伊豆大島観光ガイド|東京から日帰りOK!火山島の絶景と見どころ

著者: Tripfolio編集部公開日: 2025/11/28

なぜ伊豆大島観光が注目されるのか

伊豆大島への旅行を計画する際、「東京から手軽に行けるのか」「何を見ればいいのか」と悩む方は少なくありません。

この記事では、伊豆大島の観光スポット、アクセス方法、アクティビティ、モデルコースを東海汽船大島観光協会の公式情報を元に解説します。

初めて伊豆大島を訪れる方でも、効率的に観光地を回れるようになります。

この記事のポイント

  • 伊豆大島は東京・竹芝から高速ジェット船で1時間45分~2時間、調布飛行場から飛行機で25分とアクセス良好
  • 主要観光スポットは三原山(標高758m活火山)、裏砂漠(日本唯一の砂漠)、地層大切断面(バームクーヘン)
  • 日帰りも可能だが、1泊2日がおすすめ。土曜到着・日曜夕方帰宅が定番
  • ベストシーズンは椿まつり(1月末~3月後半)、秋のオータムフェア、大島桜ウィーク(3月23日~4月5日)

伊豆大島観光の基礎知識(概要・アクセス・特徴)

(1) 伊豆大島の概要(東京都に属する離島・火山島)

伊豆大島は、東京都に属する離島です。島の中央に標高758mの活火山・三原山があり、火山島ならではの絶景が魅力です。

  • 所在地: 東京都大島町
  • 面積: 約91km²
  • 人口: 約7,500人
  • 気候: 温暖で、年間を通じて過ごしやすい

東京から手軽にアクセスでき、日帰りも可能な離島です。

(2) アクセス方法(高速ジェット船・フェリー・飛行機・料金・所要時間)

伊豆大島へのアクセスは以下の通りです。

高速ジェット船:

  • 竹芝桟橋→伊豆大島(元町港または岡田港): 1時間45分~2時間
  • 熱海→伊豆大島: 45分
  • 料金: 片道7,000円~9,000円程度(2025年時点、目安額です。最新の料金は東海汽船公式サイトでご確認ください)

フェリー:

  • 竹芝桟橋→伊豆大島: 夜22時頃出発、翌朝6時頃到着
  • 料金: 片道5,000円~6,000円台(2等)
  • 費用を抑えたい方に最適

飛行機:

  • 調布飛行場→伊豆大島: 約25分
  • 料金: 片道13,000円~15,000円程度

重要: アクセス・料金は時期により変動するため、最新情報は東海汽船公式サイトで確認を推奨します。

(3) 伊豆大島の特徴(三原山・裏砂漠・椿等)

伊豆大島の特徴は、火山島ならではの自然景観です。

  • 三原山: 標高758mの活火山。世界三大流動性火山の一つ(ハワイのキラウエア、イタリアのストロンボリと並ぶ)
  • 裏砂漠: 日本唯一の砂漠。見渡す限りの黒い砂(火山灰)で覆われている
  • 椿: 伊豆大島は椿の名所。椿まつり(1月末~3月後半)が伊豆大島最大のイベント

(4) 伊豆大島観光の用語解説(三原山・裏砂漠・地層大切断面等)

伊豆大島観光で頻出する用語を解説します。

  • 三原山: 伊豆大島の中央にある標高758mの活火山で、ハワイのキラウエア、イタリアのストロンボリと並ぶ世界三大流動性火山の一つ
  • 裏砂漠: 見渡す限りの黒い砂(火山灰)で覆われている日本唯一の砂漠
  • 地層大切断面: 約1万8千年分の火山灰・スコリアが積み重なった高さ約30m、長さ約600mの地層で、バームクーヘンのように見える
  • 筆島: 波浮港沖に浮かぶ高さ約30mの鉛筆のような形をした岩礁
  • 椿まつり: 毎年1月末~3月後半に開催される伊豆大島最大のイベントで、国際優秀椿園3ヶ所で椿が見頃を迎える

伊豆大島の主要観光スポット(三原山・裏砂漠・地層大切断面等)

(1) 三原山(標高758m活火山・ハイキング・世界三大流動性火山)

三原山は伊豆大島のシンボルで、標高758mの活火山です。世界三大流動性火山の一つで、ハイキングコースが整備されています。

  • 所在地: 伊豆大島中央部
  • 標高: 758m
  • ハイキング所要時間: 山頂まで約1時間半~2時間
  • 注意: 活火山のため、火山活動状況により立入規制がかかる場合あり

