結論:世界一周クルーズの相場は190万円〜1,200万円(一人あたり)
世界一周クルーズの一人あたり費用は、平均すると約300万円と言われています。ただし実際の価格帯は非常に幅広く、最も安いピースボートでは約190万円から、高級船のシルバーシークルーズでは約1,200万円と、6倍以上の差があります。
この価格差は、船会社のグレード、客室のランク、出発時期によって大きく変動します。代表的な船会社の価格帯は以下の通りです。
- ピースボート(横浜・神戸発着):約190万円〜
- プリンセスクルーズ(フォートローダーデール発着):約240万円〜
- 飛鳥Ⅱ(郵船クルーズ):約550万円〜
- コスタクルーズ(サボナ・ベニス発着):約1,000万円〜
- シルバーシークルーズ(サンフランシスコ発着):約1,200万円〜
ピースボートと飛鳥Ⅱを比較すると、ピースボートは飛鳥Ⅱの約1/2〜1/3の価格帯で世界一周が可能です。ラグジュアリー志向か、コストパフォーマンス志向かで選択肢が大きく変わることがわかります。
190万円台で実現する最安ルート(3つの節約ポイント)
世界一周クルーズを100万円台で実現することは、条件次第で可能です。実際にピースボートでは早期申し込み割引を利用して、夫婦2人分で154万円の割引を受けた事例もあります。以下の3つのポイントを押さえることで、大幅な節約が期待できます。
1. 早期申し込み割引の活用
出発の1年以上前に申し込むことで、早得割引が適用されます。ピースボートの場合、早得割引で154万円引きになった実例があり、これにより一人あたり約190万円台で世界一周が実現できます。
2. 低ランク客室を選ぶ
窓なしの内側客室や相部屋プランを選択することで、さらに費用を抑えられます。格安クルーズの低ランク客室なら100万円台も可能です。ただし、客室の快適性とのバランスを考える必要があります。
3. タイミングを見計らう
閑散期の出発日を選ぶことで、繁忙期より安く参加できます。船会社によっては、出発時期によって数十万円の差が出ることもあります。
価格だけで決めると失敗しやすい点
基本料金が安いからといって安易に決めると、後から想定外の出費に驚くことがあります。以下の点は特に注意が必要です。
追加費用が想像以上にかかる
船内チップ、有料レストラン、アルコール、スパなどのオプションサービスで、最低でも一人50万円以上の追加費用が必要になると言われています。ピースボートの実例では、夫婦2人分の船内費用が約45.1万円、寄港地でのオプショナルツアーや個人手配ツアーで約108.8万円かかっています。
船のグレードで体験価値が変わる
ラグジュアリー志向の方が、価格重視でカジュアル船を選ぶと満足度が下がる可能性があります。飛鳥Ⅱは高額ですが、それに見合った豪華客船体験が含まれています。一方、ピースボートは船内講演や国際交流プログラムが充実しており、学びや出会いを重視する方に向いています。目的と価格帯のバランスが重要です。
前振り文: 世界一周クルーズの相場感がつかめたところで、具体的な資料で詳細を確認してみませんか。ピースボートでは無料で資料請求ができ、実際の航路や船内プログラム、価格の詳細を知ることができます。
費用の内訳:基本料金に何が含まれ、何が追加になるか
世界一周クルーズの総額がどう構成されているか、具体的な実例を見てみましょう。ピースボートで世界一周クルーズに参加した夫婦2人分の費用内訳は以下の通りです。
基本料金:632.6万円(2人分)
- 旅行代金:660万円
- 早得割引:-154万円
- ポートチャージ:12.9万円
- チップ:36.3万円
- 国際観光入場税:0.2万円
船内費用:45.1万円(2人分)
- 有料レストラン、アルコール、スパ、ショッピングなど
寄港地費用:108.8万円(2人分)
- オプショナルツアーや個人手配ツアー
その他費用:23.9万円(2人分)
- 乗降場所までの旅費、保険、事前準備費用など
総額:約810万円(夫婦2人分、一人あたり約405万円)
この実例では、基本料金が約632.6万円(一人あたり約316万円)ですが、追加費用を含めると一人あたり約405万円になっています。基本料金だけで判断すると、実際の総額とのギャップに驚くことになります。
また、飛鳥Ⅱの世界一周クルーズでは、燃油サーチャージが6万円〜55万円(客室ランクによる)かかることも覚えておきましょう。
よく見落とす追加コスト
見積もり時に見落としがちな費用を列挙します。これらを事前に把握しておくことで、予算計画が正確になります。
1. 乗降場所までの旅費
国内発着の場合は乗船地(横浜・神戸など)までの交通費、海外発着の場合は往復航空券が必要です。
2. パスポート・ビザ準備費用
パスポートの新規取得・更新、訪問国によってはビザ取得が必要で、合計5〜10万円程度かかります。
