宿泊施設の英語表現とは|旅行・仕事で使える基本知識
宿泊施設に関する英語表現で「『宿泊施設』は英語で何と言うのか」「予約・チェックインで使うフレーズは何か」「旅館をどう英語で説明すればいいのか」と悩む方は少なくありません。
この記事では、宿泊施設関連の英語表現(予約・チェックイン・チェックアウト・トラブル対応等)を、観光庁「多言語対応の改善・強化のための検討会」やJNTO「訪日外国人旅行者数」の公式情報、Weblio英会話コラムやECC外語学院等の英語教育サイトの情報を元に解説します。
海外旅行を控えている方、外国人観光客を受け入れる宿泊施設関係者にとって、実用的なフレーズと対処法を学べる内容です。
この記事のポイント
- 「宿泊施設」は英語で「accommodation」または「lodging」が一般的で、ニュアンスの違いがある
- 予約時は「I'd like to book a room...」、チェックイン時は「I have a reservation under the name...」が基本フレーズ
- 旅館は「traditional Japanese inn」または「Ryokan」と説明し、ホテルとの違いを明確にする
- トラブル時は「There seems to be a problem with...」で問題を伝え、翻訳アプリやジェスチャーも活用
- 訪日外国人増加に伴い、多言語対応の重要性が高まっている
(1) 宿泊施設の英語が必要な場面
宿泊施設に関する英語表現は、以下の場面で必要になります。
- 海外旅行: ホテル予約・チェックイン・チェックアウト・トラブル対応
- 仕事: 海外出張時の宿泊手配・外国人ゲストの受け入れ
- 観光業: 訪日外国人観光客への対応・多言語案内
英語に自信がない方でも、基本的なフレーズと翻訳ツールを活用することで、スムーズにコミュニケーションできます。
(2) 訪日外国人の増加と多言語対応の重要性(JNTO統計)
JNTO「訪日外国人旅行者数」によると、訪日外国人旅行者数は年々増加しており、宿泊施設における多言語対応の重要性が高まっています。観光庁「多言語対応の改善・強化のための検討会」では、訪日外国人向け多言語対応の公式ガイドラインが公開されており、宿泊施設の受入環境整備が推進されています。
(3) この記事で学べること(場面別フレーズ・単語集)
この記事では、以下の内容を学べます。
- 場面別フレーズ: 予約・チェックイン・チェックアウト・トラブル対応
- 単語集: accommodation・lodging・reservation等の基本単語
- 翻訳ツール: Google翻訳・VoiceTra等のおすすめアプリ
- 旅館の説明: 外国人に旅館をどう説明するか
予約時の英語表現|電話・メール・オンライン予約
宿泊施設を予約する際の英語表現について解説します。
(1) 予約の基本フレーズ(I'd like to book a room...)
予約時の基本フレーズは以下の通りです。
電話予約:
- I'd like to book a room for [日付]. ([日付]に部屋を予約したいのですが)
- Do you have any rooms available on [日付]? ([日付]に空室はありますか?)
- I'd like to make a reservation. (予約をしたいのですが)
例:
- I'd like to book a single room for January 15th. (1月15日にシングルルームを予約したいのですが)
(2) 部屋のタイプ・人数・日程を伝える表現
部屋のタイプ・人数・日程を伝える表現は以下の通りです。
部屋のタイプ:
- single room: シングルルーム(1人用)
- double room: ダブルルーム(2人用、ダブルベッド1台)
- twin room: ツインルーム(2人用、シングルベッド2台)
人数・日程:
- for [人数] people: [人数]名で
- from [日付] to [日付]: [日付]から[日付]まで
- for [泊数] nights: [泊数]泊
例:
- I'd like to book a twin room for 2 people, from January 15th to 17th (2 nights). (1月15日から17日まで2泊、2名でツインルームを予約したいのですが)
(3) 料金確認とキャンセルポリシーの聞き方
料金確認とキャンセルポリシーを確認する表現は以下の通りです。
料金確認:
- How much is it per night? (1泊いくらですか?)
- What is the total cost? (合計金額はいくらですか?)
- Does the price include breakfast? (料金に朝食は含まれていますか?)
キャンセルポリシー:
- What is your cancellation policy? (キャンセルポリシーを教えてください)
- Is there a cancellation fee? (キャンセル料はかかりますか?)
(4) メール予約の定型文とテンプレート
メール予約の定型文は以下の通りです。
件名(Subject):
- Reservation Request for [日付]
本文(Body):
Dear Sir/Madam,
I would like to make a reservation for a [部屋のタイプ] room for [人数] people, from [日付] to [日付] ([泊数] nights).