山頂からの眺めは絶景です。

(2) 裏砂漠(日本唯一の砂漠・黒い火山灰)

裏砂漠は、日本唯一の砂漠です。見渡す限りの黒い砂(火山灰)で覆われており、SF映画のような景観が楽しめます。

  • 所在地: 三原山北側
  • アクセス: 元町港から車で約30分
  • 所要時間: 散策約30分~1時間

(3) 地層大切断面(バームクーヘン・約1万8千年分の地層)

地層大切断面は、約1万8千年分の火山灰・スコリアが積み重なった高さ約30m、長さ約600mの地層です。バームクーヘンのように見えることから、観光客に人気です。

  • 所在地: 島西側(元町港から車で約15分)
  • アクセス: 元町港から車で約15分
  • 所要時間: 見学約15分~30分

(4) 筆島・砂の浜・波浮港(絶景スポット)

筆島:

  • 波浮港沖に浮かぶ高さ約30mの鉛筆のような形をした岩礁
  • アクセス: 波浮港から徒歩圏内

砂の浜:

  • 黒い砂浜。火山島ならではの景観
  • アクセス: 元町港から車で約10分

波浮港:

  • 伊豆大島南東部の港町。レトロな雰囲気
  • アクセス: 元町港から車で約30分

(5) 伊豆大島ミュージアム -ジオノス-(2025年7月リニューアルオープン)

伊豆大島ミュージアム -ジオノス- は、2025年7月1日にリニューアルオープンしました。火山のふしぎ、自然、島のくらしを学べる施設で、雨天時も楽しめます。

  • 所在地: 元町港近く
  • 入場料: 500円程度(2025年時点、目安額です)
  • 所要時間: 1~1.5時間

伊豆大島のアクティビティ・温泉・グルメ

(1) アクティビティ(ハイキング・サイクリング・ダイビング等)

伊豆大島では多彩なアクティビティが楽しめます。

  • ハイキング: 三原山ハイキングコースが人気(所要時間1時間半~2時間)
  • サイクリング: レンタサイクルで島内一周(約60km、所要時間半日~1日)
  • ダイビング: 豊富な海洋生物、透明度の高い海

(2) 温泉(元町・浜の湯露天風呂・御神火温泉等)

伊豆大島には天然温泉が複数あります。

元町・浜の湯露天風呂:

  • 海を眺めながら入る露天風呂
  • 料金: 300円程度(2025年時点、目安額です)

御神火温泉:

  • 元町港近くの天然温泉施設
  • ジャグジー・温水プール・レストランを備える
  • 料金: 700円~800円程度(2025年時点、目安額です)

(3) グルメ(べっこう寿司・明日葉・島寿司・くさや等)

伊豆大島の名物グルメは以下の通りです。

  • べっこう寿司: 伊豆大島名物。唐辛子醤油に漬けた魚を使った寿司
  • 明日葉: 伊豆諸島特産の野菜。天ぷら等で楽しめる
  • 島寿司: 伊豆諸島の郷土料理
  • くさや: 発酵食品。独特の匂いがあるが、島の名物

日帰り・1泊2日モデルコースと費用

(1) 日帰りコース(高速ジェット往復・バス観光ツアー)

日帰りで伊豆大島を楽しむコースです。

モデルコース:

  • 8:00 竹芝桟橋発(高速ジェット船)
  • 10:00頃 伊豆大島到着、バス観光ツアー(三原山、地層大切断面、波浮港等)
  • 17:00頃 伊豆大島発(高速ジェット船)
  • 19:00頃 竹芝桟橋到着

費用:

  • 往復高速ジェット日帰りバス観光ツアー: 15,000円~20,000円程度(2025年時点、目安額です。最新の料金は東海汽船公式サイトでご確認ください)

(2) 1泊2日コース(土曜到着・日曜夕方帰宅・レンタカー・バス)

1泊2日で伊豆大島を満喫するコースです。

モデルコース:

  • 1日目: 竹芝桟橋発(高速ジェット船)→伊豆大島到着→レンタカーまたはバスで三原山ハイキング→裏砂漠→宿泊
  • 2日目: 地層大切断面→筆島・波浮港→元町・浜の湯露天風呂→伊豆大島発(高速ジェット船)→竹芝桟橋到着

所要時間: 1泊2日

費用:

  • 往復高速ジェット船: 14,000円~18,000円
  • 宿泊費: 5,000円~15,000円
  • レンタカー(1日): 5,000円~7,000円
  • 食事代: 3,000円~5,000円

