結論:退職後に世界一周を実現する3ステップ
退職後に世界一周を実現するには、退職金と老後資金のバランスを整理し、資料請求で具体的な費用を把握し、60代前半のタイミングで申し込むという流れが最も現実的です。
世界一周クルーズは100日間で数百万円という規模の出費となりますが、早期割引や相部屋制度を活用すれば100万円台から参加できる選択肢もあります。定年退職後は時間的な制約がなくなるため、体力のある60代前半が最適なタイミングです。
以下、退職後の世界一周を実現するための具体的なステップを解説します。
ステップ0:状況整理(退職金と老後資金のバランス)
退職後の世界一周を検討する際、最初に整理すべきは退職金をどこまで使えるかという点です。
世界一周クルーズの費用相場は、ピースボートで約198万円〜842万円(2名1室1人あたり)、準備費用として1人あたり約37万円が必要です。夫婦で参加する場合、合計で数百万円規模の出費となります。
この金額を退職金から捻出する場合、残りの老後資金で生活できるかどうかを確認する必要があります。日本の平均的な老後資金必要額は夫婦で約2,000万円と言われていますが、住居費や医療費、生活スタイルによって大きく変動します。
判断の目安:
- 退職金と年金の見込み額を確認
- 住居ローンの残債や医療費の見込みを考慮
- 世界一周費用を差し引いても、老後資金が十分残るか試算
- 不安な場合はファイナンシャルプランナーに相談
退職金を全額使い切るのではなく、老後資金とのバランスを見ながら参加を判断することが重要です。
ステップ1:資料請求と予算シミュレーション
状況整理ができたら、次は具体的な費用を把握するステップです。
世界一周クルーズの費用は、船のグレードや客室タイプによって大きく異なります。代表的な選択肢は以下の通りです。
ピースボート(カジュアル船):
- 約198万円〜842万円(2名1室1人あたり)
- 早期割引やボランティア制度で100万円台から参加可能
- 相部屋制度あり(追加料金なし)
飛鳥II(プレミアム船):
- 約690万円〜(全室海側)
- 日本船ならではの細やかなサービス
- 船内は日本語対応
ラグジュアリー船(海外発着):
- 約1,000万円以上
- オールインクルーシブ
- パーソナライズサービス
まずはピースボートの無料パンフレット請求から始め、説明会に参加して実際の参加者の体験談を聞くことをおすすめします。客室タイプ(バルコニー付き、インサイド、スイート)によって価格が変わるため、予算に応じた選択肢を確認しましょう。
準備費用として、パスポート取得、保険加入、予防接種、荷物準備などで1人あたり約37万円が別途必要です。この金額も含めて総予算を計算してください。
世界一周クルーズの資料を請求すると、客室タイプ別の料金表、航路、寄港地、船内設備の詳細が確認できます。早期割引やボランティア制度の情報も含まれているため、まずは資料請求から始めましょう。
ステップ2:タイミングの決定(60代前半がベスト)
予算の見通しが立ったら、次はいつ参加するかを決めます。
退職後の世界一周は、定年退職後の60代前半が最も適した時期です。理由は以下の通りです。
時間的な制約がない:
- 仕事からの解放により、100日間の長期旅行が可能
- 出航時期を自由に選べる(春・夏・冬の年3回)
- 帰国後も予定に縛られない
退職金を活用できる:
- 退職金が手元にあり、資金計画が立てやすい
- 年金受給前でも老後資金の見通しが立つ
体力面でも安心:
- 60代前半なら100日間の船旅に十分対応できる体力がある
- 船内は医療サービスが充実しており、日本語を話す医師が乗船している船もある
- 荷物の移動が最低限で、体力的な負担が少ない
参加者の年齢層:
- ピースボートの参加者は50〜70代が中心
- 退職後の夫婦や、配偶者を亡くした一人参加者も多い
- 同年代のコミュニティが形成されやすい
70代以降でも参加は可能ですが、100日間の長期旅行は体力的な負担が大きくなります。「体が元気なうちに体験したい」と考えるなら、60代前半での参加が最もバランスが良いタイミングです。
ステップ3:健康確認と申し込み
参加時期が決まったら、最後は健康状態を確認して申し込むステップです。
健康面の確認:
