隠岐の島宿泊ガイド|旅館・民宿・料金相場・アクセス

著者: Tripfolio編集部公開日: 2026/1/5

なぜ隠岐の島の宿泊選びが重要なのか

隠岐の島は島根県の離島で、本土から離れた特別な環境にあるため、宿泊施設選びが旅行の満足度を大きく左右します。本土のような大型ホテルチェーンは少なく、民宿や旅館を中心とした宿泊施設が主流です。また、観光シーズン(5月~10月)には宿泊施設が早々に満室になるため、予約のタイミングが非常に重要です。

隠岐の島へのアクセスは、フェリーまたは飛行機に限られます。本土の七類港からフェリーで2時間30分~3時間、出雲空港から隠岐空港まで飛行機で約30分の距離です。フェリーや飛行機の到着時間に合わせて宿泊先を選ぶことで、移動時間を最小限に抑えられます。

さらに、島内の移動手段も限られています。公共交通機関(路線バス)は本数が少ないため、観光地を効率よく巡るにはレンタカーが推奨されます。宿泊施設の立地によって、観光地へのアクセスの良さや食事の選択肢が変わるため、事前に宿泊エリアの特徴を理解することが大切です。

この記事では、隠岐の島の宿泊施設の種類、エリア別の特徴、料金相場、予約のコツを詳しく解説します。

隠岐の島の宿泊施設の基礎知識

(1) 離島特有の宿泊事情(民宿中心、予約タイミングが重要)

隠岐の島の宿泊施設は、民宿を中心に、旅館、ビジネスホテル、グランピング施設など多様なタイプがあります。本土のような大型ホテルチェーンは少なく、地元の家族経営による民宿や旅館が宿泊の選択肢の中心です。民宿では、地元の新鮮な海鮮料理や隠岐牛を使った料理を楽しめることが大きな魅力です。

離島ならではの宿泊事情として、観光シーズン(5月~10月)には宿泊施設が早期に満室になる点が挙げられます。特に夏季(7月~8月)や連休(ゴールデンウィーク、シルバーウィーク)は、1~2ヶ月前から予約で埋まることが多いため、早めの予約が必須です。

また、隠岐の島は天候の影響を受けやすく、フェリーや飛行機が欠航する場合があります。予定していた日に帰れない可能性もあるため、延泊のリスクも考慮して宿泊施設を選ぶことが重要です。予約時には、キャンセルポリシーや延泊の可否を確認しておくと安心です。

(2) 宿泊タイプの特徴(旅館・民宿・ビジネスホテル・グランピング)

隠岐の島の宿泊タイプは、大きく4つに分類されます。それぞれの特徴を理解し、旅行の目的や予算に合わせて選ぶことが大切です。

民宿は、隠岐の島で最も一般的な宿泊タイプです。家族経営の小規模な施設が多く、アットホームな雰囲気が特徴です。1泊2食付きで8,000円~12,000円程度が相場で、地元の海鮮料理(サザエ、イカ、アジなど)や隠岐牛を使った夕食を楽しめます。部屋は和室が中心で、トイレ・バスは共同の場合が多いです。

旅館は、民宿よりもやや高級な宿泊施設です。1泊2食付きで12,000円~18,000円程度が相場で、部屋は和室または和洋室、トイレ・バス付きの客室も用意されています。食事は会席料理形式で、隠岐の島の旬の食材を使った料理を楽しめます。

ビジネスホテルは、西郷港周辺に数軒立地しています。素泊まりで5,500円~8,000円程度が相場で、朝食付きプランもあります。部屋は洋室でトイレ・バス付き、Wi-Fi完備など、本土のビジネスホテルと同等の設備が整っています。食事なしのプランを選び、島内の飲食店で食事を楽しみたい方に向いています。

グランピング施設は、近年増加している新しい宿泊スタイルです。海士町の「TADAYOI」など、手ぶらで楽しめるキャンプスタイルの宿泊施設が登場しています。自然の中でのんびり過ごしたい方や、アウトドア体験を楽しみたい方におすすめです。

(3) 2023年以降の新規オープン・リニューアル施設

2023年以降、隠岐の島では新規オープンやリニューアルされた宿泊施設が増加しています。これらの施設は、全室にシモンズベッドを導入したり、独立したバス・トイレを完備するなど、快適性を重視した設備が特徴です。