合計: 27,000円~45,000円(1人あたり)

(3) 費用の目安(高速ジェット往復・フェリー・飛行機・宿泊費等)

伊豆大島旅行(1泊2日)の費用は、以下のように分類されます。

項目 内容 目安額
交通費(高速ジェット往復) 竹芝桟橋-伊豆大島 14,000円~18,000円
交通費(フェリー往復) 竹芝桟橋-伊豆大島(夜行便) 10,000円~12,000円
交通費(飛行機往復) 調布飛行場-伊豆大島 26,000円~30,000円
宿泊費 ホテル・民宿1泊 5,000円~15,000円
レンタカー 1日 5,000円~7,000円
食事代 朝・昼・夕(2日分) 3,000円~5,000円

合計: 27,000円~45,000円(高速ジェット船利用、1人あたり)

詳細は東海汽船公式サイト大島観光協会で確認してください。

(4) 島内交通(レンタカー・バス・レンタサイクル比較)

伊豆大島の島内交通は以下の通りです。

交通手段 特徴 料金 おすすめ度
レンタカー 自由に観光できる 1日5,000円~7,000円 ★★★
バス 定時運行、主要スポットを巡る 1日乗車券2,000円程度 ★★
レンタサイクル 島内一周約60km、体力必要 1日2,000円~3,000円 ★★

レンタカーが最も効率的ですが、バスや定期観光バスツアーも便利です。

まとめ:シーズン別・目的別のおすすめプラン

伊豆大島は、東京・竹芝から高速ジェット船で1時間45分~2時間とアクセスが良く、日帰りも可能ですが、1泊2日がおすすめです。

主要観光スポットは三原山(標高758m活火山)、裏砂漠(日本唯一の砂漠)、地層大切断面(バームクーヘン)です。費用は1泊2日で27,000円~45,000円が目安です。

ベストシーズンは椿まつり(1月末~3月後半、2026年は2月1日~3月22日予定)、秋のオータムフェア、大島桜ウィーク(3月23日~4月5日)です。天候により船便・飛行機が欠航する可能性があるため、余裕を持った日程を推奨します。

観光協会や東海汽船の公式サイトを確認しながら、自分に合ったプランを立てましょう。

よくある質問

Q1伊豆大島へのアクセス方法は?

A1東京・竹芝から高速ジェット船で1時間45分~2時間、フェリーで夜22時頃出発→翌朝6時頃到着(運賃5,000~6,000円台)、調布飛行場から飛行機で25分です。高速ジェット船は片道7,000円~9,000円程度、飛行機は片道13,000円~15,000円程度です。アクセス・料金は時期により変動するため、最新情報は東海汽船公式サイトで確認を推奨します。

Q2伊豆大島観光に必要な日数は?

A2日帰りも可能です(往復高速ジェット日帰りバス観光ツアーあり、15,000円~20,000円程度)が、1泊2日がおすすめです。土曜にジェットフォイルで到着、バス・レンタカーで島内観光、日曜夕方便で帰宅が定番です。1泊2日なら主要スポット(三原山、裏砂漠、地層大切断面、波浮港)をゆっくり回れます。

Q3伊豆大島のベストシーズンはいつ?

A3椿まつり(1月末~3月後半)が伊豆大島最大のイベントで見頃です。2026年椿まつりは2月1日~3月22日開催予定です。秋のオータムフェア、大島桜ウィーク(3月23日~4月5日)も人気です。ただし、天候により船便・飛行機が欠航する可能性があるため、余裕を持った日程を推奨します。

Q4伊豆大島の主要観光スポットは?

A4三原山(標高758m活火山・ハイキング)、裏砂漠(日本唯一の砂漠)、地層大切断面(バームクーヘン・約1万8千年分の地層)、筆島、元町・浜の湯露天風呂などが人気です。三原山は活火山のため、火山活動状況により立入規制がかかる場合があります。2025年7月1日に伊豆大島ミュージアム -ジオノス- がリニューアルオープンし、雨天時も楽しめる施設が充実しています。

Q5伊豆大島の観光は天候に左右される?

A5天候により船便・飛行機が欠航する可能性があるため、余裕を持った日程を推奨します。2025年7月1日に伊豆大島ミュージアム -ジオノス- がリニューアルオープンし、火山のふしぎ、自然、島のくらしを学べる施設が充実しました。雨天時も楽しめます。

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Tripfolio編集部

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