ダナン観光が注目される理由
ベトナム・ダナン旅行を計画する際、「どの観光スポットを訪れるべきか」「何日必要か」「ベストシーズンはいつか」と悩む方は少なくありません。
ダナンは、ビーチリゾート、世界遺産、グルメが揃うベトナム中部の都市です。ダナン市観光ポータルによると、2024年にCondé Nast Traveler誌の読者投票で「アジアで訪れるべき場所トップ11」の第2位に選出され、国際的にも注目が集まっています。
この記事では、ダナンの観光スポット、モデルコース、ベストシーズン、予算を、ダナン市観光ポータル・近畿日本ツーリスト等の公式情報を元に解説します。初めてのダナン旅行でも、効率的に観光を楽しめるようになります。
この記事のポイント
- 2024年Condé Nast Traveler誌の読者投票で「アジアで訪れるべき場所トップ11」第2位に選出
- 2024年6月ミシュランガイドにダナン掲載(36店舗:ビブグルマン16店、1つ星1店、グリーンスター1店)
- 人気観光スポットはバーナーヒルズ(ゴールデンブリッジ)、ホイアン旧市街(世界遺産)、ミーケビーチ
- ベストシーズンは2~4月(乾季・過ごしやすい気候)、雨季は10~1月
- 予算は4日間で1人あたり約10万円~(航空券・宿泊・食事・観光費用含む)、物価は日本の3分の1~2程度
ダナン観光の基礎知識(エリア・気候・アクセス)
(1) ダナンの主要観光エリア
ダナンの観光エリアは、以下の4つに分けられます。
| エリア | 主要スポット | 特徴 | ダナン市街からの距離 |
|---|---|---|---|
| ダナン市街 | ドラゴンブリッジ、ダナン大聖堂、ミーケビーチ | ビーチリゾート・市内観光 | - |
| バーナーヒルズ | ゴールデンブリッジ(神の手)、天空のテーマパーク | 標高約1,500mの絶景スポット | 車で約40分 |
| ホイアン | ホイアン旧市街(世界遺産)、ランタンの街 | ノスタルジックな古都 | 車で30-45分 |
| ミーソン遺跡 | チャンパ王国の世界遺産 | 歴史遺跡 | 車で約70km |
(出典: ダナン市観光ポータル)
(2) アクセス方法(直行便・所要時間)
日本からダナンまで直行便で約5時間です。主要都市からのアクセスは以下の通りです。
- 成田・羽田: ベトナム航空・JAL等の直行便(週数便)
- 関西: ベトナム航空の直行便(週数便)
- 所要時間: 約5時間
(3) ベストシーズンと気候(乾季・雨季)
KKdayによると、ダナンは乾季(2~9月)と雨季(10~1月)に分かれます。
ベストシーズン: 2~4月(乾季で過ごしやすい気候)
雨季(10~1月): 頻繁に雨が降り気温も下がるため注意が必要。ビーチリゾートには不向きですが、料金が安くなる傾向があります。
(4) ダナン観光の予算目安
4日間の滞在で1人あたり約10万円~が目安です。
| 項目 | 内容 | 目安額(1人あたり) |
|---|---|---|
| 航空券 | 直行便(往復) | 5-8万円 |
| 宿泊費 | 3-4つ星ホテル(3泊) | 1.5-3万円 |
| 食事代 | 朝・昼・夕(4日分) | 1-2万円 |
| 観光費用 | 入場料・ツアー等 | 1-2万円 |
| 合計 | 4日間 | 8.5-17万円 |
KKdayによると、ダナンの物価は日本の3分の1~2程度でコスパが良いです。
ダナンのおすすめ観光スポット20選
(1) バーナーヒルズ(ゴールデンブリッジ・神の手)
標高約1,500mの天空のテーマパークで、2018年に登場した「神の手」のゴールデンブリッジがSNSで話題となり人気スポットになりました。近畿日本ツーリストによると、ロープウェイで約20分かけて登り、フランス風の村やゲームセンター等が楽しめます。ダナン市街から車で約40分です。
(2) ホイアン旧市街(世界遺産・ランタンの街)
世界遺産に登録された古都で、ランタンの街として知られています。近畿日本ツーリストによると、ダナンから車で30-45分で、ノスタルジックな街並みと夜のランタンが美しいです。
(3) ミーケビーチ(白砂のビーチリゾート)
ダナン市街から最もアクセスしやすい約4kmの白砂ビーチです。近畿日本ツーリストによると、「ダナンで最も美しい砂浜」として人気で、マリンアクティビティやビーチリゾートを楽しめます。