- 持病や服薬状況を確認
- かかりつけ医に100日間の船旅について相談
- 予防接種の必要性を確認(渡航先による)
船内の医療サービス:
- ピースボートには医師・看護師が乗船
- 24時間対応の医療室あり
- 日本語を話す医師がいる船もある
- 緊急時は寄港地で医療機関へ搬送可能
申し込みの流れ:
- 説明会に参加して詳細を確認
- 客室タイプと航路を選択
- 申し込み手続き(オンラインまたは窓口)
- パスポート取得・更新(有効期限を確認)
- 海外旅行保険加入(100日間対応のプランを選択)
- 荷物準備(船内で購入できるものも多い)
退職後の世界一周は、老後資金とのバランスを見ながら、体力のある60代前半に参加するのが最も現実的です。まずは資料請求から始めて、具体的な費用とスケジュールを確認しましょう。
なぜ迷うのか(退職後の世界一周の不安)
退職後の世界一周を検討する際、多くの人が以下のような不安を抱えています。
退職金の使い方:
- 数百万円を旅行に使って大丈夫か
- 老後資金が足りなくならないか
- 他の用途(リフォーム、介護費用等)との優先順位
100日間の長期旅行:
- 100日間も家を空けて大丈夫か
- 体力的に持つか不安
- 途中で飽きないか、船内で過ごせるか
老後資金の不安:
- 年金だけで生活できるか
- 医療費や介護費用が膨らんだらどうするか
- インフレで生活費が上がったらどうするか
これらの不安は、具体的な情報がないまま判断しようとすることから生じています。次章で、よくある落とし穴と判断基準を整理します。
みんながハマる落とし穴
退職後の世界一周を検討する際、多くの人が以下の落とし穴にハマっています。
落とし穴1:老後資金全体の見通しを欠く
退職金の一部を世界一周に使う場合、残りの老後資金で生活できるかどうかを試算せずに判断してしまうケースです。
- 退職金がいくらあるか確認しただけで、使える金額を把握していない
- 年金受給額と生活費の差額を計算していない
- 医療費や介護費用の見込みを立てていない
対策:
- ファイナンシャルプランナーに相談して、老後資金の見通しを立てる
- 世界一周費用を差し引いても、残りの資金で生活できるか確認
- 緊急予備資金(医療費・介護費用)を残しておく
落とし穴2:100日間の長期に躊躇する
世界一周クルーズは約100日間という長期旅行のため、「そんなに長く家を空けられない」「途中で飽きるのでは」と躊躇してしまうケースです。
- 短期旅行と同じ感覚で判断してしまう
- 船内生活のイメージが湧かない
- 寄港地での過ごし方が分からない
対策:
- まずは短期クルーズ(日本一周等)で船旅を体験してみる
- 説明会で実際の参加者の体験談を聞く
- 船内設備(図書館、ジム、講座、イベント等)の充実度を確認
落とし穴3:高額なイメージで諦める
「世界一周は何百万円もかかる」というイメージだけで、具体的な費用を調べずに諦めてしまうケースです。
- 高額な選択肢(飛鳥II、ラグジュアリー船)しか知らない
- 早期割引やボランティア制度を知らない
- 相部屋制度を知らない
対策:
- ピースボートなら100万円台から参加可能(早期割引・ボランティア制度活用)
- 相部屋制度で追加料金なしで参加できる
- 資料請求して具体的な費用を確認
人によって正解が変わる選択
退職後の世界一周は、個人の状況によって最適な選択肢が変わります。以下、判断が分かれるポイントを整理します。
クルーズ vs 個人旅行
| 項目 | クルーズ | 個人旅行 |
|---|---|---|
| 計画の手間 | 不要(パッケージ化) | 必要(ルート、宿、移動手段) |
| 荷物移動 | 最低限(船内同一客室) | 頻繁(宿泊先ごと) |
| 体力的負担 | 少ない | 大きい |
| 費用 | 約198万円〜 | 約300万円〜(宿泊・移動費込み) |
| 自由度 | 寄港地1〜2日のみ | 滞在期間を自由に調整可能 |
向いている人:
- クルーズ:体力に不安がある、計画の手間を省きたい、同年代のコミュニティに参加したい
- 個人旅行:1都市に長期滞在したい、自由にルートを決めたい、旅慣れている
100日一括 vs 短期複数回
| 項目 | 100日一括 | 短期複数回 |
|---|---|---|