2024年には、隠岐プラザホテルが大規模リニューアルを実施し、1階にコワーキングスペース「IROIRO」が新設されました。リモートワークや長期滞在にも対応した設備が整っており、観光だけでなくワーケーション利用も可能です。

また、全36室がオーシャンフロントの「Ento(エント)」は、温泉と旬の料理を楽しめる宿泊施設として人気です。全室から海を眺められるため、海の景色を重視する方に特におすすめです。

エリア別宿泊ガイド

(1) 西郷港周辺(フェリー到着後の移動が便利、宿泊施設が集中)

西郷港は隠岐の島町の玄関口で、本土の七類港からフェリーで到着する場所です。西郷港周辺には宿泊施設が集中しており、フェリー到着後の移動が非常に便利です。徒歩圏内に複数のビジネスホテルや民宿があり、レンタカーを借りる前の初日や、帰りの前日に利用しやすいエリアです。

西郷港周辺には、飲食店やコンビニエンスストアも多数あります。夕食なしの素泊まりプランを選んだ場合でも、近隣の飲食店で地元料理を楽しめます。また、レンタカー営業所も港の近くに集中しているため、レンタカーを借りる際の手続きもスムーズです。

西郷港周辺の宿泊施設は、ビジネスホテルが中心です。料金相場は素泊まりで5,500円~8,000円、朝食付きで7,000円~10,000円程度です。全室オーシャンビューの施設や、Wi-Fi完備の施設も多く、快適な滞在環境が整っています。

(2) 隠岐プラザホテル(西郷港から徒歩5分、全室オーシャンビュー)

隠岐プラザホテルは、西郷港から徒歩5分の好立地にあるホテルです。全室がオーシャンビューで、窓から日本海を一望できます。2024年の大規模リニューアルにより、1階にコワーキングスペース「IROIRO」が新設され、リモートワークや長期滞在にも対応した設備が整いました。

客室は洋室と和室の両方があり、家族やグループでの利用にも対応しています。朝食は地元食材を使ったバイキング形式で、隠岐の島の新鮮な海の幸を楽しめます。料金相場は1泊朝食付きで8,000円~12,000円程度です。

隠岐プラザホテルは、フェリー到着後すぐに宿泊できる利便性と、オーシャンビューの客室が魅力です。西郷港周辺で快適な宿泊を求める方に特におすすめです。

(3) グランピング施設・Ento(全36室オーシャンフロント)

Ento(エント)は、全36室がオーシャンフロントの宿泊施設です。すべての客室から海を眺められるため、海の景色を重視する方に最適です。温泉施設も併設されており、旅の疲れを癒すことができます。

食事は隠岐の島の旬の食材を使った料理が提供され、地元の海鮮や隠岐牛を楽しめます。料金相場は1泊2食付きで15,000円~20,000円程度で、やや高めですが、特別な滞在体験を求める方に向いています。

Entoは西郷港から車で約15分の距離にあるため、レンタカーがあると便利です。公共交通機関でのアクセスは難しいため、フェリーや飛行機の到着時間に合わせて送迎サービスの有無を確認することをおすすめします。

料金相場と予約のコツ

(1) 料金相場(素泊まり5,500円~、1泊2食付き10,000円~15,000円)

隠岐の島の宿泊料金相場は、素泊まりで5,500円~8,000円、1泊2食付きで10,000円~15,000円が目安です。民宿は1泊2食付きで8,000円~12,000円程度、旅館は12,000円~18,000円程度、ビジネスホテルは素泊まりで5,500円~8,000円程度です。

料金は宿泊時期やプランによって大きく変動します。観光シーズン(5月~10月)や連休(ゴールデンウィーク、シルバーウィーク)は割増料金となり、通常料金の1.2~1.5倍になる場合があります。逆に、閑散期(11月~4月)は割安なプランが出ることもあるため、日程に柔軟性がある方はオフシーズンを狙うとお得です。

予約サイトで料金を比較する際は、楽天トラベル、じゃらんnet、価格.comなどの複数サイトで検索することをおすすめします。同じ宿泊施設でも、予約サイトによって料金やポイント還元率が異なる場合があるため、比較検討することで実質的な宿泊費を抑えられます。

(2) おき得乗船券(宿泊・体験利用で復路フェリー2等運賃無料)