(4) ドラゴンブリッジ(ファイヤーショー)
龍をデザインした橋で、金・土・日曜日の夜21時から迫力あるファイヤーショーを鑑賞できます。近畿日本ツーリストによると、ダナンのシンボルとして人気です。
(5) 五行山(マーブルマウンテン・パワースポット)
ダナン屈指のパワースポットで、大理石の山として知られています。洞窟寺院や絶景展望台があり、ダナン市街から車で約15分です。
(6) ダナン大聖堂(フランス植民地時代)
淡いピンク色のフランス植民地時代の大聖堂です。阪急交通社によると、インスタ映えスポットとして人気で、市街地中心に位置します。
(7) ミーソン遺跡(チャンパ王国・世界遺産)
チャンパ王国の世界遺産遺跡で、ダナンから約70kmです。歴史好きにおすすめのスポットです。
(8) ダナングルメ(ミシュランガイド掲載店)
ダナン市観光ポータルによると、2024年6月にミシュランガイドに36店舗が掲載されました(ビブグルマン16店、1つ星1店、グリーンスター1店)。ベトナム料理やシーフードを楽しめます。
ダナン観光のモデルコース(2泊3日・3泊4日)
(1) 2泊3日モデルコース(ダナン市内・ホイアン)
1日目: ダナン到着 → ミーケビーチでリラックス → ドラゴンブリッジのファイヤーショー(金・土・日21時)
2日目: ホイアン旧市街(車で30-45分)→ ランタンの街散策 → 夜のランタン鑑賞
3日目: ダナン市街(ダナン大聖堂・五行山) → 空港へ
(2) 3泊4日モデルコース(バーナーヒルズ・ホイアン・ミーソン遺跡)
1日目: ダナン到着 → ミーケビーチ → ドラゴンブリッジ
2日目: バーナーヒルズ(ゴールデンブリッジ・天空のテーマパーク)
3日目: ホイアン旧市街 → ミーソン遺跡(車で約70km)
4日目: ダナン市街 → 空港へ
(3) テーマ別コース(ビーチリゾート・世界遺産巡り・グルメ旅)
ビーチリゾート重視: ミーケビーチ滞在 → マリンアクティビティ → スパ・リラクゼーション
世界遺産巡り: ホイアン旧市街 → ミーソン遺跡 → 五行山
グルメ旅: ミシュランガイド掲載店巡り → ローカル市場 → シーフードレストラン
(4) 市内移動(Grabアプリ活用)
るるぶ&more.によると、市内移動はGrabアプリが便利です。事前に料金が確定するため安心で、タクシーよりも安価です。
ダナン観光で失敗しない注意点とコツ
(1) 雨季(10~1月)の注意事項
雨季は頻繁に雨が降り気温も下がるため、ビーチリゾートには不向きです。ただし料金が安くなる傾向があり、世界遺産巡りやグルメ旅には適しています。
(2) 営業時間・料金の事前確認
観光施設の営業時間・料金は変更される可能性があるため、訪問前に公式サイトで確認することを推奨します。執筆時点(2025年)の情報であることをご了承ください。
(3) 混雑回避のタイミング
ダナン観光の混雑期は、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始等です。混雑を避けたい場合は、2-4月の平日がおすすめです。
(4) ビザ・通貨・言語・安全情報
ビザ: 15日以内の滞在はビザ不要(2025年時点)
通貨: ベトナムドン(VND)、一部でUSドルも使用可能
言語: ベトナム語、観光地では英語が通じる場合も多い
安全情報: 外務省海外安全ホームページで最新情報を確認してください
まとめ:目的別おすすめ観光プラン
ダナン観光は、2泊3日ならダナン市内・ホイアン旧市街、3泊4日ならバーナーヒルズ・ホイアン・ミーソン遺跡を巡るコースが王道です。予算は4日間で1人あたり約10万円~、物価は日本の3分の1~2程度でコスパが良いです。
ビーチリゾート重視: ミーケビーチ滞在 → マリンアクティビティ → スパ(2泊3日)
世界遺産巡り: ホイアン旧市街 → ミーソン遺跡 → 五行山(3泊4日)
グルメ旅: ミシュランガイド掲載店巡り → ローカル市場 → シーフードレストラン(2泊3日)
バランス型: バーナーヒルズ → ホイアン旧市街 → ミーケビーチ → ドラゴンブリッジ(3泊4日)
初めての方には、バランス型の3泊4日コースがおすすめです。ベストシーズン(2~4月)に訪問すると、過ごしやすい気候で観光を楽しめます。
ダナン市観光ポータルや各施設の公式サイトで最新情報を確認しながら、自分に合った旅行プランを立てましょう。