Could you please confirm the availability and the total cost, including any taxes and fees?
Thank you.
Best regards,
[あなたの名前]
チェックイン・チェックアウトの英会話|受付での対応
チェックイン・チェックアウトで使う英会話について解説します。
(1) チェックインの基本フレーズ(I have a reservation under...)
チェックインの基本フレーズは以下の通りです。
受付での表現:
- I have a reservation under the name [名前]. ([名前]で予約しています)
- I'd like to check in, please. (チェックインをお願いします)
例:
- I have a reservation under the name Tanaka. (田中で予約しています)
(2) パスポート提示・宿泊者カード記入の英語
パスポート提示・宿泊者カード記入時の英語表現は以下の通りです。
受付スタッフから言われる表現:
- May I see your passport, please? (パスポートを拝見できますか?)
- Could you fill out this registration form? (こちらの宿泊者カードにご記入ください)
あなたが使う表現:
- Here you are. (どうぞ)
- Do I need to fill out this form? (このフォームに記入する必要がありますか?)
(3) チェックアウトの流れと精算時の表現
チェックアウトの流れと精算時の表現は以下の通りです。
チェックアウト:
- I'd like to check out, please. (チェックアウトをお願いします)
- Room [部屋番号]. (部屋番号は[部屋番号]です)
精算:
- Can I pay by credit card? (クレジットカードで支払えますか?)
- Can I have a receipt, please? (領収書をいただけますか?)
(4) 荷物預かり・延泊のリクエスト
荷物預かり・延泊のリクエスト時の表現は以下の通りです。
荷物預かり:
- Can I leave my luggage here after checkout? (チェックアウト後、荷物を預かってもらえますか?)
延泊:
- Can I extend my stay for one more night? (もう1泊延泊できますか?)
施設・サービスの説明|ホテル・旅館の違いと英語表現
宿泊施設の種類とホテル・旅館の違いについて解説します。
(1) 宿泊施設の種類と英語表現(hotel, inn, hostel, B&B, villa, lodge)
宿泊施設の種類と英語表現は以下の通りです。
| 英語 | 日本語 | 特徴 |
|---|---|---|
| hotel | ホテル | 洋式の宿泊施設、ビジネスホテル・シティホテル・リゾートホテル等 |
| inn | 旅館・小規模ホテル | 比較的小規模な宿泊施設 |
| hostel | ホステル | 最も安価な宿泊施設、相部屋が一般的 |
| B&B (Bed & Breakfast) | 民宿 | 朝食付きの小規模宿泊施設、民家の部屋を貸すスタイル |
| villa | ヴィラ | リゾート地の別荘風宿泊施設 |
| lodge | ロッジ | 山小屋風の宿泊施設 |
(参考: ECC外語学院「海外のホテルは種類がたくさん」)
(2) 「旅館」の英語説明(traditional Japanese inn / Ryokan)
「旅館」は英語で「traditional Japanese inn」または「Ryokan」と説明します。
説明例:
- A ryokan is a traditional Japanese inn with tatami floors, futon bedding, and Japanese-style rooms. (旅館は畳の床・布団・和室を備えた伝統的な日本の宿泊施設です)
ECC外語学院「旅館を英語で説明しよう」によると、旅館の特徴(畳・布団・温泉・懐石料理等)を具体的に説明することが重要です。
(3) ホテルと旅館の違い(洋式 vs 和式の構造・設備)
ホテルと旅館の違いは、洋式(Western-style)vs 和式(Japanese-style)の構造・設備にあります。
| 項目 | ホテル(Hotel) | 旅館(Ryokan) |
|---|---|---|
| 部屋 | ベッド(Western-style bed) | 布団・畳(futon, tatami) |
| 食事 | レストラン(restaurant) | 部屋食・懐石料理(in-room dining, kaiseki) |
| 温泉 | 一部施設のみ(some hotels have hot springs) | 多くの旅館にあり(most ryokans have hot springs) |
(4) 温泉・料理の英語説明(hot spring, kaiseki)
温泉・料理の英語説明は以下の通りです。
温泉:
- hot spring: 温泉
- outdoor bath / open-air bath: 露天風呂
- public bath: 大浴場
料理:
- kaiseki: 懐石料理(日本の伝統的な多皿コース料理)
- Japanese-style breakfast: 和朝食
説明例:
- Many ryokans have natural hot springs and serve traditional kaiseki meals. (多くの旅館には天然温泉があり、伝統的な懐石料理を提供します)
トラブル対応の英語表現|部屋の問題・請求ミス
トラブル発生時の英語表現について解説します。
(1) 部屋の問題を伝える(There seems to be a problem with...)
