台湾旅行の持ち物準備と2025年の最新変更点
台湾旅行を計画する際、「何を持っていけばいいのか」「日本との違いは何か」と迷う方は少なくありません。台湾は日本から近く、現地調達も容易ですが、2025年の法改正により持参必須のアイテムが増えました。
この記事では、台湾旅行の持ち物リスト、季節別の服装、2025年の最新変更点を解説します。初めて台湾を訪れる方でも、必要なものと不要なものを明確に判断できるようになります。
この記事のポイント
- 台湾旅行の必需品は4点(パスポート・往復航空券・クレジットカード・現金)
- 2025年1月1日よりホテルの使い捨てアメニティが有料化され、歯ブラシ等の持参が必須に
- 変換プラグは不要(日本と同じAタイプ)だが、変圧器は電化製品により必要(110V)
- 台湾は雨が多く、折りたたみ傘は必携(特に九份・十分エリア)
- マスク・ティッシュ・生理用品は現地で容易に入手可能
(1) 台湾旅行の持ち物準備の基本方針(日本との違い・現地調達の容易さ)
台湾は日本から飛行機で約3-4時間と近く、コンビニや薬局が豊富なため、多くのものは現地調達が可能です。ただし、日本との違いとして以下の点に注意が必要です。
| 項目 | 日本 | 台湾 | 対応 |
|---|---|---|---|
| 電圧 | 100V | 110V | 変圧器(必要な場合あり) |
| コンセント形状 | Aタイプ | Aタイプ | 変換プラグ不要 |
| 気候 | 四季あり | 亜熱帯~熱帯 | 薄着中心 |
| 雨 | 地域差あり | 多雨(特に北部) | 折りたたみ傘必携 |
「持っていきすぎない」視点も重要で、マスク・ティッシュ・生理用品等は台湾で容易に入手できるため、荷物削減のため現地購入が推奨されます。
(2) 2025年のホテルアメニティ変更(使い捨てアメニティ有料化)
2025年1月1日より、台湾のホテルで使い捨てアメニティの無料配布が禁止されました。これにより、以下のアイテムは持参が必須になりました。
持参必須のアイテム(2025年1月以降):
- 歯ブラシ
- クシ
- カミソリ
- シャワーキャップ
- 綿棒
これまでホテルで無料配布されていたアイテムが有料化されたため、旅行前に準備しておくことをおすすめします。詳細は宿泊予定のホテルの公式サイトでご確認ください。
(3) この記事の使い方(旅行スタイル別・季節別の選び方)
この記事は以下の順番で読むと効率的です。
- 必需品リスト(全員必須): パスポート、往復航空券、クレジットカード、現金
- あると便利な持ち物: 折りたたみ傘、ミニトート、薬等(旅行スタイルに応じて選択)
- 季節別の服装: 旅行時期に合わせて選択
- 持ち込み注意品: 2025年の最新変更点を確認
台湾旅行の必需品リスト(絶対に必要な4点)
台湾旅行で絶対に必要な持ち物は以下の4点です。この4点がないと入国できない、または旅行中に困る場面が多いため、必ず準備してください。
(1) パスポート(有効期限・滞在予定日数以上)
パスポートは海外旅行の必需品です。台湾への入国条件は2017年8月15日以降、滞在予定日数以上の有効期限があれば入国可能ですが、余裕を持った有効期限(6ヶ月以上推奨)を推奨します。
確認事項:
- 有効期限が滞在予定日数以上あるか
- パスポートの写真ページをコピーまたは写真で控えておく
- 万が一の紛失に備え、パスポート番号を控えておく
(2) 往復航空券(片道航空券だけでは入国不可)
観光目的の旅行者には往復航空券が必須です。片道航空券だけでは入国できないため、必ず往復または第三国への出国便を予約してください。
航空券は電子チケット(eチケット)をプリントアウトまたはスマホに保存しておくと、チェックイン時にスムーズです。
(3) クレジットカード(キャッシュレス決済・海外キャッシング・デポジット)
クレジットカードは以下の場面で必須です。
活用場面:
- キャッシュレス決済: 台湾は都市部でキャッシュレス化が進んでおり、レストラン・コンビニ・ショッピングモールでクレジットカードが使える