3. 海外旅行保険
世界一周は100日前後の長期旅行のため、保険料も高額になります。
4. 船内オプション
アルコール、有料レストラン、スパ、ジム、ショッピングなど、船内で追加料金が発生するサービスは多岐にわたります。
5. 寄港地での自由行動費用
オプショナルツアーに参加しない場合でも、自由行動での食事代、交通費、観光施設の入場料などがかかります。
「安い」の定義:総額・日割り・手間コストで考える
世界一周クルーズの費用を評価する際、単純な総額だけでなく、以下のような視点で考えると価値が見えてきます。
日割りで考える
ピースボートの190万円を100日で割ると、日割り約1.9万円です。この金額には宿泊費、1日3食の食費、移動費が含まれています。国内旅行で1泊2万円のホテルに泊まることを考えると、世界を巡りながらこの価格は決して高くないとも言えます。
個人手配との比較
世界一周を個人手配する場合、航空券、ホテル、ビザ、交通手配の手間が膨大です。クルーズなら、これらが全てパッケージ化されているため、手間コストがかかりません。宿泊費・食費・移動費込みで考えると、個人手配より安い場合もあります。
価値の違い
飛鳥Ⅱは550万円と高額ですが、ラグジュアリーな船内環境、質の高い食事、きめ細やかなサービスが含まれています。一方、ピースボートは価格を抑えつつ、船内講演や国際交流プログラムで学びの価値を提供しています。どちらが優れているかではなく、自分が何を重視するかで「安い」の定義が変わります。
安くする具体策:申し込み前にできる5つの行動
世界一周クルーズを安く実現するために、今すぐ実行できる具体的なアクションを紹介します。
1. 早期申し込み割引を狙う
出発の1年以上前に申し込むことで、早得割引が受けられます。ピースボートでは154万円引きの実例があり、これを逃す手はありません。
2. 資料請求・説明会参加で特典を得る
資料請求や説明会に参加することで、限定割引や特典が受けられる場合があります。複数の船会社の資料を取り寄せて比較検討しましょう。
3. 相部屋プランやボランティア割引を検討
一人参加の場合、相部屋プランを選ぶことで大幅に費用を抑えられます。また、ピースボートではボランティア活動によって割引が受けられる制度もあります。
4. 低ランク客室を選ぶ
窓なしの内側客室や下層デッキの客室を選ぶことで、数十万円の差が出ます。船内での滞在時間が少なく、寄港地での活動を重視する方には十分です。
5. 閑散期の出発日を選ぶ
繁忙期(年末年始、ゴールデンウィーク、夏休み)を避けることで、同じ航路でも安く参加できます。
申し込み前に揃えるもの
スムーズに申し込み、かつ予算オーバーを防ぐために、以下を事前に準備しておきましょう。
1. パスポート(残存期間6ヶ月以上)
パスポートの残存期間が6ヶ月未満の場合、早めに更新しておきましょう。
2. 予算計画
基本料金に加え、追加費用50〜100万円を見込んだ予算計画を立てます。船内費用、寄港地ツアー、保険、旅費を含めた総額で考えることが重要です。
3. 健康状態の確認
100日前後の長期航海に耐えられる健康状態か、事前に医師に相談しておくと安心です。
4. 家族・仕事の調整
約3〜4ヶ月の不在となるため、家族の理解や仕事の調整が必要です。定年退職後やFIRE達成後など、時間的余裕がある時期が理想的です。
5. 資料請求(複数社比較)
ピースボート、飛鳥Ⅱ、その他の船会社の資料を取り寄せて、航路、価格、船内プログラムを比較しましょう。
プラン選びのコツ:迷ったときの判断基準
複数の世界一周クルーズから選ぶ際、以下の判断基準を参考にしてください。
予算最優先ならピースボート
100万円台〜200万円台で世界一周を実現したいなら、ピースボートが最有力です。早得割引や相部屋プランでさらに安くなります。
ラグジュアリー志向なら飛鳥Ⅱ・シルバーシー
豪華客船での優雅な船旅を求めるなら、飛鳥Ⅱやシルバーシークルーズが向いています。価格は550万円〜1,200万円と高額ですが、それに見合った体験が得られます。
一人参加なら相部屋制度のある船会社
配偶者を亡くした方や一人旅を楽しみたい方は、相部屋制度のあるピースボートなら追加料金なしで参加できます。
国際交流・学び重視ならピースボート
船内講演、語学講座、ワークショップなど学びのプログラムが充実しているのはピースボートです。観光重視なら他社の方が寄港地滞在時間が長い場合もあります。
寄港地の内容を比較
どの国・地域に寄るかは航路によって異なります。訪れたい国がある場合は、寄港地リストを確認しましょう。
出発地の利便性
横浜・神戸発着なら国内移動で済みますが、海外発着の場合は往復航空券が必要です。移動の手間と費用も考慮しましょう。
代替案とのコスパ比較
