オーロラツアーとは
オーロラ観測ツアーへの参加を検討している方の中には、「どの国・地域に行けばいいのか」「いつ行くべきか」「ツアー費用はいくらか」と迷う方も多いでしょう。
この記事では、オーロラツアーの選び方、おすすめ観測地、ベストシーズン、費用相場、準備するものを、大手旅行会社の公式情報を元に解説します。
初めてオーロラ観測ツアーに参加する方が、自分に合ったプランを選べるようになります。
この記事のポイント
- 2024〜2025年は太陽活動極大期で「オーロラの当たり年」、出現率が高まる時期
- カナダ・イエローナイフは3日間滞在で約90〜95%のオーロラ遭遇率、晴天率が高い
- ツアー費用の目安は7日間で約32万円〜150万円、行き先・シーズン・旅行会社により幅広い
- 北欧(フィンランド等)はカナダに比べて気温が高く、寒さが苦手な方におすすめ
1. オーロラツアーの魅力と2024〜2025年の見どころ
(1) オーロラとは(自然現象の仕組み)
オーロラは、太陽から放出された荷電粒子(プラズマ)が地球の磁場に引き寄せられ、大気中の酸素や窒素と衝突することで発光する自然現象です。北極圏・南極圏の北緯65〜70度付近(オーロラベルト)で多く観測されます。
オーロラは自然現象のため、天候や太陽活動によって見られる確率が変動します。100%見られる保証はありませんが、観測条件の良い地域・シーズンを選ぶことで、遭遇率を高めることができます。
(2) 2024〜2025年は太陽活動極大期で「当たり年」
太陽活動は約11年周期で変動し、活発になる時期を太陽活動極大期と呼びます。2024〜2025年はこの極大期にあたり、オーロラの出現率が高まる「当たり年」と言われています。
大手旅行会社の阪急交通社やクラブツーリズムも、この時期をオーロラ観測のベストタイミングとして推奨しています。
2. オーロラが見える場所(国・地域)の比較
(1) カナダ(イエローナイフ・ホワイトホース)
**イエローナイフ(Yellowknife)**はカナダ北部に位置する都市で、オーロラ観測の聖地として知られています。3日間滞在すると約90〜95%の確率でオーロラに遭遇できるとされ、晴天率の高さが特徴です。
**ホワイトホース(Whitehorse)**も人気の観測地で、イエローナイフと並んでカナダの主要なオーロラスポットです。
| 地域 | 特徴 | 遭遇率(3日間) |
|---|---|---|
| イエローナイフ | 晴天率が高い、オーロラベルトの真下 | 約90〜95% |
| ホワイトホース | 自然豊かな環境、カナダ・ユーコン準州 | 約90% |
(出典: 旅工房)
(2) フィンランド(ロヴァニエミ・サーリセルカ)
フィンランドは北欧に位置し、カナダに比べて気温が高く(冬でもマイナス5〜15度程度)、寒さが苦手な方におすすめです。
**ロヴァニエミ(Rovaniemi)**はサンタクロース村で有名な観光都市で、オーロラ観測と観光を両立できます。**サーリセルカ(Saariselka)**は北極圏に位置し、より高確率でオーロラを観測できます。
ガラス・イグルー(天井がガラス張りの宿泊施設)に宿泊すれば、ベッドに寝ながらオーロラを鑑賞できると人気です。
(3) アイスランド
アイスランドは北極圏に近い島国で、オーロラ観測に加えて、絶景(氷河、滝、温泉等)も楽しめます。首都レイキャビクから日帰りでオーロラツアーに参加できる手軽さも魅力です。
ただし、天候が変わりやすく、曇りや雨の日が多いため、晴天率はカナダより低めです。
(4) ノルウェー・アラスカ
ノルウェー(トロムソ等)やアラスカ(フェアバンクス等)もオーロラ観測地として知られています。観光と組み合わせやすく、多様なツアープランが提供されています。
3. ベストシーズンと観測確率
(1) 観測シーズン(8月下旬〜4月中旬)
オーロラは一年中発生していますが、夜が長く暗い時期でないと目視できません。観測シーズンは以下の通りです。
| 地域 | 観測シーズン |
|---|---|
| カナダ | 8月下旬〜4月中旬 |
| フィンランド | 9月〜4月上旬 |
| アイスランド | 9月〜3月 |
(出典: STワールド)
夏(6〜8月)は白夜(太陽が沈まず一日中明るい現象)のため、オーロラは見られません。
(2) カナダのオーロラ遭遇率(3日間で約90%)