| 時間的制約 | 100日間確保が必要 | 数週間ずつ分散可能 |
| 費用感 | 約198万円〜(一括) | 約50万円〜×複数回 |
| 達成感 | 世界一周を一度で完結 | 複数回に分けて達成 |
| 体力的負担 | 100日間連続 | 休憩を挟める |
向いている人:
- 100日一括:退職直後で時間がある、一度で世界一周を完結させたい、船内コミュニティを楽しみたい
- 短期複数回:100日間の確保が難しい、体力に不安がある、各地域をじっくり回りたい
夫婦 vs 一人参加
| 項目 | 夫婦 | 一人参加 |
|---|---|---|
| 費用 | 2名分(相部屋で割安) | 1名分(相部屋制度で追加料金なし) |
| 船内の過ごし方 | 夫婦で行動 | 船内コミュニティに参加 |
| 申し込みハードル | 双方の合意が必要 | 自分の判断のみ |
向いている人:
- 夫婦:共通の思い出を作りたい、二人とも旅行に興味がある
- 一人参加:配偶者を亡くした、パートナーが旅行に興味がない、新しいコミュニティに参加したい
選択肢マップ(予算と期間で選ぶ)
退職後の世界一周を実現する選択肢を、予算と期間で整理します。
目的別に合う選択肢
コスパ重視:ピースボート(約198万円〜)
- 費用:約198万円〜842万円(2名1室1人あたり)、早期割引・ボランティア制度で100万円台から参加可能
- 期間:約100日間(107〜109日)
- 特徴:
- 相部屋制度あり(追加料金なし)
- 船内コミュニティが活発
- NGO活動や国際交流プログラムあり
- 寄港地での自由行動が中心
- 向いている人:費用を抑えたい、国際交流や平和活動に興味がある、一人参加でも安心したい
豪華さ重視:飛鳥II(約690万円〜)
- 費用:約690万円〜(全室海側)
- 期間:約100日間
- 特徴:
- 日本船ならではの細やかなサービス
- 船内は完全日本語対応
- 全室海側で景色を楽しめる
- 食事のクオリティが高い
- 向いている人:豪華な船旅を楽しみたい、日本語環境が安心、海外の船に不安がある
自由度重視:個人旅行(約300万円〜)
- 費用:約300万円〜(宿泊・移動費込み、滞在期間による)
- 期間:自由に調整可能(数ヶ月〜1年)
- 特徴:
- 滞在期間を自由に決められる
- 好きな都市に長期滞在可能
- ルートを自由に変更できる
- 向いている人:旅慣れている、1都市に長期滞在したい、計画を立てるのが好き
代替の方が楽なケース
以下のケースでは、世界一周ではなく代替の選択肢の方が適しています。
短期クルーズ複数回(各50万円〜×複数回)
- 向いている人:100日間の確保が難しい、体力に不安がある、各地域をじっくり回りたい
- 具体例:
- アジアクルーズ(7〜14日間、約50万円〜)
- ヨーロッパクルーズ(10〜14日間、約100万円〜)
- 地中海クルーズ(7〜10日間、約80万円〜)
国内クルーズ(約20万円〜)
- 向いている人:海外に不安がある、短期間で船旅を体験したい、費用を抑えたい
- 具体例:
- 日本一周クルーズ(7〜10日間、約20万円〜)
- 沖縄・台湾クルーズ(4〜7日間、約10万円〜)
アジア周遊(約100万円〜)
- 向いている人:世界一周ではなく、アジアを中心に回りたい、費用を抑えたい
- 具体例:
- タイ・ベトナム・カンボジア周遊(2〜3週間、約30万円〜)
- 東南アジア周遊(1〜2ヶ月、約50万円〜)
退職後の世界一周クルーズが効くのはこういう時
退職後の世界一周クルーズは、以下のような状況で特に効果を発揮します。
体が元気なうちに体験したい
世界一周クルーズは、体力のある60代前半が最適なタイミングです。
- 100日間の船旅に十分対応できる体力がある
- 寄港地での観光(徒歩移動、階段等)にも対応できる
- 船内設備(ジム、プール、イベント等)を楽しめる
70代以降でも参加は可能ですが、体力的な負担が大きくなるため、「体が元気なうちに」と考えるなら60代前半での参加が現実的です。
時間的な制約がない
退職後は仕事からの解放により、100日間の長期旅行が可能になります。
- 出航時期を自由に選べる(春・夏・冬の年3回)
- 帰国後も予定に縛られない
- 旅行中の連絡対応が不要