隠岐の島では、「おき得乗船券」という割引制度が提供されています。これは、隠岐の島での1泊以上の宿泊と体験プログラムの利用をセットで申し込むと、復路のフェリー2等運賃が無料になるキャンペーンです。

フェリーの片道運賃は、大人1人あたり2等で約2,000円~3,000円程度です。往復で4,000円~6,000円かかるため、復路が無料になると大幅な節約になります。おき得乗船券の対象プランは、隠岐の島旅公式サイト(e-oki.net)で確認できます。

おき得乗船券を利用する場合、宿泊と体験プログラムを事前に予約する必要があります。体験プログラムには、シーカヤック体験、釣り体験、島内ガイドツアーなどがあり、隠岐の島の自然や文化を深く知る機会にもなります。宿泊費と交通費を同時に節約できるため、予算を抑えたい方に特におすすめです。

(3) 観光シーズン(5-10月)の早期予約の重要性

隠岐の島の観光シーズンは5月~10月で、特に7月~8月の夏季と9月~10月の秋季は人気が高く、宿泊施設が早期に満室になります。連休(ゴールデンウィーク、シルバーウィーク)はさらに予約が取りにくいため、1~2ヶ月前からの予約が推奨されます。

早期予約には、料金面でのメリットもあります。多くの宿泊施設では、30日前、60日前の早期予約で割引を提供しています。早めに予約することで、通常料金の10~20%引きで宿泊できる場合もあります。

予約時には、キャンセルポリシーも確認しておくことが重要です。隠岐の島は天候の影響を受けやすく、フェリーや飛行機が欠航する場合があります。急な予定変更に備えて、キャンセル料が発生するタイミングや、延泊が可能かどうかを事前に確認しておくと安心です。

アクセスと観光プランの組み合わせ

(1) フェリー(七類港から2.5-3時間)vs飛行機(出雲空港から30分)

隠岐の島へのアクセスは、フェリーまたは飛行機の2つの方法があります。フェリーは、島根県の七類港から出発し、隠岐の島の西郷港まで約2時間30分~3時間です。料金は大人1人あたり2等で片道2,000円~3,000円程度で、車を載せる場合は別途料金がかかります。

フェリーのメリットは、料金が安く、車を載せられることです。島内をレンタカーで移動する予定がなく、自家用車で観光したい方にはフェリーが便利です。ただし、所要時間が長いため、船酔いが心配な方や、時間を節約したい方には向いていません。

飛行機は、出雲空港から隠岐空港まで約30分です。料金は片道10,000円~15,000円程度で、フェリーよりも高額ですが、所要時間が大幅に短縮されます。時間を有効に使いたい方や、船酔いが心配な方には飛行機がおすすめです。

飛行機を利用する場合、隠岐空港から西郷港までは車で約15分の距離です。レンタカーを借りるか、宿泊施設の送迎サービスを利用することで、スムーズに移動できます。

(2) 島内移動の手段(レンタカー推奨、公共交通は限定的)

隠岐の島の島内移動は、レンタカーが最も便利です。島内には路線バスが運行していますが、本数が少なく、観光地を効率よく巡るには不便です。レンタカーを借りることで、自由に観光スポットを巡り、時間を有効に使えます。

レンタカーの営業所は、西郷港周辺と隠岐空港周辺に集中しています。フェリーや飛行機の到着時間に合わせて予約しておくと、スムーズに借りられます。料金相場は1日あたり5,000円~8,000円程度です。

島内の主要観光地(国賀海岸、ローソク島、壇鏡の滝など)は、西郷港から車で30分~1時間程度の距離にあります。公共交通機関では行きにくい場所も多いため、レンタカーがあると観光の幅が広がります。

レンタカーを借りない場合は、観光タクシーやガイド付きツアーを利用する方法もあります。島内の観光協会や宿泊施設で手配できるため、事前に問い合わせておくと良いでしょう。

(3) 天候による交通機関欠航リスクと延泊対策

隠岐の島は離島のため、天候の影響を受けやすく、フェリーや飛行機が欠航する場合があります。特に冬季(11月~3月)は海が荒れることが多く、フェリーの欠航率が高まります。予定していた日に帰れないリスクも考慮して、旅行計画を立てることが重要です。

