長野県の観光地とは？山岳・温泉・歴史が織りなす魅力
「長野県への旅行を計画している」「主要観光地やモデルコースを知りたい」と考える方にとって、長野県は四季折々の魅力を楽しめる観光地です。
この記事では、長野県の観光地、エリア別の見どころ、季節別のおすすめ、周遊モデルコースを、楽天トラベルやJREメディアの情報を元に解説します。
1泊2日～3泊4日で長野県の魅力を効率的に満喫できるようになります。
この記事のポイント
- 長野県は北信・中信・東信・南信の4エリアに分かれ、それぞれ特色ある観光地がある
- 人気観光地は上高地（1位）、松本城（3位）、善光寺、地獄谷野猿公苑等
- 観光に必要な日数は1泊2日で主要スポット巡り、2泊3日でエリア周遊、3泊4日で全エリア網羅可能
- 旅行費用は1泊2日で45,000-54,000円が目安（交通費・宿泊費・観光施設入場料含む）
- 東京から長野駅まで北陸新幹線で約90分、アクセス良好
長野県観光の魅力とは？
長野県は日本アルプスを擁する山岳県で、標高1,500mの上高地、国宝・松本城、約1,400年の歴史を持つ善光寺、温泉入浴するサルで有名な地獄谷野猿公苑等、多様な観光地があります。
訪日ラボの2024年外国人観光客人気ランキングによると、1位は上高地、2位は河童橋、3位は松本城で、自然と歴史の両方が楽しめることが魅力です。
四季折々の風景（春: 桜・新緑、夏: 避暑・登山、秋: 紅葉、冬: スキー・雪景色）を楽しめるため、年間を通じて観光客が訪れます。
エリア別主要観光地
(1) 北信エリア（善光寺・戸隠神社・地獄谷野猿公苑・渋温泉等）
北信エリアは長野市を中心とするエリアで、以下のような観光地があります。
善光寺:
- 約1,400年の歴史を持つ寺、日本最古の仏像「一光三尊阿弥陀如来」を安置、国宝指定
- 長野駅からバス約15分、善光寺大門停下車徒歩5分
- 拝観料: 無料（本堂内陣・山門は有料）
地獄谷野猿公苑:
- 世界で唯一の温泉入浴するニホンザルが観察できる施設
- 長野駅からバスで約45分＋徒歩約30分
- 入園料: 800円（執筆時点）
戸隠神社奥社:
- パワースポットとして人気、杉並木の参道が有名
- 長野駅からバスで約1時間
渋温泉:
- 石畳と木造建築が残るレトロな温泉街、9つの異なる泉質の外湯
(2) 中信エリア（松本城・上高地・河童橋・大正池・安曇野等）
中信エリアは松本市を中心とするエリアで、長野県を代表する観光地が集中しています。
松本城:
- 国宝指定の現存天守、黒塗りの外観から「烏城」とも呼ばれる
- 松本駅から徒歩15分
- 観覧料: 700円（執筆時点）
上高地:
- 標高1,500mの山岳リゾート、中部山岳国立公園内
- 開通期間: 4月下旬～11月中旬のみ（冬季は通行止め）
- 松本駅からバスで約1時間30分
- 入場料: 無料（環境保全協力金任意）
河童橋:
- 上高地のシンボル、穂高連峰を望む絶景スポット
大正池:
- 1915年の焼岳噴火でできた池、幻想的な風景
安曇野:
- 大王わさび農場（日本最大規模のわさび農場）、穂高神社等
(3) 東信エリア（軽井沢・白糸の滝等）
東信エリアは軽井沢を中心とするエリアで、首都圏から近く日帰り観光も可能です。
軽井沢:
- 高原リゾート、教会・美術館・アウトレット等が人気
- 東京駅から北陸新幹線で約70分
白糸の滝:
- 幅70m、高さ3mの滝、軽井沢の代表的な観光地
- 軽井沢駅からバスで約25分
(4) 南信エリア（諏訪湖・阿智村の星空等）
南信エリアは諏訪湖を中心とするエリアで、以下のような観光地があります。
諏訪湖:
- 長野県最大の湖、8月の花火大会が有名
- 上諏訪駅から徒歩圏内
阿智村の星空:
- 環境省認定「日本一の星空」、星空観光が人気
- 名古屋駅から高速バスで約3時間
(5) 温泉郷（湯田中・渋温泉郷等9つの温泉郷）
長野県には9つの温泉郷があり、温泉と観光を組み合わせた旅程がおすすめです。
- 湯田中・渋温泉郷: 地獄谷野猿公苑近く
- 昼神温泉: 阿智村の星空観光と組み合わせ
- 野沢温泉: スキーと温泉の両方を楽しめる
季節別おすすめ観光スポット
(1) 春（3-5月）：桜・新緑スポット
須々岐水神社:
- 桜の名所、4月下旬～5月上旬が見頃
上高地の新緑:
- 4月下旬の開通直後は雪解け水と新緑の絶景
(2) 夏（6-8月）：避暑地・登山
上高地:
- 標高1,500mで夏でも涼しい（平均気温20度前後）