現役時代には難しかった長期旅行が、退職後には現実的な選択肢になります。
退職金を活用できる
退職金が手元にあり、老後資金の見通しが立つタイミングです。
- 退職金の一部を旅行に充てられる
- 老後資金とのバランスを見ながら判断できる
- 年金受給前でも資金計画が立てやすい
退職後の世界一周を実現するなら、まずは資料請求から始めましょう。客室タイプ別の料金表、航路、寄港地、船内設備の詳細が確認できます。早期割引やボランティア制度の情報も含まれているため、具体的な予算計画が立てられます。
早く進めたい・比較を省きたい人向け
退職後の世界一周クルーズは、以下のような人に特に向いています。
計画不要(パッケージ化)
世界一周クルーズは、航路・宿泊・食事がすべてパッケージ化されています。
- ルート計画不要(寄港地はあらかじめ決まっている)
- 宿泊先の手配不要(船内客室が定宿)
- 食事の心配不要(船内レストランで提供)
- 移動手段の手配不要(寄港地での自由行動は各自、オプショナルツアーあり)
個人旅行のように、各都市での宿泊先や移動手段を調べる手間が省けます。
荷物移動最低限
世界一周クルーズは、船内の同一客室に滞在し続けるため、荷物移動が最低限で済みます。
- 客室に荷物を置いたまま寄港地観光が可能
- 宿泊先ごとに荷物をパッキングし直す必要がない
- 重いスーツケースを持ち運ぶ負担がない
個人旅行では宿泊先ごとに荷物移動が発生しますが、クルーズなら体力的な負担が大幅に軽減されます。
体力的負担少ない
世界一周クルーズは、高齢者や退職者にとって体力的な負担が少ない旅行形態です。
- 船内は医療サービスが充実(医師・看護師常駐)
- 日本語を話す医師がいる船もある
- 緊急時は寄港地で医療機関へ搬送可能
- 船内設備が充実(エレベーター、バリアフリー対応)
個人旅行では体調不良時の対応が不安ですが、クルーズなら医療サポートが整っています。
逆に向かない時
以下のケースでは、退職後の世界一周クルーズは向いていません。
1都市に長期滞在したい
世界一周クルーズは寄港地での滞在が1〜2日程度のため、1都市にじっくり滞在したい人には向いていません。
- 各都市の滞在時間が短い(観光スポットを駆け足で回る)
- 現地の生活を体験する時間がない
- ローカルな文化に触れる機会が限られる
代替案:個人旅行で好きな都市に長期滞在する方が適しています。
老後資金に余裕がない
退職金や年金だけでは老後資金が不足する場合、世界一周に数百万円を使うのはリスクが高いです。
- 医療費や介護費用が膨らむ可能性がある
- インフレで生活費が上がる可能性がある
- 緊急予備資金が不足する可能性がある
代替案:短期クルーズや国内旅行で費用を抑える方が適しています。
体力に不安
100日間の船旅や寄港地での観光に対応できる体力がない場合、世界一周クルーズは負担が大きすぎます。
- 長時間の徒歩移動が難しい
- 階段の上り下りが困難
- 船酔いしやすい
代替案:短期クルーズで船旅を体験してから判断する方が適しています。
まとめ:迷ったらこの順で決める
退職後の世界一周を実現するには、以下の順序で判断を進めてください。
1. 退職金と老後資金の確認
- 退職金と年金の見込み額を確認
- 住居ローン、医療費の見込みを考慮
- 世界一周費用を差し引いても、老後資金が十分残るか試算
- 不安な場合はファイナンシャルプランナーに相談
2. 資料請求
- ピースボートの無料パンフレット請求
- 客室タイプ別の料金表を確認
- 早期割引・ボランティア制度を確認
- 説明会に参加して実際の参加者の体験談を聞く
3. タイミング決定
- 定年退職後の60代前半が最適
- 出航時期を選ぶ(春・夏・冬の年3回)
- 100日間の確保が可能か確認
4. 健康確認
- かかりつけ医に100日間の船旅について相談
- 持病や服薬状況を確認
- 予防接種の必要性を確認
5. 申し込み
- 客室タイプと航路を選択
- 申し込み手続き(オンラインまたは窓口)
- パスポート取得・更新
- 海外旅行保険加入
- 荷物準備
退職後の世界一周は、老後資金とのバランスを見ながら、体力のある60代前半に参加するのが最も現実的です。まずは資料請求から始めて、具体的な費用とスケジュールを確認しましょう。
