バリ島ツアー完全ガイド:種類・料金・おすすめ・予約方法

著者: Tripfolio編集部公開日: 2025/11/30

なぜバリ島ツアーが人気なのか

バリ島はインドネシアの人気リゾート地で、寺院観光・ビーチリゾート・スパ・マリンスポーツなど多彩な楽しみ方ができます。パッケージツアーを利用すれば、航空券・ホテル・移動手段・一部食事がセットになり、費用を抑えながら効率的に観光できます。3泊5日が標準プランで、約14万円~から楽しめます。

この記事では、バリ島ツアーの種類・料金相場・おすすめスポット・入国手続きを、在インドネシア日本国大使館や旅行会社の情報を元に解説します。初めてバリ島を訪れる方でも、目的に合ったツアーを選べるようになります。

この記事のポイント

  • 3泊5日のツアーが標準プランで、約14万円~が費用相場
  • パッケージツアーで航空券・ホテル・移動手段がセット、費用を抑えられる
  • ベストシーズンは乾季の4月~9月、安い時期は4月~6月と10月~12月前半の平日
  • VOA(到着ビザ)500,000ルピア、観光税150,000ルピアが必要
  • 2025年9月から統合オンラインシステム「All Indonesia」で入国手続きを一括申請可能

バリ島ツアーの基礎知識:種類とパッケージ内容

(1) パッケージツアー(航空券+ホテル+移動手段)

パッケージツアーは、航空券・ホテル・移動手段・一部食事がセットになったプランです。HIS、JTB、バリ王等の旅行会社が提供しており、個別手配より費用を抑えられる場合が多いです。

航空便(LCC・直行便)やホテルのグレード(スタンダード・デラックス・ラグジュアリー)を選べるプランが豊富です。

(出典: HISJTB

(2) 現地オプショナルツアー(日帰り観光・アクティビティ)

現地オプショナルツアーは、バリ島到着後に参加する日帰り観光・アクティビティです。以下のような種類があります。

  • 寺院観光: ウルワツ寺院、タナロット寺院、ブサキ寺院等
  • 自然・絶景: テガラランライステラス、キンタマーニ高原等
  • マリンスポーツ: シュノーケリング、ダイビング、サーフィン等
  • スパ・リラクゼーション: バリ式マッサージ、スパトリートメント
  • ウブド観光: 文化・アート・カフェ巡り

現地で予約すると料金が安い場合もありますが、日本語対応や送迎サービスを希望する場合は、日本の旅行会社経由での予約が安心です。

(3) ツアー期間(3泊5日が標準プラン)

バリ島旅行は3泊5日が標準プランで、主要観光スポットを効率的に巡ることができます。4泊5日~6泊7日のプランもあり、ゆっくりリゾートを楽しみたい方におすすめです。

(4) ツアー会社の選び方(HIS、JTB、バリ王等)

バリ島ツアーを提供する主な旅行会社は以下の通りです。

  • HIS: 格安ツアー充実、LCC利用プランが豊富
  • JTB: ハネムーン・一人旅等の各種プラン、安心のサポート体制
  • バリ王: バリ島旅行専門店、現地オフィス「パラダイスバリツアーズ」運営、空港近くのカスタマーラウンジ提供

複数の旅行会社で料金・プラン内容を比較することをおすすめします。

(出典: バリ王

目的別おすすめツアー:観光・アクティビティ・スパ

(1) 寺院観光ツアー(ウルワツ寺院、タナロット寺院、ブサキ寺院)

バリ島は「神々の島」と呼ばれ、ヒンドゥー教寺院が数多くあります。

  • ウルワツ寺院: 断崖絶壁の11世紀ヒンドゥー教寺院、バリ島6大寺院の一つ。夕方のケチャダンスが人気
  • タナロット寺院: 海に浮かぶ寺院、夕日の絶景スポット
  • ブサキ寺院: バリ・ヒンドゥー教の総本山、約30の寺院群、標高1,000m

寺院観光ツアーは半日~1日で、専用車とガイド付きのプランが一般的です。

(出典: 阪急交通社JTB

(2) 自然・絶景ツアー(テガラランライステラス、キンタマーニ高原)