- トレッキング・登山の拠点
白馬:
- 登山・トレッキング、白馬八方尾根等
(3) 秋（9-11月）：紅葉スポット
奥裾花渓谷:
- 「地層の博物館」として知られる、紅葉は10月下旬が見頃
- 奥裾花自然園は11月3日（月・祝）までの開園
上高地の紅葉:
- 10月中旬～下旬が見頃
(4) 冬（12-2月）：スキー・温泉・雪景色
白馬:
- スキー・スノーボードのメッカ、1998年長野五輪の会場
地獄谷野猿公苑:
- 雪景色の中で温泉入浴するサルの姿が人気
長野県観光の周遊モデルコース
(1) 1泊2日プラン（松本城→上高地→安曇野→善光寺→戸隠神社）
JREメディアを参考に、1泊2日のモデルコースを紹介します。
1日目:
- 10:00 松本城見学（滞在1時間）
- 11:30 縄手通り散策・昼食（滞在1時間）
- 13:00 上高地へ移動（バスで1時間30分）
- 14:30 上高地散策（河童橋・大正池、滞在2時間）
- 17:00 松本市内のホテルへ（滞在）
2日目:
- 9:00 安曇野へ移動（車で約30分）
- 10:00 大王わさび農場・穂高神社見学（滞在2時間）
- 12:30 善光寺へ移動（車で約1時間）
- 13:30 善光寺参拝（滞在1時間）
- 15:00 戸隠神社奥社へ移動（車で約30分）
- 15:30 戸隠神社奥社参拝（滞在1時間）
- 17:00 帰路
(2) 2泊3日プラン（北信+中信エリア周遊）
1日目: 松本城→上高地→松本泊 2日目: 安曇野→善光寺→地獄谷野猿公苑→渋温泉泊 3日目: 戸隠神社奥社→帰路
(3) 3泊4日プラン（全エリア網羅・温泉巡り）
1日目: 松本城→上高地→松本泊 2日目: 安曇野→善光寺→地獄谷野猿公苑→渋温泉泊 3日目: 戸隠神社奥社→軽井沢→軽井沢泊 4日目: 白糸の滝→諏訪湖→帰路
(4) 車なし公共交通機関での周遊プラン
北陸新幹線・JR在来線・路線バスを組み合わせて主要観光地を巡れます。
- 長野駅: 善光寺・戸隠神社・地獄谷野猿公苑へのバス拠点
- 松本駅: 松本城・上高地・安曇野へのバス拠点
- 軽井沢駅: 白糸の滝等へのバス拠点
アクセス・所要日数・費用・注意点
(1) 東京からのアクセス方法
北陸新幹線:
- 東京駅→長野駅: 約90分
- 東京駅→軽井沢駅: 約70分
車:
- 中央道経由で東京→松本: 約3時間
- 上信越道経由で東京→軽井沢: 約2時間
(2) 旅行費用の目安（1泊2日で45,000-54,000円）
旅色によると、1泊2日の旅行予算は以下の通りです。
| 項目 | 目安額 |
|---|---|
| 交通費（往復） | 15,000-20,000円 |
| 宿泊費（1泊） | 20,000-25,000円 |
| 食事代（2日分） | 5,000-7,000円 |
| 観光施設入場料 | 2,000-3,000円 |
| 合計 | 45,000-54,000円 |
(3) 所要日数の目安
- 1泊2日: 松本城・上高地・安曇野・善光寺の主要スポット巡り
- 2泊3日: 北信+中信エリアをゆっくり周遊、温泉も楽しめる
- 3泊4日: 全エリア網羅、温泉巡りも可能
(4) 注意点
上高地の通行期間:
- 4月下旬～11月中旬のみ開通（冬季は通行止め）
- 訪問前に開通状況を確認
山岳地帯の気温差:
- 標高が高く、気温差が大きい（上高地は夏でも20度前後）
- 防寒着・レインウェアを持参推奨
混雑対策:
- 紅葉・桜のシーズンは混雑するため、早朝訪問や平日訪問を推奨
まとめ：状況別のおすすめプラン
長野県は北信・中信・東信・南信の4エリアに分かれ、それぞれ特色ある観光地があります。
状況別のおすすめプラン:
- 自然を楽しみたい方: 上高地・河童橋・大正池・白馬がおすすめ
- 歴史・文化を楽しみたい方: 善光寺・松本城・戸隠神社がおすすめ
- 温泉を楽しみたい方: 渋温泉郷・昼神温泉・野沢温泉がおすすめ
- 日帰り観光したい方: 軽井沢（東京から約70分）がおすすめ
- 家族旅行: 地獄谷野猿公苑・大王わさび農場・阿智村の星空がおすすめ
観光に必要な日数は1泊2日で主要スポット巡り、2泊3日でエリア周遊、3泊4日で全エリア網羅できます。上高地は4月下旬～11月中旬のみ開通のため、訪問時期に注意が必要です。
料金・営業時間は変更される可能性があるため、訪問前に各観光地・施設の公式サイトまたはながの観光net（長野市公式観光サイト）で最新情報を確認することをおすすめします。