世界一周クルーズ以外にも、世界を巡る方法はいくつかあります。それぞれの費用感と向き不向きを見てみましょう。
個人手配の世界一周旅行
航空券(世界一周航空券:約40〜80万円)、ホテル(1泊5,000円×100日=50万円〜)、ビザ手配、交通費などを含めると、合計150万円〜300万円程度です。ただし、ルート設計、宿・ビザ手配、移動手段の確保など、膨大な手間がかかります。自由度は高いですが、計画と実行の負担は大きいです。
短期クルーズを複数回
地中海クルーズ(7日間:20〜40万円)、カリブ海クルーズ(7日間:20〜40万円)、アジアクルーズ(7日間:15〜30万円)などを複数回利用する方法です。合計で100〜150万円程度ですが、世界一周ほどの一体感や達成感はありません。時間的制約がある方に向いています。
一地域集中旅行
ヨーロッパ周遊(30日間:80〜150万円)、アジア周遊(30日間:50〜100万円)など、一つの地域を深く巡る旅です。世界一周ほど広範囲ではありませんが、一つの地域をじっくり味わえます。
安さ優先ならこの代替、体験優先ならこの代替
自分の優先順位に応じて、以下のように選択肢を絞ることができます。
安さ優先
ピースボートの格安客室(100万円台)、または個人手配で東南アジア中心の周遊(50〜100万円)が最安ルートです。
体験優先
飛鳥Ⅱ(550万円〜)、シルバーシークルーズ(1,200万円〜)、またはラグジュアリー陸上ツアー(500万円〜)で、最高級の旅を楽しめます。
時間制約がある人
短期クルーズを複数回利用するか、一地域集中旅行で年に1〜2回の長期休暇を使う方法があります。
自由度重視
個人手配のバックパッカースタイルなら、行き先や滞在期間を自由に変更できます。
どれが正解かはケースで変わる
世界一周クルーズ、個人手配、短期クルーズのどれが正解かは、あなたの健康状態、年齢、時間、予算、優先価値によって変わります。
60歳以上で時間的余裕があり、手間をかけずに世界を見たいなら世界一周クルーズが最適です。40〜50代で時間制約があるなら短期クルーズを複数回、若く自由度を重視するなら個人手配が向いています。
相場を知った上で、自分の条件に合った選択をすることが大切です。迷ったら、まずは資料請求や説明会に参加して情報収集を始めましょう。
向いている人・向いていない人
世界一周クルーズが自分に合っているかどうか、以下のチェックリストで確認してみましょう。
向いている人
- 時間的余裕がある(3〜4ヶ月の不在が可能)
- 船旅が好き、または興味がある
- 新しい出会いや交流を楽しめる
- 100日不在でも家族や仕事に問題がない
- 手間をかけずに効率的に世界を見たい
- 長年の夢として世界一周を実現したい
- 定年退職後やFIRE達成後で時間がある
- 相部屋や船内コミュニティに抵抗がない
向いていない人
- 1都市に数日〜数週間滞在したい短期滞在派
- 自由行動を重視し、パッケージツアーが苦手
- ラグジュアリー志向だが予算がカジュアル船のみ
- 健康不安があり、長期航海に耐えられない
- 3〜4ヶ月の不在が家族や仕事に影響する
- 船酔いしやすい体質
特に注意すべきは、ピースボートなどのカジュアル船は、飛鳥Ⅱのようなラグジュアリー船とはサービスレベルが異なる点です。豪華客船での優雅な旅を求めるなら、予算を上げて飛鳥Ⅱやシルバーシークルーズを選ぶべきです。
前振り文: 世界一周クルーズが自分に向いているかどうか判断できたでしょうか。実際の船内の雰囲気や詳しいプログラムを知るには、まず資料を取り寄せて具体的なイメージを持つことが大切です。
まとめ:今日やることチェックリスト
世界一周クルーズの相場と費用の全体像が把握できたら、以下のアクションを今日から始めましょう。
1. 資料請求
ピースボート、飛鳥Ⅱ、その他の船会社の資料を取り寄せます。航路、価格、船内プログラムを比較して、自分に合った船を見つけましょう。
2. 説明会参加予約
資料だけでは分からない船内の雰囲気や詳細を、説明会で直接聞くことができます。限定割引や特典が受けられる場合もあります。
3. パスポート残存期間確認
パスポートの残存期間が6ヶ月未満なら、早めに更新手続きを始めましょう。
4. 予算計画
基本料金に加え、追加費用50〜100万円を見込んだ総額で予算を立てます。早得割引や相部屋プランでどれだけ安くなるか試算してみましょう。
5. 家族・職場への相談
3〜4ヶ月の不在となるため、家族の理解や職場の調整が必要です。早めに相談を始めることで、スムーズに準備が進みます。
世界一周クルーズは、人生で一度の大きな決断です。相場を正しく理解し、自分に合ったプランを選ぶことで、後悔のない最高の旅を実現できます。まずは資料請求から始めて、夢を現実に近づけましょう。
