なぜ豊洲市場観光が注目されるのか
2018年に築地市場から移転した豊洲市場は、東京都中央卸売市場として日本最大級の規模を誇ります。観光地としても注目され、マグロのせり見学や新鮮な海鮮グルメ、2024年2月オープンの豊洲千客万来など、多彩な楽しみ方ができるようになりました。
この記事では、豊洲市場の見学エリア・グルメ・アクセス方法を、東京都中央卸売市場やザ・豊洲市場【公式】の情報を元に解説します。初めて訪れる方でも、効率的に観光を楽しめるようになります。
この記事のポイント
- 豊洲市場の見学は無料で、午前5時から午後5時まで開放されている
- マグロのせりは朝5時30分から、青果のせりは朝6時30分から見学可能
- 市場内に39店舗の飲食店があり、寿司・海鮮丼・天ぷらなど多彩なグルメが楽しめる
- アクセスはゆりかもめ「市場前駅」が最寄りで、新橋駅から約27分
- 休市日(主に水曜日・日祝日)は飲食店も休業となるため、訪問前の確認が必須
豊洲市場の基礎知識:築地市場との違いと見学エリア
(1) 豊洲市場とは:築地市場移転の経緯
豊洲市場は、築地市場の老朽化と機能強化を目的に2018年10月11日に開場した東京都中央卸売市場です。水産物と青果を扱う日本最大級の市場として、1日あたり約1,000台のターレ(小型運搬車)が行き交う活気ある現場となっています。
築地市場時代と比べて見学エリアが整備され、観光客が安全に市場の雰囲気を楽しめる環境が整いました。
(2) 見学可能なエリアと施設構成(水産・青果3棟)
豊洲市場は以下の3棟で構成され、それぞれ見学者通路が設けられています。
| 棟名 | 取扱品目 | 見学のポイント |
|---|---|---|
| 水産卸売場棟 | マグロ等の水産物 | マグロのせり見学、早朝5時30分から |
| 水産仲卸売場棟 | 水産物仲卸 | 飲食店22店舗、魚がし横丁(4階・約70店舗) |
| 青果棟 | 野菜・果物 | 青果のせり見学、朝6時30分頃から |
見学者通路は午前5時から午後5時まで開放されており、無料で入場できます。PRコーナーは午前8時30分から午後2時30分まで(土曜は午前11時30分まで)営業しています。
(出典: 東京都中央卸売市場)
(3) 市場用語:ターレ・せり・魚がし横丁の意味
豊洲市場を楽しむ上で知っておきたい用語を紹介します。
- ターレ: 市場内で使用される小型運搬車で、豊洲市場では1,000台以上が稼働しています。実物展示もあり、記念撮影スポットとして人気です
- マグロのせり: 早朝に行われるマグロの競り売りで、見学者通路から観察できます。冷凍マグロのせりがメインとなります
- 魚がし横丁: 水産仲卸売場棟4階にある約70店舗の専門店エリアで、一般客も鮮魚や調理器具を購入できます
見どころとモデルコース:マグロのせり見学と観光スポット
(1) マグロのせり見学(朝5時30分~)
マグロのせりは朝5時30分から始まり、見学者通路から観察できます。市場の活気ある雰囲気を最も感じられる時間帯で、早朝訪問がおすすめです。冷凍マグロが中心ですが、独特の掛け声や緊張感は見応えがあります。
(2) 青果のせり見学(朝6時30分~)
青果棟では朝6時30分頃から促成セリが行われます。野菜や果物が次々と競り落とされる様子は、水産物とは異なる活気があります。
(3) ターレ展示・マグロパネル等の記念撮影スポット
市場内には実物のターレ展示や等身大のマグロパネルがあり、記念撮影スポットとして人気です。SNS映えする写真が撮れるため、観光の思い出作りに最適です。
(4) 魚がし横丁での買い物(約70店舗)
水産仲卸売場棟4階の魚がし横丁には約70店舗の専門店が並び、一般客も鮮魚や調理器具を購入できます。プロ向けの商品も多く、料理好きにはたまらないエリアです。
(5) 豊洲千客万来(2024年2月オープン)の観光施設
2024年2月1日に豊洲市場隣接地にオープンした商業施設です。江戸前の街並み再現エリア、鮮魚レストラン、地方特産品店、展望足湯庭園、温泉浴場施設があり、観光地としての魅力が大幅に拡大しました。
