵐山も国内外から高い人気を集めています。
嵐山観光の基礎知識
嵐山観光を計画する前に、アクセス方法、所要時間、ベストシーズンなど基礎知識を理解しておくとスムーズです。
嵐山へのアクセス方法（JR嵯峨野線・阪急嵐山線）
京都駅から:
- JR嵯峨野線で快速約11分、嵯峨嵐山駅下車
- 駅から渡月橋まで徒歩約8分
四条河原町から:
- 阪急京都線で桂駅乗り換え、阪急嵐山線で終点嵐山駅
詳細は京都観光Naviでご確認ください。
嵐山観光の所要時間（半日コース・1日コース）
嵐山観光の所要時間は、プランにより異なります。
- 半日コース（3〜4時間）: 渡月橋、天龍寺、竹林の道など主要スポットを巡る
- 1日コース（6〜8時間）: 17スポットを徒歩でゆっくり満喫、食べ歩きも楽しむ
時間に応じて柔軟にプランを調整できます。
観光エリアの地理（渡月橋周辺・嵯峨野エリア）
嵐山エリアは大きく分けて以下の2つに分かれます。
- 渡月橋周辺: 渡月橋、天龍寺、商店街が集まるメインエリア
- 嵯峨野エリア: 竹林の道、野宮神社、嵯峨野トロッコ列車など
徒歩で約1時間24分（約4.2km）のコースで主要スポットを回れます。
ベストシーズンと混雑回避のコツ
ベストシーズン:
- 桜の季節（3月下旬〜4月上旬）
- 紅葉の季節（11月中旬〜12月上旬）
混雑回避のコツ:
- 早朝訪問（特に竹林の道は朝早い時間帯が人が少ない）
- 平日訪問
- オフシーズン（5〜6月、9月）も気候が穏やかで観光しやすい
定番観光スポット完全ガイド
嵐山の主要観光スポットを詳しく紹介します。
渡月橋（全長155mのシンボル的橋）
渡月橋は、桂川にかかる全長155mの橋で、嵐山のシンボルです。鎌倉時代、亀山天皇が月が橋を渡るように見えたことから「渡月橋」と命名されました。桜・紅葉シーズンは特に美しく、多くの観光客が訪れます。
竹林の道（約400mの竹林の小径）
竹林の道は、野宮神社から大河内山荘庭園まで続く約400mの竹林の小径です。真っ直ぐな緑の竹が頭上に大きく覆いかぶさる景観は、インスタ映えスポットとして人気です。早朝訪問なら人が少なく、写真撮影に最適です。
天龍寺（世界遺産・曹源池庭園）
天龍寺は、嵐山・嵯峨野地区で最大級の禅寺で、世界遺産に登録されています。曹源池庭園は、嵐山の自然を借景とした美しい庭園で、四季折々の景色を楽しめます。
拝観時間や料金は変更される可能性があるため、最新情報は天龍寺公式サイトでご確認ください。
嵯峨野トロッコ列車（保津峡の絶景）
嵯峨野トロッコ列車は、保津峡の景色を楽しむ観光列車です。嵯峨駅から亀岡駅間を約25分で結び、渓谷美を満喫できます。桜・紅葉シーズンは特に人気で、事前予約が推奨されます。
保津川下り
保津川下りは、保津峡の渓谷美を楽しむ舟下りです。約16kmを約2時間かけて下り、船頭の巧みな操船技術と自然の美しさを堪能できます。トロッコ列車との組み合わせプランも人気です。
嵐山モンキーパーク
嵐山モンキーパークいわたやまには、約120頭の野生ニホンザルが生息しています。山頂からは京都市街を一望でき、サルへの餌やり体験もできます。
嵐山観光モデルコース
時間に応じたモデルコースを紹介します。
半日コース（3〜4時間）：嵐山駅→渡月橋→天龍寺→竹林の道
半日で主要スポットを効率的に巡るコースです。
スケジュール例:
- 嵐山駅到着（9:00）
- 渡月橋散策（9:10-9:30）
- 天龍寺拝観（9:40-10:40）
- 竹林の道散策（10:50-11:20）
- 商店街で食事・お土産（11:30-13:00）
1日コース（6〜8時間）：17スポットを徒歩で満喫
1日かけてゆっくり嵐山を満喫するコースです。半日コースに加えて、野宮神社、大河内山荘庭園、嵐山モンキーパークなどを訪れます。食べ歩きやカフェ休憩も楽しめます。
詳細なプランは旅Pocketでご確認いただけます。
トロッコ列車・保津川下り組み合わせコース
嵯峨野トロッコ列車と保津川下りを組み合わせるコースです。亀岡駅からトロッコ列車で嵯峨駅へ、または保津川下りで嵐山へ戻るプランが人気です。
食べ歩きグルメも楽しむコース
嵐山のメインストリートには、湯豆腐、抹茶スイーツ、京料理など、グルメスポットが多数あります。食べ歩きを楽しみながら観光するプランもおすすめです。
季節別・シーン別の楽しみ方
季節やシーンに応じた嵐山の楽しみ方を紹介します。
桜シーズン（3月下旬〜4月上旬）の見どころ
桜シーズンは、渡月橋周辺や天龍寺の桜が美しい時期です。混雑するため、早朝訪問または平日訪問が推奨されます。
紅葉シーズン（11月中旬〜12月上旬）の見どころ
紅葉シーズンは、嵐山が最も美しい時期です。天龍寺の曹源池庭園、竹林の道、渡月橋周辺の紅葉が見事です。混雑がピークに達するため、早朝訪問が特に推奨されます。
早朝訪問のメリット（混雑回避・撮影）
早朝訪問（8:00〜9:00頃）なら、混雑を避けて静かな嵐山を楽しめます。竹林の道は特に早朝が人が少なく、写真撮影に最適です。
グルメ・お土産スポット（湯豆腐・抹茶スイーツ等）
嵐山のメインストリートには、以下のようなグルメスポットが多数あります。
- 湯豆腐: 嵐山の名物料理
- 抹茶スイーツ: 抹茶パフェ、抹茶ソフトクリーム等
- 京料理: 懐石料理、京風うどん等
詳細は楽天トラベルでご確認ください。
2024年の新規オープン施設
NEWTによると、2024年11月にGRAND MARBLEが嵐山初出店、八十八良葉舎がグランドオープンしました。最新のグルメやお土産スポットも要チェックです。
まとめ：状況別のおすすめプラン
嵐山は、京都駅からJR嵯峨野線で快速約11分、主要観光スポットは徒歩圏内で回れる人気エリアです。半日コース（3〜4時間）で渡月橋・天龍寺・竹林の道を巡れますが、1日コース（6〜8時間）ならゆっくり満喫できます。
桜（3月下旬〜4月上旬）と紅葉（11月中旬〜12月上旬）シーズンは特に美しいですが、非常に混雑します。早朝訪問または平日訪問で混雑を避けることを推奨します。営業時間・定休日・料金は変更される可能性があるため、最新情報は京都観光Naviや各施設公式サイトでご確認ください。
2024年の京都観光客数は5,606万人で過去最高水準、嵐山も国内外から高い人気を集めています。トロッコ列車や保津川下り、食べ歩きグルメも楽しみながら、嵐山の魅力を満喫しましょう。