- 海外キャッシング: ATMで現地通貨(台湾ドル)を引き出せる
- ホテルのデポジット: チェックイン時にクレジットカードの提示を求められる場合が多い
VISAまたはMastercardが広く普及しており、JCBは使える店舗が限られます。2枚以上持参すると安心です。
(4) 現金(交通ICカード入金・小額決済用)
台湾では都市部でキャッシュレス化が進んでいますが、以下の場面で現金が必要です。
現金が必要な場面:
- 交通ICカード(悠遊卡/Easy Card)への入金
- 夜市・屋台での小額決済
- ローカルな飲食店・商店
- タクシー(一部は現金のみ)
両替は日本の空港よりも、台湾の空港・銀行・両替所の方がレートが良い場合が多いです。初日の交通費・食事代として5,000-10,000円程度を両替しておくと安心です。
あると便利な持ち物(見落としがちなアイテム)
必需品以外で、持っていくと旅行が快適になるアイテムを紹介します。旅行スタイルに応じて選択してください。
(1) 折りたたみ傘(雨が多い・特に九份・十分エリア)
台湾は雨が多く、特に北部の九份・十分エリアは**「1年の2/3が雨」**と言われるほどです。折りたたみ傘がないと困る場面が多いため、必携です。
台北は冬~春(12月~3月)に雨が多く、湿度が高いため、防水性の高い傘を持参することをおすすめします。
(2) ミニトート・エコバッグ(買い物・食べ歩き用)
台湾は夜市・屋台文化が盛んで、食べ歩きや買い物の機会が多いです。ミニトートやエコバッグがあると、お土産や買い物袋をまとめられて便利です。
台湾ではレジ袋が有料化されている店舗が多いため、エコバッグを持参すると節約にもなります。
(3) ウェットティッシュ・エコカトラリー(夜市・屋台で活躍)
夜市・屋台では手が汚れることが多いため、ウェットティッシュがあると便利です。また、使い捨てカトラリーの使用を減らすため、エコカトラリー(マイ箸・スプーン・フォーク)を持参する旅行者も増えています。
(4) 薬(常備薬・胃腸薬・鎮痛剤)
台湾でも薬局で薬を購入できますが、言葉の壁や成分の違いがあるため、飲み慣れた薬を持参することをおすすめします。
持参推奨の薬:
- 胃腸薬(食べ過ぎ・水質の違い対策)
- 鎮痛剤(頭痛・生理痛)
- 風邪薬
- 絆創膏(靴擦れ対策)
(5) 変圧器(電圧110V対応でない電化製品用)
台湾の電圧は110V(日本は100V)です。スマホ・パソコン・カメラ等の充電器は100V~240V対応が多いため変圧器は不要ですが、ドライヤー・ヘアアイロン等の熱機器は対応していない場合があります。
充電器の仕様(INPUT: 100-240V)を確認し、100V専用の場合は変圧器を持参してください。
(6) 交通ICカード(悠遊卡/Easy Card)
悠遊卡(Easy Card)は台湾の交通ICカードで、MRT・バス・コンビニ・レストラン等で幅広く使える便利な決済手段です。空港・駅で購入でき、「交通ICカードがあれば現金不要」と言われるほど便利です。
日本から事前に購入する必要はなく、台湾到着後に空港・駅で購入することをおすすめします。
季節別の服装と気候対策(春・夏・秋・冬)
台湾は亜熱帯~熱帯気候で、年間を通して暖かいです。ただし、季節や地域により気温・湿度が異なるため、服装を調整してください。
(1) 冬~春(12月~3月)の服装(北部は湿度高く体感温度低い・防水コート・タートルネック)
台北等の北部は冬~春に湿度が高く、体感温度が低いです。気温は10-20℃程度ですが、湿度のため寒く感じることがあります。
服装例:
- タートルネック・長袖シャツ
- 薄手のセーター・カーディガン
- 防水コート(雨対策兼用)
- 長ズボン
台湾南部(高雄等)は冬でも20℃以上で、半袖でも過ごせる日が多いです。
(2) 春~秋(4月~11月)の服装(日中は半袖でOK・薄手アウター・冷房対策)