(出典: 楽天トラベル)
おすすめグルメと飲食店の楽しみ方
(1) 市場内39店舗の飲食店(寿司・海鮮丼・天ぷら等)
豊洲市場内には39店舗の飲食店があり、寿司、海鮮丼、天ぷら、うなぎ、そば、中華、洋食、カレーなど多彩なジャンルが揃っています。6街区の水産仲卸売場棟に22店舗、7街区の管理施設棟に13店舗が営業しています。
市場の休市日(主に水曜日・日祝日)は飲食店も休業となることが多いため、訪問前に公式サイトで確認することをおすすめします。
(出典: ザ・豊洲市場【公式】)
(2) 人気店の特徴と待ち時間対策
豊洲市場には老舗の人気店が多数あります。例えば、ミシュラン掲載の「寿司大」や1909年創業の「海鮮丼大江戸」、1935年創業の「小田保」などが挙げられます。
人気店は待ち時間が1時間以上になることも珍しくありません。時間に余裕を持った計画を立てるか、オフピーク時間(午後遅い時間を避ける)の訪問を検討しましょう。
(3) 早朝訪問のメリットと整理券システム
早朝訪問にはいくつかのメリットがあります。
- 市場の活気: せり見学や市場の雰囲気を最も楽しめる
- 整理券取得: 朝5時から整理券を配布する店舗があり、早めの来場で確実に入店できる
- 待ち時間短縮: 午前中は比較的空いている店舗も多い
ただし、午後遅い時間は閉店する店舗が多いため、午前中の訪問がおすすめです。
アクセス方法・営業時間・休市日情報
(1) アクセス方法(ゆりかもめ・東京メトロ・都営バス・東京BRT)
豊洲市場へのアクセス方法は以下の通りです。
| 交通手段 | 路線・駅名 | 所要時間・備考 |
|---|---|---|
| ゆりかもめ | 市場前駅 | 新橋駅から約27分、改札から直接歩行者デッキにアクセス可能 |
| 東京メトロ | 有楽町線・豊洲駅 | 市場前駅まで2駅 |
| 都営バス | 新橋駅・東陽町駅・東京駅から運行 | 豊洲市場前バス停 |
| 東京BRT | 豊洲市場前駅・ミチノテラス豊洲駅 | 都心から直接アクセス可能 |
車でのアクセスは、市場内駐車場が関係者専用のため利用できません。周辺の民間駐車場を利用する必要があります。公共交通機関の利用が便利です。
(出典: ザ・豊洲市場【公式】、東京都中央卸売市場)
(2) 見学時間と各施設の営業時間
見学者通路は開市日の午前5時から午後5時まで開放されています。各施設の営業時間は以下の通りです(執筆時点2025年)。
- マグロのせり: 朝5時30分~
- 青果のせり: 朝6時30分頃~
- PRコーナー: 午前8時30分~午後2時30分(土曜は午前11時30分まで)
- 飲食店: 店舗により異なる(早朝5時開店の店舗もあり)
営業時間は変更される場合があるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
(3) 休市日と注意点(主に水曜日・日祝日)
豊洲市場の休市日は主に水曜日と日祝日です。休市日は飲食店の多くも休業となるため、訪問前に東京都中央卸売市場公式サイトで営業日を確認することを強く推奨します。
市場内は物流エリアのため、ターレや作業車両に注意が必要です。見学者通路から外れないようにしましょう。
(4) 駐車場事情と周辺パーキング
市場内駐車場は関係者専用のため、一般客は利用できません。周辺の民間駐車場(豊洲駅周辺、ららぽーと豊洲等)を利用する必要があります。ただし、駐車料金が高めの場合もあるため、公共交通機関の利用がおすすめです。
まとめ:状況別のおすすめプラン
豊洲市場観光は、マグロのせり見学・グルメ・買い物・記念撮影など多彩な楽しみ方ができます。早朝訪問で市場の活気を感じたり、午前中にグルメを楽しんだり、豊洲千客万来で温泉施設を利用したりと、状況に応じたプランを立てられます。
休市日(主に水曜日・日祝日)は飲食店も休業となるため、訪問前に東京都中央卸売市場公式サイトやザ・豊洲市場【公式】で営業日・営業時間を確認することをおすすめします。
公式サイトや周辺施設の情報を活用しながら、自分に合ったプランを立ててみましょう。