  • テガラランライステラス: 棚田の散策とランチが人気。絶景を眺めながら食事ができるカフェが多数ある
  • キンタマーニ高原: バトゥール湖と火山の絶景、標高約1,500m

自然・絶景ツアーは、寺院観光と組み合わせた1日ツアーが多く、効率的に観光できます。

(3) ビーチ・マリンスポーツツアー

バリ島はマリンスポーツが充実しています。

  • シュノーケリング・ダイビング: 透明度の高い海で熱帯魚やサンゴ礁を観察
  • サーフィン: クタビーチ、ウルワツ等のサーフスポット
  • バナナボート・パラセーリング: ビーチリゾートで楽しめるアクティビティ

マリンスポーツツアーは、ヌサドゥア・サヌール等のビーチエリアで開催されます。

(4) スパ・リラクゼーション

バリ島はスパ・リラクゼーションが充実しており、バリ式マッサージ・スパトリートメントが人気です。高級リゾートスパから手頃な街スパまで、予算に応じて選べます。

(5) ウブド観光(文化・アート・カフェ)

ウブドは文化・アートの中心地で、美術館・工芸品店・絶景カフェが集まっています。2024-2025年のトレンドは、ウブドの絶景カフェやチャングーの新トレンドビーチクラブです。

(出典: 地球の歩き方

料金相場・安い時期・予約方法

(1) 費用相場(3泊5日で約14万円~、4泊5日で11~28万円)

バリ島ツアーの費用相場は以下の通りです(執筆時点2025年)。

項目 内容 目安額(1人あたり)
パッケージツアー 3泊5日(航空券+ホテル) 約14万円~
パッケージツアー 4泊5日(航空券+ホテル) 11~28万円
航空券(LCC往復) 乗り継ぎ便 約5万円~
航空券(直行便往復) 直行便 10万円以上
ホテル代 1泊あたり 3,000円~30,000円
食事代 1日あたり 約5,000円
交通費 1日あたり(タクシー・バイクタクシー等) 約2,000円
現金必要額 1日あたり 5,000円~10,000円

(出典: KKdayバリ島バリイクマガジン

(2) 航空券(LCC往復約5万円、直行便往復10万円以上)

航空券は、LCC(格安航空会社)の乗り継ぎ便で往復約5万円~、直行便で往復10万円以上が目安です。予約時期・シーズンにより大きく変動するため、早めの予約を推奨します。

(3) 安い時期(4月~6月と10月~12月前半の平日)

バリ島旅行が安い時期は、4月~6月と10月~12月前半の平日です。11月の閑散期と12月の繁忙期では片道で3万円以上の差額が出ることもあります。大型連休明けを狙うのがおすすめです。

(出典: Wise

(4) ベストシーズン(乾季4月~9月)

バリ島のベストシーズンは乾季の4月~9月です。晴天が多く、観光・ビーチリゾートともに快適に楽しめます。特に4月~6月がおすすめです。2025年4月にバリ島の乾季が突入し、ベストシーズンが到来しています。

(出典: バリ島日々ナシゴレン

(5) 予約方法とタイミング

パッケージツアーは、旅行会社の公式サイトや店舗で予約できます。以下のタイミングでの予約がおすすめです。

  • 早期予約割引: 3ヶ月~6ヶ月前の予約で割引プランが利用できる場合がある
  • 直前割引: 出発直前に在庫処分で割引される場合もある(リスクあり)
  • 大型連休は早めに: 年末年始・GW・夏休みは早めの予約が必須

入国手続き・観光税・ビザ・注意点

(1) VOA(到着ビザ)500,000ルピア、e-VOA事前取得推奨

バリ島入国には、VOA(Visa on Arrival / 到着ビザ)が必須です。料金は500,000ルピア(約4,864円)で、空港到着時に支払います。

オンライン事前取得(e-VOA)を利用すると、入国手続きがスムーズになります。e-VOAは2022年11月より導入され、入国可能回数は1回のみ(シングルエントリー)、30日間の延長が1回のみ可能です。

