なぜ北鎌倉観光が注目されるのか
鎌倉駅周辺の混雑に悩む旅行者にとって、北鎌倉は魅力的な選択肢です。鎌倉駅の1駅手前に位置する北鎌倉駅周辺は、円覚寺・明月院・建長寺といった有名寺社が徒歩圏内に集まっており、落ち着いた雰囲気で寺社巡りを楽しめます。
この記事では、北鎌倉観光の見どころ、鎌倉駅周辺との違い、モデルコース、所要時間を、鎌倉市観光協会や神奈川県公式観光サイトの情報を元に解説します。
初めて北鎌倉を訪れる方でも、効率的に観光スポットを回れるようになります。
この記事のポイント
- 北鎌倉は鎌倉駅の1駅手前(山ノ内エリア)で、鎌倉駅周辺より観光客が少なく落ち着いた雰囲気
- 鎌倉五山のうち3つ(建長寺・円覚寺・浄智寺)が北鎌倉に集中している
- 主要寺社(円覚寺・明月院・建長寺)は半日4時間程度で巡れる
- 紫陽花シーズン(6月中旬~下旬)と紅葉シーズン(11月下旬~12月中旬)が人気だが混雑する
- 混雑を避けるなら1月後半~2月または午前10時以前の早朝訪問を推奨
北鎌倉とは(鎌倉との違い・歴史)
(1) 北鎌倉の位置(鎌倉駅の1駅手前)
北鎌倉は、JR横須賀線・北鎌倉駅周辺エリアを指します。鎌倉駅の1駅手前(東京方面から見て)に位置し、鎌倉駅まで電車で3分の距離です。
鎌倉駅周辺(鶴岡八幡宮・小町通り)は観光客で混雑しますが、北鎌倉は比較的静かで、ゆったりと寺社巡りを楽しめる点が特徴です。
(2) 山ノ内エリアの歴史と名称の由来
北鎌倉は、かつて「山ノ内」と呼ばれていた地域です。1948年に鎌倉市に編入され、北鎌倉駅が開業したことで「北鎌倉」という呼称が定着しました。
鎌倉プレスによると、北鎌倉という名称は「鎌倉駅の北側」という位置関係から付けられたもので、歴史的に独立した地域というわけではありません。
(3) 鎌倉五山と北鎌倉の関係
鎌倉五山とは、鎌倉時代に定められた臨済宗の五大寺院(建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺)を指します。
このうち3つ(建長寺・円覚寺・浄智寺)が北鎌倉エリアに集中しており、特に建長寺(第一位)・円覚寺(第二位)は鎌倉を代表する寺院として知られています。
北鎌倉の主要寺社と見どころ
(1) 円覚寺(鎌倉五山第二位・国宝)
円覚寺は、北鎌倉駅から徒歩1分の場所にある臨済宗円覚寺派の大本山です。鎌倉五山第二位に数えられ、国宝の舎利殿や鐘楼を有しています。
拝観情報(2025年時点):
- 拝観料: 大人500円
- 拝観時間: 8:00~16:30(3~11月)、8:00~16:00(12~2月)
- 所要時間: 30~60分
境内は広く、じっくり巡ると1時間程度かかります。詳細は円覚寺公式サイトでご確認ください。
(2) 明月院(紫陽花寺・明月院ブルー)
明月院は「紫陽花寺」とも呼ばれ、6月中旬~下旬に見頃を迎える約2,500株の紫陽花で有名です。淡い青色の紫陽花は「明月院ブルー」と呼ばれ、ヒメアジサイという品種の色合いを指します。
拝観情報(2025年時点):
- 拝観料: 大人500円
- 拝観時間: 9:00~16:00
- 所要時間: 30~60分
紫陽花シーズン(6月中旬~下旬)は休日だけでなく平日も混雑し、明月院への行列が北鎌倉駅前まで約500メートル続くこともあります。混雑を避けるなら午前10時以前の訪問を推奨します。
(3) 建長寺(鎌倉五山第一位)
建長寺は、鎌倉五山第一位に数えられる臨済宗建長寺派の大本山です。境内は広大で、拝観時間が季節により異なる点に注意が必要です。
拝観情報(2025年時点):
- 拝観料: 大人500円
- 拝観時間: 8:30~16:30(夏季は16:30、冬季は16:00)
- 所要時間: 60~90分
広い境内や塔頭まで含めてゆっくり巡るなら、90分程度を見込むことを推奨します。
(4) 東慶寺(駆け込み寺・縁切り寺)
東慶寺は「駆け込み寺」「縁切り寺」として知られています。鎌倉時代~江戸時代に女性が離縁を求めて駆け込むことができた寺として、歴史的に重要な役割を果たしました。
拝観情報(2025年時点):
- 拝観料: 大人300円
