旅行地理検定の完全ガイド|試験概要・難易度・勉強法を徹底解説

著者: Tripfolio編集部公開日: 2025/12/7

旅行地理検定とは(概要と2025年終了について)

旅行地理検定(愛称「ちり検」)は、旅行地の地理・観光情報に関する知識を評価する全国統一試験です。1995年の開始以来、累計約24万人が受験してきました。

この記事では、旅行地理検定の試験概要、難易度、効果的な勉強法、資格のメリットを解説します。

重要なお知らせ: 旅行地理検定は、2025年6月の第58回試験をもって終了します。受験者減少により、運営協会(JTB総合研究所)は2026年3月31日に解散予定です。受験を検討している方は、最終回の申込期限にご注意ください。

この記事のポイント

  • 旅行地理検定は2025年6月の第58回試験で終了
  • 日本旅行地理検定・世界旅行地理検定の2種類があり、それぞれ初級・中級・上級の3レベル
  • 合格率は初級で約50〜70%、上級で約20〜60%(年度・種類により変動)
  • 旅行業務取扱管理者試験の観光地理は中級レベル相当、ステップアップの目安になる

試験の基礎知識(種類・レベル・受験方法)

日本旅行地理検定・世界旅行地理検定の違い

旅行地理検定には、日本旅行地理検定世界旅行地理検定の2種類があります。

種類 出題範囲 向いている人
日本旅行地理 国内の観光地・温泉・祭り・名産品等 国内旅行に携わる方、国内旅行が好きな方
世界旅行地理 海外の観光地・世界遺産・文化・歴史等 海外旅行に携わる方、海外旅行が好きな方

両方を同時に受験することも可能です。旅行業界で働く方は、国内・海外両方の知識が求められる場合もあります。

初級・中級・上級のレベル別特徴

各種類に初級・中級・上級の3レベルがあります。

レベル 難易度 出題内容
初級 易しい〜普通 主要観光地、有名な温泉、代表的な名産品
中級 普通〜やや難 参考書レベルの知識、幅広い観光地理
上級 難しい 参考書を超える詳細な知識、専門書レベル

初めて受験する方は初級から始めるのがおすすめです。旅行業務取扱管理者試験の観光地理は中級レベル相当とされており、資格取得の準備として活用できます。

CBT(会場)試験・インターネット試験の受験方法

旅行地理検定は2つの受験方法があります。

CBT(会場)試験:

  • 全国のテストセンターでコンピュータを使って受験
  • 2025年6月の最終回: 2025年5月22日〜6月12日
  • 合格基準: 70%以上

インターネット試験:

  • 自宅等でインターネット経由で受験
  • 2025年6月の最終回: 2025年5月22日〜6月24日16時まで
  • 合格基準: 75%以上(CBTより高め)

試験形式はいずれも4択マークシート形式、試験時間は60分間です。

難易度と合格率

初級の難易度・合格率(普通〜易しい)

初級は、主要観光地や有名な温泉、代表的な名産品に関する問題が中心です。旅行が好きな方なら、比較的取り組みやすいレベルです。

2023年6月の会場試験合格率:

  • 日本初級: 50.1%
  • 世界初級: 71.2%

世界初級の方が合格率が高い傾向にあります。

中級・上級の難易度・合格率(普通〜難しい)

中級は参考書レベルの知識が求められ、上級は参考書を超える詳細な知識が必要です。

2023年6月の会場試験合格率:

  • 日本中級: 46.6% / 日本上級: 20.0%
  • 世界中級: 21.6% / 世界上級: 61.9%

上級は年度により合格率が大きく変動します。世界上級の合格率が高いのは、受験者層の違い(海外旅行に詳しい専門家が多い等)が影響している可能性があります。

旅行業務取扱管理者試験との関連性

旅行業務取扱管理者試験(国家資格)の観光地理は、旅行地理検定の中級レベル相当とされています。旅行地理検定で中級を取得しておくと、旅行業務取扱管理者試験の準備に役立つ可能性があります。

効果的な勉強法とおすすめ教材

過去問題集・白地図を活用した学習法

旅行地理検定の勉強には、以下の教材が活用されています。

  • 過去問題集: 出題傾向を把握し、実践的な問題演習ができる
  • 白地図: 観光地の位置を視覚的に覚えられる
  • 参考書: 基礎知識を体系的に学べる

教材は複数の出版社から発売されています。購入前に書店やオンラインで内容を確認し、自分に合ったものを選びましょう。

上級合格者の勉強法(学習スケジュール例)

上級合格者の体験談によると、1ヶ月程度の集中学習で合格するケースもあります。

学習のポイント:

  • 実際に訪れた場所や好きな国から学び始めると記憶に定着しやすい
  • 百科事典、旅行雑誌、ガイドブックで知識を深める
  • 地図と写真で位置を確認しながら学習する
  • 上級は参考書の内容が直接出題されないため、専門書やインターネット情報で幅広い知識を獲得

ガイドブック・旅行雑誌の活用

旅行雑誌やガイドブックは、観光地の最新情報を得るのに役立ちます。写真付きで解説されているため、視覚的に記憶に残りやすいメリットがあります。

資格のメリットと活用法

旅行業界でのキャリアアップ

旅行地理検定は、旅行業界で働く方の知識証明として活用されてきました。

  • 旅行会社の企画担当、添乗員、カウンターセールス等
  • ホテル・旅館の接客担当
  • 観光関連の企業・自治体職員

旅行業界への就職・転職を目指す方にとって、旅行地理の知識をアピールする材料になります。

趣味・教養としての活用

旅行業界以外でも、旅行が好きな方の趣味・教養として活用されています。

  • 旅行計画を立てる際の基礎知識
  • 旅先での会話のネタ
  • 知的好奇心を満たす自己研鑽

まとめ:最終回受験に向けた準備チェックリスト

旅行地理検定は2025年6月の第58回試験で終了します。受験を検討している方は、以下のスケジュールを確認してください。

項目 期限
申込期間 2025年4月24日〜5月12日
CBT試験期間 2025年5月22日〜6月12日
インターネット試験期間 2025年5月22日〜6月24日16時
合格証明書発行 2026年2月28日まで
問い合わせ対応 2027年3月31日まで

試験概要、受験料、申込方法の最新情報は、旅行地理検定協会の公式サイトで確認してください。合格率は年度により変動するため、上記は参考値としてご覧ください。

よくある質問

Q1旅行地理検定は誰でも受験できる?

A1年齢・経験不問で、誰でも受験可能です。旅行業界で働いている方だけでなく、旅行が好きな一般の方も多く受験しています。ただし、2025年6月の第58回試験が最終回となるため、受験希望者は申込期限(2025年4月24日〜5月12日)に注意してください。

Q2合格率はどれくらい?

A22023年6月の会場試験では、日本初級50.1%、中級46.6%、上級20.0%でした。世界は初級71.2%、中級21.6%、上級61.9%です。合格率は年度や種類により変動します。なお、インターネット試験の合格率は非公表のため、上記は会場試験のみのデータです。

Q3どのくらいの勉強時間で合格できる?

A3目安として、初級は1〜2週間、中級は1ヶ月程度、上級は1ヶ月以上の学習が必要とされています。上級は参考書の内容が直接出題されないため、専門書やインターネット情報で幅広い知識を身につける必要があります。個人差があるため、早めに学習を始めることをおすすめします。

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Tripfolio編集部

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