和倉温泉総湯とは
「和倉温泉総湯について知りたいが、料金や営業時間、泉質はどうなっているのか」と情報を探している方は少なくありません。
和倉温泉総湯は石川県七尾市にある源泉100%の共同浴場で、開湯1200年の歴史を持つ本物の温泉を気軽に楽しめる日帰り入浴施設です。能登半島地震からの復興を経て、現在は通常営業しています。
この記事では、和倉温泉総湯の料金・営業時間・泉質・施設情報・アクセス方法を、和倉温泉-総湯- 公式サイトやほっと石川旅ねっと(石川県公式観光サイト)の情報を元に解説します。
この記事のポイント
- 和倉温泉総湯は源泉100%・加水なしの本物の温泉で、熱交換器で温度調節しているのが特徴
- 令和7年5月21日より入浴料金が大人500円に改定、営業時間は7:00〜21:00と早朝から利用可能
- ナトリウム・カルシウム塩化物泉で保温効果が高く、神経痛・関節痛・冷え性・美肌効果に効能がある
- 能登半島地震後の2024年3月26日に営業再開し、現在通常営業中(足湯は当面利用不可)
和倉温泉総湯の基本情報
(1) 開湯1200年の歴史ある共同浴場
和倉温泉総湯は、和倉温泉観光協会が管理する公共の温泉施設で、地元住民や観光客が気軽に利用できる「総湯」(共同浴場)です。温泉地にある総湯とは、宿泊施設以外の誰でも利用できる共同浴場・公衆浴場を指します。
和倉温泉は開湯1200年の歴史を持ち、海の見える露天風呂や大浴槽、サウナを完備しています。
(2) 源泉100%・加水なしの本物の温泉
和倉温泉総湯の最大の特徴は、源泉100%で加水せず、熱交換器で温度調節している点です。源泉温度は82.7℃と高温ですが、水を加えずに熱交換器で適温に調節することで、本物の温泉成分をそのまま堪能できます。
また、毎日閉館時に浴槽のお湯を全て入れ替えており、清潔な湯を楽しめるのも特徴です。
(3) 能登半島地震後の復興と現在の営業状況
2024年1月の能登半島地震により一時休業しましたが、日本経済新聞の報道によると、2024年3月26日に営業を再開しました。
2025年1月現在、通常営業しています。ただし、足湯は能登半島地震の影響で当面利用不可となっているため、訪問前に和倉温泉-総湯- 公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。
料金・営業時間・施設情報
(1) 入浴料金(令和7年5月21日より大人500円)
ほっと石川旅ねっとによると、令和7年5月21日より入浴料金が改定されます。
| 区分 | 令和7年5月20日まで | 令和7年5月21日より |
|---|---|---|
| 大人 | 490円 | 500円 |
| 中人(6歳以上12歳未満) | 150円 | 150円 |
| 小人(6歳未満) | 50円 | 50円 |
銭湯価格で源泉100%の天然温泉を楽しめるのが魅力です。
(2) 営業時間(7:00〜21:00、定休日:第四木曜日)
営業時間は7:00〜21:00(最終受付20:30)です。早朝から夜遅くまで利用でき、観光前の朝風呂にも最適です。
定休日は令和7年4月より毎月第四木曜日に変更されます(従来は毎月25日)。訪問前に公式サイトで確認してください。
(3) 施設設備(大浴槽・露天風呂・サウナ・シャンプー類常備)
和倉温泉-総湯- 公式サイトによると、以下の施設を完備しています。
- 大浴槽:広々とした内風呂
- 露天風呂:海の見える開放的な露天風呂
- サウナ:サウナ愛好家にも好評
- シャンプー・ボディソープ:常備されているため持参不要
(4) タオル購入・ロッカー完備で手ぶらOK
シャンプー・ボディソープは常備されており、タオルも購入可能なので手ぶらで立ち寄れます。ロッカーも完備されており、貴重品を安全に保管できます。
泉質・効能と健康効果
(1) ナトリウム・カルシウム塩化物泉の特徴
和倉温泉-総湯- 温泉ページによると、和倉温泉総湯の泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉です。