カナダ・イエローナイフは、3日間滞在すると約90〜95%の確率でオーロラに遭遇できるとされています。晴天率が高く、オーロラベルトの真下に位置するため、観測条件が良好です。
ただし、オーロラは自然現象のため、100%の保証はありません。天候や太陽活動により、見られない日もあります。
(3) 天候と観測条件
オーロラ観測には、以下の条件が必要です。
- 晴天: 曇りや雨の日はオーロラが見えません
- 暗闇: 月明かりや街の明かりが少ない場所
- 太陽活動: 太陽活動が活発な時期(2024〜2025年は極大期)
天候は事前予測が難しいため、3日間以上の滞在で遭遇率を高めることが推奨されています。
4. ツアー費用の相場と内訳
(1) ツアー費用の目安(7日間で32万円〜150万円)
オーロラツアーの費用は、行き先、シーズン、旅行会社により大きく異なります。2025年時点の目安は以下の通りです。
| プラン | 費用目安(7日間) |
|---|---|
| エコノミープラン(カナダ・北欧) | 約32万円〜50万円 |
| スタンダードプラン | 約50万円〜80万円 |
| ラグジュアリープラン(ガラス・イグルー等) | 約100万円〜150万円 |
(出典: PBクルーズ)
(2) 費用の内訳(航空券・宿泊・食事・現地ツアー)
ツアー費用の主な内訳は以下の通りです。
- 航空券: 往復で約15万円〜30万円(エコノミークラス)
- 宿泊費: 1泊1万円〜3万円(ホテルのグレードにより変動)
- 食事代: 1日5,000円〜1万円(現地の物価が高い)
- 現地ツアー: 1回5,000円〜2万円(オーロラ観測ツアー、アクティビティ等)
(3) 費用を抑えるコツ
以下の方法で費用を抑えることができます。
- 繁忙期を避ける: 9月・3〜4月は比較的安く、11〜2月(ハイシーズン)は高め
- 早期予約割引: 3〜6ヶ月前の予約で10〜20%割引になる場合がある
- 格安航空券の活用: 乗り継ぎ便や平日出発で航空券代を節約
- エコノミー宿泊施設: ガラス・イグルー等の高級施設ではなく、一般ホテルを選択
5. 服装・持ち物・準備のポイント
(1) 防寒着と必需品
オーロラ観測地は極寒の地域が多く、防寒対策が必須です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ダウンジャケット | 厚手のもの(マイナス20〜30度対応) |
| 防寒帽子・耳当て | 耳まで覆えるもの |
| 手袋 | 厚手の防寒手袋(2枚重ね推奨) |
| 防寒靴 | 滑り止め付き、防水性のあるもの |
| カイロ | 使い捨てカイロを多めに |
ただし、夏〜秋(8月下旬〜10月)は防寒具が軽装で済み、天候も比較的安定しています。初心者の方にはこの時期がおすすめです。
(2) カメラ・撮影機材
オーロラを撮影したい方は、以下の機材を準備することをおすすめします。
- 三脚: 長時間露光に必須(手持ちでは撮影不可)
- 予備バッテリー: 極寒ではバッテリーの消耗が早い
- 一眼レフ・ミラーレスカメラ: ISO感度を上げられる機種
- レンズ: 広角レンズ(F2.8以下が理想)
スマートフォンでも撮影できますが、画質は劣ります。
(3) その他の準備(ビザ・保険・現地通貨)
- ビザ: カナダは電子渡航認証(eTA)、フィンランド(シェンゲン協定国)は90日以内の観光はビザ不要
- 海外旅行保険: 医療費カバーのため必須
- 現地通貨: カナダドル、ユーロ等を事前に準備(クレジットカードも使用可能)
6. まとめ:状況別のおすすめプラン
オーロラツアーは、観測地、シーズン、費用により様々なプランがあります。2024〜2025年は太陽活動極大期で「当たり年」のため、高確率でオーロラを観測できる可能性があります。
状況別のおすすめプラン:
- 高確率で見たい方: カナダ・イエローナイフ(3日間で約90〜95%)
- 寒さが苦手な方: フィンランド(北欧は気温が高め)
- 観光も楽しみたい方: アイスランド(絶景・温泉も満喫)
- 費用を抑えたい方: 繁忙期を避ける、早期予約割引を活用
オーロラは自然現象のため、100%見られる保証はありませんが、3日間以上の滞在で遭遇率を高められます。詳細は各旅行会社の公式サイトで最新情報をご確認ください。