春~秋は台湾全土で暖かく、日中は半袖で過ごせる日が多いです。ただし、室内・交通機関の冷房が強いため、薄手のアウター(カーディガン・パーカー等)を持参することをおすすめします。
服装例:
- 半袖Tシャツ・ノースリーブ
- 薄手のアウター(冷房対策)
- ハーフパンツ・スカート
- サンダル・スニーカー
(3) 雨対策(折りたたみ傘必携・防水バッグ推奨)
台湾は年間を通して雨が多いため、折りたみ傘は必携です。特に北部の九份・十分エリアは雨が多く、傘がないと観光が困難になる場合があります。
防水バッグやレインカバーがあると、荷物が濡れずに済みます。
持ち込み注意品と現地調達推奨品
台湾旅行で持ち込む際の注意点と、現地調達推奨のアイテムを解説します。
(1) 2025年から持参必須のアイテム(歯ブラシ・クシ・カミソリ・シャワーキャップ・綿棒)
前述の通り、2025年1月1日より台湾のホテルで使い捨てアメニティの無料配布が禁止されました。以下のアイテムは持参が必須です。
持参必須のアイテム:
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- クシ・ブラシ
- カミソリ
- シャワーキャップ
- 綿棒
洗顔料・ボディソープ・シャンプー・リンスはホテルで提供される場合が多いですが、肌に合わない場合もあるため、こだわりがある方は持参することをおすすめします。
(2) 現地調達推奨のアイテム(マスク・ティッシュ・生理用品)
以下のアイテムは台湾で容易に入手できるため、荷物削減のため現地購入が推奨されます。
| アイテム | 現地調達の利点 |
|---|---|
| マスク | コンビニ・薬局で安価に購入可能 |
| ティッシュ | コンビニ・スーパーで購入可能 |
| 生理用品 | 日本製品も含め豊富に揃う |
台湾のコンビニ(7-Eleven、FamilyMart等)は日本と同様に豊富な品揃えで、24時間営業の店舗が多いです。
(3) 変換プラグは不要(日本と同じAタイプ)・変圧器は必要(110V)
台湾のコンセントプラグは日本と同じAタイプのため、変換プラグは不要です。ただし、電圧が110V(日本は100V)のため、100V~240V対応でない電化製品には変圧器が必要です。
確認方法: 充電器・電化製品の「INPUT」表示を確認
- 100-240V対応: 変圧器不要
- 100V専用: 変圧器必要
スマホ・パソコン・カメラの充電器は多くが100-240V対応ですが、ドライヤー・ヘアアイロン等は100V専用の場合があります。
まとめ:旅行スタイル別・日数別の持ち物プラン
台湾旅行の持ち物は、旅行スタイルや日数により調整が必要です。以下の表を参考に、自分に合ったプランを立ててください。
(1) 日数別プラン(2泊3日・3泊4日・1週間以上)
| 日数 | 持ち物の目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 2泊3日 | 機内持ち込みサイズ(40L以下) | 最小限に絞る・現地調達活用 |
| 3泊4日 | 小型スーツケース(50-60L) | 着替え3-4日分・お土産スペース確保 |
| 1週間以上 | 中型スーツケース(70-80L) | 着替えは現地洗濯推奨 |
(2) 旅行スタイル別(観光メイン・グルメメイン・ショッピングメイン)
観光メイン:
- 歩きやすい靴(スニーカー推奨)
- 折りたたみ傘・防水バッグ
- カメラ・モバイルバッテリー
グルメメイン:
- ウェットティッシュ・エコカトラリー
- 胃腸薬
- ミニトート(持ち帰り用)
ショッピングメイン:
- エコバッグ・キャリーバッグ
- お土産用スペース確保
- クレジットカード(高額決済用)
台湾旅行の持ち物は、必需品4点(パスポート・往復航空券・クレジットカード・現金)を基本に、旅行スタイル・季節・日数に応じて調整してください。2025年の法改正により、ホテルアメニティの持参が必須になった点に注意が必要です。
詳細は台湾観光局や各旅行会社の公式サイトでご確認ください。