(出典: バリ島旅行.com

(2) 観光税150,000ルピア(2024年2月14日導入)

バリ州政府は2024年2月14日から「外国人観光客徴収金(観光税)」を導入しました。料金は1人150,000ルピア(約1,459円)で、子供も同額です。事前にカード決済を推奨します。

観光税は、文化・自然保護のための徴収で、在インドネシア日本国大使館が公式情報を提供しています。

(出典: 在インドネシア日本国大使館

(3) 電子税関申告(E-CD)と健康申告(SATUSEHAT Health Pass)

バリ島入国時には、以下の電子申告が義務化されています。

  • E-CD(Electronic Customs Declaration): 電子税関申告、オンラインで申告必須
  • SATUSEHAT Health Pass: 健康申告の電子フォーム、2024年8月29日より義務化(エムポックス対策)

(4) 2025年9月から「All Indonesia」統合システム導入

2025年9月から、「All Indonesia」という統合オンライン事前登録システムが正式導入されます。到着カード・電子税関申告・健康申告を一括で行えるため、入国手続きが大幅に簡素化されます。

(出典: blog-kura2hotelKlook

(5) 詐欺サイト・高額代行業者に注意

VOA・観光税・電子申告の手続き代行を謳う詐欺サイトや高額代行業者に注意してください。申込みサイトの真偽や支払い金額を十分確認し、公式サイトで手続きすることを推奨します。

まとめ:目的別のおすすめプラン

バリ島ツアーは、3泊5日の標準プランで約14万円~から楽しめます。パッケージツアーを利用すれば、航空券・ホテル・移動手段がセットになり、費用を抑えられます。ベストシーズンは乾季の4月~9月で、安い時期は4月~6月と10月~12月前半の平日です。

入国には、VOA(到着ビザ)500,000ルピア、観光税150,000ルピア、電子税関申告(E-CD)、健康申告(SATUSEHAT Health Pass)が必要です。2025年9月から統合オンラインシステム「All Indonesia」で一括申請が可能になります。

寺院観光・ビーチリゾート・スパ・マリンスポーツなど、目的に応じたツアーを選び、自分に合ったプランを立ててみましょう。詳細は在インドネシア日本国大使館や旅行会社公式サイトでご確認ください。

よくある質問

Q1バリ島ツアーの費用は?

A13泊5日で約14万円~、4泊5日で11~28万円が相場です。航空券はLCC往復約5万円、直行便往復10万円以上、宿泊・食事・交通費を含めた総額です。パッケージツアーを利用すると、航空券・ホテル・移動手段がセットになり、費用を抑えられます。詳細は旅行会社公式サイトでご確認ください。

Q2バリ島のベストシーズンは?

A2乾季の4月~9月が観光のベストシーズンです。晴天が多く、観光・ビーチリゾートともに快適に楽しめます。特に4月~6月がおすすめです。安い時期は4月~6月と10月~12月前半の平日で、大型連休を避けると費用を抑えられます。

Q3バリ島入国に必要な手続きは?

A3VOA(到着ビザ)500,000ルピア(約4,864円)、観光税150,000ルピア(約1,459円)、電子税関申告(E-CD)、健康申告(SATUSEHAT Health Pass)が必要です。e-VOAをオンライン事前取得すると入国手続きがスムーズです。2025年9月から統合システム「All Indonesia」で一括申請可能になります。

Q4バリ島の主要観光スポットは?

A4ウルワツ寺院(断崖絶壁の11世紀ヒンドゥー教寺院、ケチャダンス)、タナロット寺院(海に浮かぶ寺院、夕日の絶景)、テガラランライステラス(棚田散策とランチ)、ブサキ寺院(バリ・ヒンドゥー教の総本山)などが人気です。現地オプショナルツアーで効率的に巡れます。

Q5バリ島旅行の安い時期は?

A54月~6月と10月~12月前半の平日が安い時期です。11月の閑散期と12月の繁忙期では片道で3万円以上の差額が出ることもあります。年末年始・GW・夏休みなどの大型連休は航空券・ホテル代が高騰するため、避けるか早めの予約を推奨します。

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Tripfolio編集部

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