欠航のリスクに備えて、以下の対策をおすすめします。まず、帰りの日程に1日の余裕を持たせることです。仕事や学校の都合で絶対に帰らなければならない場合は、前日の便で帰ることを検討しましょう。

次に、宿泊施設の延泊可否を事前に確認しておくことです。観光シーズンは満室の場合が多いため、延泊が難しい場合もあります。予約時にキャンセルポリシーと延泊の可否を確認しておくと安心です。

また、フェリーや飛行機の運航状況は、各運航会社の公式サイトやアプリでリアルタイムに確認できます。出発前日や当日朝に最新情報をチェックし、欠航の可能性がある場合は早めに予定を変更することをおすすめします。

まとめ:状況別おすすめプラン

隠岐の島の宿泊選びは、旅行の目的や予算、アクセス方法によって最適な選択が変わります。以下、状況別のおすすめプランをまとめます。

予算を抑えたい方は、民宿またはビジネスホテルの素泊まりプランがおすすめです。素泊まりで5,500円~8,000円程度に抑えられ、近隣の飲食店で食事を楽しめます。また、おき得乗船券を利用することで、復路のフェリー運賃が無料になり、宿泊費と交通費を同時に節約できます。

地元料理を楽しみたい方は、民宿または旅館の1泊2食付きプランがおすすめです。隠岐の島の新鮮な海鮮料理や隠岐牛を使った料理を楽しめます。料金相場は1泊2食付きで10,000円~15,000円程度です。

フェリーで到着する方は、西郷港周辺のビジネスホテルや民宿がおすすめです。港から徒歩圏内の宿泊施設を選ぶことで、到着後の移動時間を最小限に抑えられます。隠岐プラザホテル(西郷港から徒歩5分)は、全室オーシャンビューで快適な滞在が可能です。

特別な滞在体験を求める方は、Ento(全36室オーシャンフロント)やグランピング施設がおすすめです。料金はやや高めですが、海の景色や自然の中でのんびり過ごす特別な時間を楽しめます。

観光シーズン(5月~10月)に訪れる方は、1~2ヶ月前からの早期予約が必須です。特に夏季や連休は満室になりやすいため、早めに予約サイトで空室状況を確認しましょう。

隠岐の島は、離島ならではの自然や文化を楽しめる特別な場所です。宿泊施設の特徴を理解し、目的に合った選択をすることで、充実した旅行を実現できます。詳細は隠岐の島旅公式サイト(https://resv.e-oki.net/)や各予約サイトでご確認ください。

よくある質問

Q1隠岐の島の宿泊費用は?

A1素泊まり5,500円~8,000円、1泊2食付き10,000円~15,000円が相場です。民宿は1泊2食8,000円~12,000円、旅館は12,000円~18,000円程度です。観光シーズン(5月~10月)や連休は割増料金となり、通常の1.2~1.5倍になる場合があります。おき得乗船券を利用すると復路のフェリー運賃が無料になり、宿泊費と交通費を同時に節約できます。

Q2西郷港の近くに泊まるべき?

A2フェリーで到着する方には、西郷港周辺の宿泊施設が便利です。港から徒歩圏内に複数のビジネスホテルや民宿があり、移動時間を最小限に抑えられます。レンタカーがあれば選択肢が広がり、Ento等の離れた施設も利用可能です。西郷港周辺には飲食店やコンビニも多数あり、素泊まりプランでも食事に困りません。

Q3旅館・ホテル・民宿のどれがおすすめ?

A3予算と目的によって選択肢が変わります。民宿は1泊2食8,000円~12,000円で安価、地元の海鮮料理や隠岐牛を楽しめます。旅館は12,000円~18,000円で会席料理を提供。ビジネスホテルは素泊まり5,500円~8,000円で快適性重視。グランピング施設は15,000円~20,000円で特別な体験を求める方向けです。

Q4予約はどこでする?

A4楽天トラベル、じゃらんnet、隠岐の島旅公式サイト(e-oki.net)などで予約できます。おき得乗船券対象プランはe-oki.netで確認推奨です。観光シーズン(5月~10月)は1~2ヶ月前からの早期予約が必須で、特に夏季や連休は早々に満室になります。複数の予約サイトで料金を比較すると、ポイント還元等で実質的な宿泊費を抑えられます。

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Tripfolio編集部

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