塩化物泉とは塩分を多く含む泉質で、以下の特徴があります。
- 保温効果が高い:塩分が肌に付着し、湯冷めしにくい「温まりの湯」
- 高張性:温泉成分の濃度が人体の浸透圧より高く、成分が体に浸透しやすい
(2) 源泉温度82.7℃・熱交換器で温度調節
源泉温度は82.7℃と高温です。多くの温泉施設では水を加えて温度を下げますが、和倉温泉総湯では加水せず、熱交換器で温度調節しています。これにより、源泉の成分を薄めることなく、本物の温泉を堪能できます。
(3) 効能(神経痛・関節痛・冷え性・美肌効果)
和倉温泉-総湯- 温泉ページによると、以下の効能が期待されます。
一般的適応症:
- 神経痛
- 筋肉痛
- 関節痛
- 冷え性
- 疲労回復
- 健康増進
泉質別適応症:
- きりきず
- やけど
- 慢性皮膚病
- 慢性婦人病
また、塩化物泉は保湿効果・美肌効果があり、肌がすべすべになると好評です。
(4) 飲泉の効果と注意点
和倉温泉総湯では飲泉も可能です。飲泉とは温泉を飲むことで、慢性消化器病や慢性便秘などに効果があるとされます。
ただし、以下の方は飲泉を控える必要があります。
- 高血圧症
- 心臓病
- 腎臓病
- むくみのある方
飲泉する場合は、施設のガイドラインに従い、適量(1回あたりコップ1〜2杯程度)を守ってください。
アクセス方法と駐車場情報
(1) 電車・バスでのアクセス(JR和倉温泉駅から北鉄能登バス約5分)
ほっと石川旅ねっとによると、以下のアクセス方法があります。
電車・バス:
- JR七尾線「和倉温泉駅」下車
- 北鉄能登バス「和倉温泉行き」乗車、約5分
- 終点「和倉温泉」下車すぐ
(2) 車でのアクセス・駐車場
車:
- 能越自動車道「和倉IC」から約5分
- 駐車場完備(詳細は公式サイト確認)
(3) 能登空港からのアクセス
飛行機:
- 能登空港からタクシー・レンタカーで約40分
詳細なアクセス方法は和倉温泉観光協会の公式サイトでご確認ください。
総湯の楽しみ方と周辺観光
(1) 早朝入浴(観光前の朝風呂)
営業時間が7:00からのため、観光前の朝風呂に最適です。早朝は混雑も少なく、ゆったりと温泉を楽しめます。朝から温泉に入ると、1日の疲れを癒し、観光を元気に楽しめます。
(2) 和倉温泉街の散策・湯めぐり
楽天トラベルによると、和倉温泉街には以下のスポットがあります。
- 和倉温泉お祭り会館:能登の祭り文化を体験
- 七尾湾の海岸散策:海の見える温泉街の風景
- 弁天崎源泉公園:足湯(現在利用不可、復旧状況は公式サイト確認)
(3) 周辺観光スポット(能登島大橋・のとじま水族館)
和倉温泉観光協会によると、周辺の観光スポットとして以下があります。
- 能登島大橋:七尾湾と能登島を結ぶ全長1,050mの橋。絶景ドライブスポット
- のとじま水族館:イルカショーやジンベエザメが人気の水族館
- 能登島ガラス美術館:ガラス工芸の美術館
(4) 和倉温泉の旅館宿泊との組み合わせ
和倉温泉には高級旅館も多く、宿泊と総湯の組み合わせもおすすめです。旅館で宿泊し、翌朝総湯で朝風呂を楽しむ、といった使い方もできます。
じゃらんnetなどの口コミサイトでは「地元住民に愛される温泉」「海の見える露天風呂が最高」といった評価が多く見られます。
まとめ:和倉温泉総湯を満喫するポイント
和倉温泉総湯は、源泉100%・加水なしの本物の温泉を気軽に楽しめる日帰り入浴施設です。令和7年5月21日より入浴料金は大人500円、営業時間は7:00〜21:00と早朝から利用可能で、観光前の朝風呂にも最適です。
ナトリウム・カルシウム塩化物泉で保温効果が高く、神経痛・関節痛・冷え性・美肌効果に効能があります。能登半島地震後の2024年3月26日に営業再開し、現在通常営業しています(足湯は当面利用不可)。
訪問前に和倉温泉-総湯- 公式サイトや和倉温泉観光協会で最新情報を確認し、能登島大橋やのとじま水族館など周辺観光と組み合わせて楽しむことをおすすめします。