- 拝観時間: 8:30~17:00(4~9月)、8:30~16:00(10~3月)
- 所要時間: 30分
境内は比較的コンパクトで、30分程度で巡ることができます。
季節別の魅力(紫陽花・紅葉)
(1) 紫陽花シーズン(6月中旬~下旬・明月院)
北鎌倉の紫陽花は、例年5月下旬~7月上旬に見頃を迎え、最盛期は6月中旬~下旬です。明月院の約2,500株の紫陽花は「明月院ブルー」と呼ばれる淡い青色で有名です。
混雑状況:
- 6月中旬~下旬は休日だけでなく平日も混雑
- 明月院への行列が北鎌倉駅前まで約500メートル続くこともある
- 午前10時以前の訪問で混雑を回避できる可能性が高い
紫陽花の見頃・開花状況は年により変動するため、訪問前に鎌倉市観光協会や各寺社の公式サイトで最新情報を確認することを推奨します。
(2) 紅葉シーズン(11月下旬~12月中旬)
北鎌倉の紅葉は、例年11月下旬~12月中旬に見頃を迎えます。一般的な紅葉シーズン(10月~11月上旬)が終わったタイミングでも楽しめる点が特徴です。
円覚寺・建長寺・明月院いずれも紅葉の名所として知られており、赤や黄色に色づいた境内は見応えがあります。
(3) 混雑を避けるコツ(1月後半~2月・早朝訪問)
北鎌倉が混雑する時期は以下の通りです:
- 6月(紫陽花)
- 10~11月(紅葉)
- 3~4月(桜)
- 正月(初詣)
混雑を避けるなら、1月後半~2月が最も空いている時期です。また、午前10時以前の早朝訪問も道や観光名所が空いており、寺社は早朝から開門しているため推奨されます。
北鎌倉観光のモデルコースと所要時間
(1) 半日コース(円覚寺→明月院→建長寺:4時間)
モデルコース:
- 北鎌倉駅到着
- 円覚寺(60分)
- 明月院(60分)
- 建長寺(90分)
- 北鎌倉駅または鎌倉駅へ
所要時間: 約4時間(移動時間・休憩含む)
北鎌倉駅から徒歩圏内(15分以内)に主要寺社が集まっているため、半日で十分堪能できます。ただし、広い境内や塔頭まで含めて一日かけてゆっくり巡る場合は、6~8時間を見込むことを推奨します。
(2) 1日コース(北鎌倉+鎌倉駅周辺:6-8時間)
モデルコース:
- 北鎌倉駅到着(午前)
- 円覚寺・明月院・建長寺を巡る(4時間)
- ランチ
- JR横須賀線で鎌倉駅へ(3分)
- 鎌倉駅周辺(鶴岡八幡宮・小町通り等)を巡る(2~3時間)
- 帰路
所要時間: 約6~8時間
JR横須賀線で鎌倉駅まで3分の距離なので、北鎌倉と鎌倉駅周辺を組み合わせた1日コースが人気です。
(3) アクセス・拝観料・営業時間
アクセス:
- JR横須賀線「北鎌倉駅」下車
- 東京駅から約55分、新宿駅から約50分
拝観料(2025年時点):
- 円覚寺: 大人500円
- 明月院: 大人500円
- 建長寺: 大人500円
- 東慶寺: 大人300円
営業時間(2025年時点):
- 円覚寺: 8:00~16:30(3~11月)、8:00~16:00(12~2月)
- 明月院: 9:00~16:00
- 建長寺: 8:30~16:30(夏季16:30、冬季16:00)
- 東慶寺: 8:30~17:00(4~9月)、8:30~16:00(10~3月)
拝観料・営業時間は変更される可能性があるため、訪問前に各寺社の公式サイトで最新情報を確認することを推奨します。
まとめ:状況別のおすすめプラン
北鎌倉観光のモデルコースは、円覚寺・明月院・建長寺を中心に回るのが定番です。半日4時間で主要寺社を巡れますが、季節・曜日により混雑状況が異なるため、事前に鎌倉市観光協会の公式サイトで確認することをおすすめします。
状況別おすすめプラン:
- 紫陽花・紅葉を楽しみたい: 6月中旬~下旬(紫陽花)、11月下旬~12月中旬(紅葉)、ただし混雑
- 混雑を避けたい: 1月後半~2月、または午前10時以前の早朝訪問
- 鎌倉駅周辺と組み合わせたい: 1日コース(6~8時間)でJR横須賀線で鎌倉駅へ(3分)
- じっくり寺社巡りしたい: 半日~1日コースで広い境内や塔頭まで含めて巡る
鎌倉駅周辺の混雑を避けながら、落ち着いた雰囲気で寺社巡りを楽しめる北鎌倉。自分に合ったプランを立てて、効率的に観光しましょう。