部屋の問題を伝える基本フレーズは以下の通りです。
基本フレーズ:
- There seems to be a problem with [問題]. ([問題]に問題があるようです)
- [設備] is not working. ([設備]が動きません)
例:
- There seems to be a problem with the air conditioner. (エアコンに問題があるようです)
- The TV is not working. (テレビが動きません)
(2) 設備不良・騒音の苦情表現
設備不良・騒音の苦情表現は以下の通りです。
設備不良:
- The shower is not hot. (シャワーのお湯が出ません)
- The Wi-Fi is not connecting. (Wi-Fiがつながりません)
騒音:
- It's too noisy. (うるさすぎます)
- Could you ask the next room to keep it down? (隣の部屋に静かにするよう伝えていただけますか?)
(3) 請求ミス・料金の相違を指摘する
請求ミス・料金の相違を指摘する表現は以下の通りです。
料金の相違:
- I think there's a mistake in the bill. (請求書に間違いがあると思います)
- This charge is different from what I was quoted. (この料金は見積もりと違います)
(4) 英語が通じない時の対処法(翻訳アプリ・ジェスチャー)
英語が通じない時の対処法は以下の通りです。
- 翻訳アプリ: Google翻訳・VoiceTra等を活用
- ジェスチャー: 身振り手振りで伝える
- 筆談: スマホやメモに書いて見せる
- 複数回確認: 重要事項は複数回確認する
翻訳アプリは完璧ではないため、重要な確認事項は複数回確認することを推奨します。
よく使う単語集と便利な翻訳ツール|accommodation・lodging
よく使う単語集と翻訳ツールについて解説します。
(1) 宿泊施設の基本単語(accommodation / lodging / reservationなど)
宿泊施設の基本単語は以下の通りです。
| 英語 | 日本語 | 説明 |
|---|---|---|
| accommodation | 宿泊施設 | 幅広い宿泊施設を指す総称 |
| lodging | 宿泊施設 | 一時的な滞在場所、比較的リーズナブルな宿 |
| reservation | 予約 | ホテル・レストラン等の予約 |
| check-in | チェックイン | 宿泊施設への到着・手続き |
| check-out | チェックアウト | 宿泊施設からの退出・精算 |
| vacancy | 空室 | 空いている部屋 |
| fully booked | 満室 | 空室がない状態 |
(参考: Weblio英会話コラム「宿泊施設の英語表現」)
(2) イギリス英語とアメリカ英語の違い
イギリス英語とアメリカ英語で「accommodation」のニュアンスが異なる場合があります。
- イギリス英語: accommodation(宿泊施設全般)
- アメリカ英語: lodging(一時的な滞在場所)
一般的には「accommodation」が国際的に通じやすい表現です。
(3) 宿泊費の英語表現(accommodation fee / expense)
宿泊費の英語表現は以下の通りです。
- accommodation fee: 宿泊費(料金)
- accommodation expense: 宿泊経費(ビジネス用途)
- room charge: 客室料金
(4) おすすめ翻訳アプリとツール(Google翻訳・VoiceTra等)
おすすめ翻訳アプリとツールは以下の通りです。
- Google翻訳: 音声・テキスト・カメラ翻訳に対応
- VoiceTra(NICT開発): 音声翻訳アプリ、訪日外国人対応に適している
- DeepL翻訳: 高精度な翻訳、ビジネス用途に適している
これらのツールを活用することで、英語に自信がない方でもスムーズにコミュニケーションできます。
まとめ
宿泊施設に関する英語表現は、「accommodation」または「lodging」が一般的で、予約時は「I'd like to book a room...」、チェックイン時は「I have a reservation under the name...」が基本フレーズです。
旅館は「traditional Japanese inn」または「Ryokan」と説明し、ホテルとの違い(洋式 vs 和式の構造・設備)を明確にすることで、外国人にも理解しやすくなります。トラブル時は「There seems to be a problem with...」で問題を伝え、翻訳アプリやジェスチャーも活用することで、英語が通じない場合でも対処できます。
訪日外国人増加に伴い、多言語対応の重要性が高まっており、観光庁の公式ガイドラインや翻訳ツールを活用しながら、宿泊施設での英語コミュニケーションを円滑に進めましょう。
